No Image宮平なつき
お気に入り

10か月で12kgやせた秘訣って?『ラクやせ習慣ダイエット』のhazuさんに聞いた、減量をキープできるマインドと生活習慣

-12kgのダイエットに成功した、『ラクやせ習慣ダイエット』著者のhazuさん。運動音痴×万年ダイエッター×三日坊主常習者だったhazuさんがマインドセットして楽しみながらダイエットに取り組む様子はSNSでも大反響に! 今回は、hazuさんにダイエットがつらくないと思える秘訣を教えてもらいました♡

更新 2021.12.29 公開日 2021.12.04
目次 もっと見る

『ラクやせ習慣ダイエット』の著者に聞く!ダイエットに成功した秘訣

おいしいものがたくさんあってついつい食べ過ぎちゃう秋が過ぎ、もうすぐ年末……。気がつけば体がちょっと重い? このままいくと、年末年始にごちそうを食べ過ぎてさらに重たくなる危険性!

危機感からすでにダイエットを始めている人も多いのではないでしょうか?

そんなMERY読者にぜひ参考にしてほしいのが、10か月で-12kgに成功し、達成から1年以上経過した現在もキープし続けているhazuさん。万年ダイエッター×運動音痴×三日坊主常習者だったけれど、彼(現在、夫)が2か月間の出張中に行ったことがきっかけで、ダイエットを決意。ダイエット記録を2019年10月からInstagramで発信し始めたところ、大反響! そして-12kgを達成し、『ラクやせ習慣ダイエット』という本まで出版することになりました。

そのダイエット方法、ぜひ知りたいですよね。そこでMERY編集部がhazuさんにインタビュー♡ ダイエットが成功した秘訣などを詳しく伺いました。

「ダイエットはつらくない!」と脳に覚えさせるマインドセット術

責めても悩んでも体重は変わらない。食べたことを落ち込まない!

写真は、左がBefore(50kg)で右がAfter(38kg)のhazuさん(身長は151cm)。横顔がスッキリしたのがわかりますよね。

「ダイエット=つらい」と思いがち。でも、hazuさんは、その思い込みをやめたらやせられたのだとか。ネガティブ脳はなかなか変えることが難しいけれど、自分を大きく変えた考え方があったのだそう。

「食べたことを落ち込まないようにマインドを変えたことが、成功した一番の理由かなと思ってます。

たとえば、ダイエット中に友達とごはんに行っていっぱい食べたとしたら、“あぁ、食べちゃった”と落ち込む人って多いですよね。でも、食べた後に悲しんでも、摂った分のカロリーは変わらないし、体重は減りません。

悩んで落ち込むことに時間を費やすより、せっかくなら楽しんで食べて、それをまた明日から頑張る活力に変えて、体を動かしたり、自分が変われることをひとつでも多く行動したほうがいいって思ったんです。

実際、過去の私は食べないダイエットに挑戦して、すぐリバウンドするというのがお決まりコースでした。また、ダイエット中に友達との飲み会の予定が入ったときは食べてしまい、体重が1kg増えたら、そこで“あ、もういいわ……”ってあきらめていたんですよね。

だからダイエット自体も、“つらい・しんどい”って思い込んでいた。だけど、食べないとか、我慢するとかじゃなくて、“暴食はしないけど、必要以上に食べなかったり気にしたりしない”“どうせ食べるんだから、今日は楽しくおいしく食べて、明日から頑張ろう”ってプラス思考に考えて、適度に息抜きしながらできたので、続けることができました」(hazuさん)

他人と比べない!比べるのは過去の自分

ダイエットをしていると、「他人と比べる」こともしてしまいがち。それもhazuさんはやめたそうです。

「私みたいにダイエットのSNSアカウントを持っている方はたくさんいますが、みんなストイックで完璧な人って思っていませんか?

でも実際は、ストイックにやりながら、その方たちもゆるっと息抜きはしているし、たまに“たくさん食べちゃった”ってこともあるはず。自分もそうです(笑)。すごいところだけが、SNSで見えてしまっていて、それを自分と比べてしまっている。

“自分はお菓子を食べたけど、インスタの人は我慢していた”“なんで自分ばかり太るんだろう”とか、人と比べがちになることがSNSのマイナスな点。でも、それで落ち込むのはもったいないです。人をうらやんでも比べても、自分の体は何も変わりません!

