最近よく聞く「コールドパーマ」って、一体何もの?
クルンとしたパーマって、フェミニンな印象があり、こなれ感もUPする気がする。
そんなパーマですが、実はいろんな種類があるのです!
その中でも注目されているのが「コールドパーマ」♡
コールドパーマとは、熱を加えずに2種類の薬剤を使って、髪にウェーブをつけていく施術のことをいいます。
一般的な手順としては、ロットを巻いた髪に1つめの液でクセをつけてからを洗い流し、2つ目の液でクセを固定させます。
水パーマ、コスメパーマといったものが、このコールドパーマに分類されます。
コールドパーマの特徴とデジタルパーマとの違いとは?
では、熱を加えるホットパーマとは何が違うのでしょうか。
コールドパーマの特徴と、ホットパーマの代表格デジタルパーマとの違いについて見ていきましょう。
かけるパーマの種類によって、仕上がりは大きく変わってきます。
髪質によってもかかり具合に違いが出るので、自分にはどのパーマが合うのか、しっかり見極めるようにしましょう。
もしわからなければ、美容師さんによく相談してみてくださいね。
髪が濡れている状態のときにパーマがしっかり出る
コールドパーマとデジタルパーマの大きな違いとして、ウェーブの出方があります。
コールドパーマは髪に水分のある状態のときにウェーブが強く出て、乾くと弱くなる特徴があります。
逆にデジタルパーマは乾かした後でも、ウェーブがしっかりとキープされます。
髪へのダメージがすくない
デジタルパーマは薬剤に熱を加えるので、髪への負担が大きく傷みやすいため、トリートメントなどでしっかりケアする必要があります。
コールドパーマは薬剤だけしか使わないので、デジタルパーマにくらべて髪へのダメージが少なくて済みます。
ゆるふわ質感な仕上げ
コールドパーマはやわらかナチュラルな仕上がりになります。
熱による頭皮の火傷の心配がないので、根元からしっかりかけられてボリュームアップ効果にもつながります。
ゆるやかなふんわり感は、女性らしい可愛らしさを演出してくれますよ。
ボリュームに悩んでいる軟毛や細毛、髪の短い人にはコールドパーマがオススメです。
デジタルパーマはアイロンやコテで巻いたような、しっかりウェーブに仕上がります。
硬毛の人は薬剤が浸透しにくいことが多いので、熱でしっかりウェーブを作るデジタルパーマがオススメです。
ウェーブのもちが悪い
コールドパーマは薬剤だけのパーマなので、ウェーブの持ちが悪いというデメリットもあります。
だいたい2~3か月ぐらいが平均的なコールドパーマの持ちに対して、デジタルパーマは半年ぐらいパーマをキープしてくれます。
パーマのかけたてはまだ不安定なので、落ち着いてくるまでの2~3日はシャンプーを控えたほうが長持ちします。
「そんなの無理!」という人は、せめてかけた当日ぐらいは我慢してくださいね。
あとは引っ張ったり、ブラシを必要以上にかけないようにするなど、無理な力がかからないように心がけましょう。
安価&短時間の施術
コールドパーマは薬剤の力でクセをつけていくので、機械を使うタイプのパーマとは異なります。
そのため、デジタルパーマにくらべ値段も安く、施術時間も短くて済みます。
料金はだいたいコールドパーマは1万円程度、デジタルパーマは1万5000円程度が相場になっています。
スタイルチェンジが容易
コールドパーマは強いパーマではないので、かけた後でもほかの髪型にスタイルチェンジすることができます。
「この髪型少し飽きたな~」なんて思ったら、今日はブローでストレートになんてことも可能です。
濡らせばまたウェーブは復活してくれるので、その日の気分で髪型を変えることができます。
コールドパーマのスタイリングポイント
パーマをかけた直後は美容師さんのプロフェッショナルなスタイリングで完璧な仕上がりなのに、翌日自分でやったら全然違う…そんな残念な経験ありませんか?
せっかくかけたパーマを、可愛く見せたいですよね。
ここでは自分でも美容師さんのようにおしゃれに仕上げることができる、スタイリングポイントを紹介していきます。
ちょっとのコツできれいにスタイリングすることができるので、パーマスタイルを楽しむ参考にしてみてくださいね。
一度濡らしてからスタイリング
コールドパーマは髪が濡れているときに一番きれいにウェーブが出るので、まずは一度濡らしてからスタイリングすることがポイントです。
根元までしっかり濡らしましょう。
寝ぐせが残っているとうまく立ち上がらないので、全体にしっかり水分をいきわたらせるようにしてください。
そのあとにスタイリング剤をウェーブが戻るまでもみ込むようにつけ、軽くドライヤーを当てましょう。
あとは自然乾燥をすると、きれいなウェーブのかかった髪に仕上がります。
乾かす時は毛先を丸める
ドライヤーで乾かすときに毛先を丸めて乾かすと、よりウェーブを長く維持することができます。
指でくるくる巻いたり、手のひらの中でくるんだり、ブラシで丸めたり、丸める毛束の量で仕上がりのイメージも変わりますよ。
水分量の多いスタイリング剤を
コールドパーマには水分がとても重要。
きれいにウェーブを出すためにも、スタイリング剤は水分を多く含んだタイプのものを使うようにしましょう。
パーマ用のムースやジェルは水分を多く含んでいるので、コールドパーマにはオススメです。
濡れた髪にもみ込むようにつけていきましょう。
流行りの”濡れ感”を残したスタイリングもウェーブがしっかり出て相性抜群なので、濡れ感の出るヘアオイルなどもピッタリです。
しっかり乾かす
髪が濡れているときにウェーブが出やすいコールドパーマ。
濡れたままの方がいいのでは?と思ってしまいますが、夜シャンプーしたあとはしっかり乾かすようにしましょう。
濡れたままにして寝ると、逆に髪が傷んでパーマが弱くなってしまう場合があります。
トリートメントなどでヘアケアして、しっかり根元から乾かしましょう。
そうすることで、翌朝のスタイリングの手間も省けますよ。
髪に優しいコールドパーマで柔らかヘアを楽しもう♡
ここまでコールドパーマについて見てきました。
髪に動きを与えて印象をがらりと変えるパーマ。
パーマの種類によってもいろいろなスタイルを楽しめるのも、魅力のひとつですよね。
コールドパーマはふんわりやわらかな印象をあたえるだけでなく、髪にもやさしく失敗も少ないので、始めてパーマをかけるという人にもオススメです。
ぜひチャレンジして新しい自分を見つけてくださいね。
監修者:Hair Design wave’s 代表 青木亮(あおき・りょう)さん
株式会社ジャスティス代表取締役として、埼玉県さいたま市大宮駅前で美容室「Hair Design wave’s」を3店舗経営。お客様のニーズに応えるため、髪に向き合って妥協せず作り上げたシャンプー「Amino Silk」を開発。また、面倒な予約やキャンセルの煩わしさをなくすために、全国でも珍しい『予約のいらないサロン』を運営している。