ボブでも縮毛矯正はできる?
トレンドに関わらず、常に人気のヘアスタイルであるボブカット。ロングをバッサリ切ってボブにして、イメージチェンジしてみたい!という方も多いのでは?でも、キレイなボブスタイルになるには、縮毛矯正してからの方がいいの?それともしない方がいい?今回はそんな悩みを解決できるよう、縮毛矯正とボブの組み合わせで気をつけるべき点や、気になる疑問についてお答えしていきます♪

縮毛矯正を行うことで、うねった髪が真っ直ぐになり、艶やかな髪を手に入れることができます。
縮毛矯正は髪がある程度長くないとできないイメージがあると思いますが、ボブの長さであれば十分に矯正することが可能です◎
長さや髪の状態によっては矯正以外の方法をとった方がよい場合もあるので、美容室に行った際に担当の美容師に相談してみましょう。
ボブで縮毛矯正をするメリット
縮毛矯正には髪を真っ直ぐにする効果がありますが、ボブカットで縮毛矯正すると、どのようなメリットがあるのでしょうか?
毛量のボリュームを抑えることができる
縮毛矯正をかけた場合、基本的に髪のボリュームが抑えることができます。
また、ボブで縮毛矯正すると、毛量の多い場合は表面の髪は長さが残るので、まとまりやすくなります。
ボブにしたものの全体的にゴワゴワしたり、梅雨時期や湿度の高い日にボリューム感が気になってしまう方は、縮毛矯正をしてみることをおすすめします◎
髪にツヤが出てまとまりやすくなる
矯正した髪はうねりやねじれがなくなるため、自然とツヤが出るようになります。
毎日ヘアアイロンでストレートにしていると、どうしても髪にダメージが蓄積してしまい、パサつきの原因となってしまうことも。
髪がまとまらない、パサつきが気になるといったこれらの悩みは、縮毛矯正で解決できる場合があります。
ドライヤーをかける時間が短くなる
ボブカットで縮毛矯正をすると、矯正をしない時に比べ、ドライヤーで髪を乾かす時間が短くなります。
縮毛矯正することで、髪のたんぱく質の構造を熱によって変化させているため、より短い時間で乾くようになります。
ボブで縮毛矯正をかける際の注意点
縮毛矯正することで抱いていた悩みが解決される一方で、注意すべき点もあることを押さえておきましょう。
ボリュームダウンしすぎてしまう
髪質によっては、髪全体にただ縮毛矯正をかけると必要以上にボリュームダウンしてしまうおそれが。
また、矯正した髪は、ナチュラルな髪に比べると、セットでボリュームを出すことが難しくなってしまいます。
矯正の薬剤や巻き方によってボリュームを調整することができるため、縮毛矯正をかける前に美容師さんと相談してみるとよいでしょう◎
毛先が外ハネっぽくなる
縮毛矯正を真っ直ぐかけると、毛先が外ハネっぽくなります。
スタイルによってはこの状態でも問題ありませんが、内巻きボブを目指す場合や、外ハネが気になるような場合は、内巻き気味に仕上げることでワンカールなボブスタイルにすることが可能です◎
黒髪の場合は堅い雰囲気になりがち
黒髪ボブの場合、髪質によっては堅い雰囲気や重たい印象を与えてしまいがち。
そういった印象を避けたい場合は、毛先を軽くしたり、レイヤーを入れたり、カットを工夫することで印象を変えることができますよ。
また、少し明るめのカラーを入れたり、インナーカラーやポイントで色を入れることでガラッと印象が変化するので、イメージを変えたい場合は検討してみると良さそう♪
髪にクセがつくようなことは避ける
ボブの縮毛矯正Q&A
ボブカットの縮毛矯正で気になることをQ&A方式でまとめてみました♪
Q:縮毛矯正の施術時間・値段は?
