小麦の幸せな香りに包まれる♡ 世田谷代田の人気ヴィーガンベーカリー「Universal Bakes and Cafe」をチェック

小田急線・世田谷代田駅から徒歩約2分。閑静な住宅街に、平日の朝から賑わう人気ベーカリーがあります。

「Universal Bakes and Cafe（ユニバーサル ベイクス アンド カフェ）」は、卵やバターなどの動物性食材を一切使わない「ヴィーガンパン」の専門店。

わざわざ電車を乗り継いで買いにくるリピーターも多いという、その人気の秘密を探ってみました！

芳醇な小麦の香りに誘われて店内に足を踏み入れると、約40種類ものパンがショーケースにずらり♡

中には、「スコーン」や「シナモンロール」などもあり、とてもヴィーガンとは思えないメニューが並んでいます。

パンはすべて100%ヴィーガンだから、ヴィーガンの人はもちろん、卵や乳製品にアレルギーがある人も、すべての人が「選ぶ楽しさ」を味わえるのが魅力です。

外側はザクっと、中はしっとりとしていて、ひと口食べるごとにその食感がクセになる「クロワッサン」。全粒粉の生地に、マカダミアナッツのペーストを練り込むことでコクを出しています。

バターが入っていない分、軽やかでぺろりと食べられるのも魅力♡ 「バターのパン」というイメージが大きく覆されるクロワッサンです。

ほんのり塩気が効いた絶妙な甘さの「メロンパン」は、どんどん食べ進めたくなる“やみつき”パン。

ココナッツオイルを使ったクッキー生地が香ばしく、ザクザクとした食感がたまりません。

こんもりのったオニオンが香ばしい「サワークリームオニオン」は、リピーターが多い惣菜パン。

ニンニクが効いたサワークリームは、とてもヴィーガンとは思えないほど濃厚で、後を引くおいしさです。「今日はがっつり食べたい」気分の日も満足させてくれる一品です。

3つのヴィーガンパンを食べて気づいたのは、驚くほど小麦の香りが豊かなこと。テイクアウトして、自宅で温め直しをした後もお店で食べたときと同じくらい芳醇な香りがしました。

店主の大皿さんによれば、動物性の食材が入らないことで、素材そのものの味がダイレクトに伝わりやすくなるのだとか。特に、バターや卵は味も香りも強いため、そのふたつを使わないことで小麦の香りがふわっと立つのだと言います。

買ったパンをその場で頬張りたくなったら、イートインを利用するのもアリ。カフェスペースは、開放的な大きな窓から差し込む日差しが心地よい空間が広がります。

パンのおいしさを引き立てる一杯を選ぶなら、人気No.1の「ソイラテ」がおすすめ。中目黒の有名珈琲店「CAFÉ FACON（カフェ・ファソン）」のオリジナルブレンドを使用しています。

ひと口飲んでみると、ずっしりとコクがありながらも、一緒に食べるパンの小麦の香りや素材の風味は殺さない、絶妙なバランスに感動しました！ 正に、パンと相思相愛のソイラテです。

惣菜パンのお供にぴったりなのが、ほのかに甘酸っぱい味がクセになる「ルバーブソーダ」。

ルバーブとは西洋の野菜のことで、腸内環境を整える食物繊維や、顔や足のむくみに効果が期待できるカリウムが豊富に入っています。

ついパンを食べ過ぎてしまっても、その罪悪感をやわらげてくれるような、さっぱり飲める一杯です。

晴れた日は、テラス席を利用するのおすすめです。おひとりさまでも利用しやすいカウンター席もあります。

ランチタイムは混雑して座れないこともあるため、狙い目は午前中。朝8時半から営業しているので、モーニングを食べに行く感覚で訪れると、優雅なひとときを過ごせそうです。

宗教や価値観、言語の違いに関係なく、“誰にでもおいしい食べ物”を実現するために、ヴィーガン100%という形を選んだという店主の大皿さん。

その信念通り、「Universal Bakes and Cafe」のパンは、植物性だから選ぶのではなく、おいしいからつい思わず選んでしまう魅力あふれるメニューばかりでした！

2021年12月15日（水）には、下北沢にも新店舗がオープンするそう。ぜひ、思わず口元が緩む小麦の幸せな香りを店頭で体験してみて。