A:施術時間はサロンによって変動するものの、平均として3時間程度。
料金は¥15,000〜20,000が相場となっています。
Q:縮毛矯正の頻度は?
A:人によっては生えてくる根本部分のクセが強く気になってくる場合があるため、およそ3~6か月のペースでかけるとよいでしょう。
Q:ボブの縮毛矯正で必要な長さは?
A:アゴ下程度の長さがあれば問題なく矯正が可能です。
Q:縮毛矯正後のヘアカラーは可能?
A:矯正後でもヘアカラーはできるものの、明るい色は入りにくい場合があります。
ヘアダメージのことを考えると、ヘアマニキュアやトリートメントカラーなど、なるべく髪が痛まない方法を選ぶとよいでしょう。
Q:縮毛矯正後のパーマは可能?
縮毛矯正をかけると、髪を切らない限り、数か月間は真っ直ぐの状態になるため、季節が変わるタイミングなどで、またパーマをかけたくなる場合があるかもしれません。
その際には、デジタルパーマなど、髪に熱を与えるパーマであれば戻すことが可能ですが、ダメージが大きくリスクが高いため、なるべく避けることを推奨します。
また、縮毛矯正後に、ヘアアイロン等でアレンジすることも髪を痛めてしまう原因となるため、注意しましょう。
Q:オトナ女性(40代~)でも縮毛矯正は可能?
A:基本的には問題なく施術できますが、人によっては加齢により髪が弱っている場合があるため、髪質を改善してから行うことを推奨します。
縮毛矯正をかけたボブのお手入れ方法・セットのポイント

矯正した髪は毎日のお手入れによって持ちが変わってきます。
キレイなボブスタイルを維持するために、日頃からどのようなことに気をつければよいのでしょうか?
スタイリングで重めのオイルは髪がべたつくので避ける
縮毛矯正した髪はボリュームが落ち着くため、矯正前と同じような感覚でオイルをつけてしまうと、ベタつきが気になるようになると思います。
重めのオイルを使うのは避けるようにしましょう。
ボリュームはマジックカーラーで出す
セットする際にボリュームが気になる場合は、マジックカーラーを使うとよいでしょう◎
ボリュームが気になる箇所にカーラーを巻き、髪の毛が崩れないようにドライヤーの温風で30秒ほど温めて、そのまま数分放置してみてください。
この工程を行ってからセットをするだけで、普段よりもふんわりとした髪を持続させることができます♪
保湿を心がける
縮毛矯正した髪はダメージを受けているため、トリートメントやヘアオイルでしっかりとケアすることが大切です。
また、日頃から保湿を心がけておくと、縮毛矯正する際の髪へのダメージを最小限に抑えてくれます。
パサつきが気になる場合は、保湿力の高いアイテムを取り入れると良いでしょう◎
濡れた状態を放置しない
お風呂上がりの濡れた髪はキューティクルが開いた状態のため、そのまま放置してしまうとダメージを受けやすくなってしまいます。
濡れた状態を放置せずに、素早くドライヤーで乾かすことを心がけましょう。
また、タオルでゴシゴシしてしまうことも禁物。摩擦を与えないよう、優しくタオルドライすることがポイントです。
縮毛矯正で完璧スタイルのボブに♡
縮毛矯正×ボブの知っておきたいポイントや注意点を紹介してきました。
髪のボリュームが抑えられたり、ツヤが出やすくなったりとメリットが多いため、ボブカットで縮毛矯正することに迷っていた方は、これを機にチャレンジしてみては?
監修者:Hair Design wave’s 代表 青木亮(あおき・りょう)さん
株式会社ジャスティス代表取締役として、埼玉県さいたま市大宮駅前で美容室「Hair Design wave’s」を3店舗経営。お客様のニーズに応えるため、髪に向き合って妥協せず作り上げたシャンプー「Amino Silk」を開発。また、面倒な予約やキャンセルの煩わしさをなくすために、全国でも珍しい『予約のいらないサロン』を運営している。