比べるなら、過去の自分にしたほうがいい。私はよく、太っていた頃の写真と、今の自分を見比べます。

写真を見ると、自分のこれまでの頑張りが思い出せるし、“やってきたことは間違いじゃなかった!”って思えます。体の変化も実感しやすくてモチベーションも上がるはず。

もし、“この人みたいになりたい”とプラスに考えられるなら、SNSもモチベーションのアイテムにすればいいと思います。

私も今はSNSをプラスの材料にしています。いろんなダイエットのアカウントを見て、参考になる部分だったり、自分が気付けなかった視点を取り入れたり、いろんな人の意見や体験談を知ることができています」(hazuさん)

ダイエット成功者が効果をとくに感じた「やせ習慣」5選

hazuさんは、「ダイエットは期間限定のイベントじゃなくて、一生続く習慣」とも考えているそう。やせてわかったことのひとつが、「やせ習慣」と「太る習慣」のどちらが日常になっているかで、体は大きく変わるということなのだとか。

「ひとつひとつは小さなことでも、それが毎日積み重なれば、大きな差になるんです。私も、ダイエットを決意してからは、習慣を変えました。ただ、気をつけたことは、“我慢”をするのではなく、“我慢しないための工夫”をすること。

ダイエットは一生続けていくものだから、過度な我慢はダメです。苦手なことを無理してやるのもおすすめしません。自分ができることをプラスしていけばいいだけ」(hazuさん)

著書本には、実行した24もの生活習慣を紹介しているhazuさん。その中で、誰でも今日から生活に取り入れらそうなおすすめの「やせ習慣」を教えてもらいました。

1:毎日、全身鏡で体型をチェック!

体重ばかり気にしてしまう人も多いけれど、鏡での全身チェックを習慣にすると、体型の変化に敏感になり、少しの違いでも実感もしやすくなって、モチベーションアップにつながるそう!

「毎日鏡でボディラインをチェックしたり、鏡越しに写真に撮っていると、体重はあまり変わらなくても、“脚がほっそりした”“お腹が薄くなったかも”とちょっとした変化に気づけます。

全身鏡があるとないとではダイエットにかける意識が全然違ってきます。私も最初は持っていなかったんですが、購入して今は廊下に鏡を置いています。

リビングから玄関に行くとき、トイレに行くときなどに何回も通るんで、こまめにボディラインをチェックできるんです。それで“猫背だな……”とか姿勢の悪さとかにも気づけたりもします」(hazuさん)

2:ながら食べをしない!

テレビやスマホを見ながら、仕事をしながら……。何かをしながら食事をしたり、おやつを食べている。そんな習慣が当たり前になっていませんか? hazuさんもよくしていたそうです。

「無意識だから、食べすぎている、飲みすぎている感覚もなく、味わっていたわけでもない。ただただ口に運び続けて、膨大なカロリーを取り続けていたんです。

自分がどれだけ食べたか飲んだかがわからなくなるので、“ながら食べ”は絶対よくない! ごはんを食べるときは、“おいしいな〜”と集中して味わって食べたほうが、満足感も沸きます」(hazuさん)

3:飲み物は、水かお茶に

hazuさんが太っていた頃は、甘い炭酸飲料が大好きで、朝昼晩と飲み続けていたそう。でも、ダイエットを機に水やお茶にかえたら、意外と平気だったとのこと。

「炭酸飲料がないとダメなわけでもないのに、習慣化してしまったがために飲み続けていたことに気づいたんです。飲み物をお茶や水にかえることは、最初の3日間くらいは少しきつかったけど、1週間も経つと、甘い炭酸飲料が全然いらなくなりました。みなさんも、いつも飲んでいる甘い飲み物は本当に必要?と疑ってみるといいかもしれません。

私は今、炭酸水を飲んでいます。少し苦手だったけど、飲み続けているうちに、甘い炭酸飲料より好きになりました。半身浴のお供にもおすすめです。

体脂肪の分解を助ける『伊右衛門 特茶』や脂肪の吸収を抑える『黒烏龍茶』もお気に入り♪ 箱買いしてストックしています」(hazuさん)

4:おやつは200kcalまでならOKと決める

hazu お菓子は200kcal

ダイエット中は、甘いものは我慢……と思う人も多いかもしれません。でもhazuさんは、1日200kcalまでのお菓子はOKにしているそう!

「今は低カロリーのお菓子やアイスが豊富なので、200kcalでも十分満足なおやつをゲットできます。

“食べない”と決めて我慢したり、食べたことに罪悪感を持ってストレスをためるよりも、“ここまで”という基準を決めて、その中で食べられるものを探してみるといいですよ。

もし、“今日はおやつナシで大丈夫!”と食べない日があったら、それってすごくお得というか、頑張った感じがするので、それもメンタル的にはいいと思います♪」(hazuさん)

5:エスカレーターではなく、階段を使う

運動が苦手だったhazuさん。それでも運動を取り入れようと最初に実行したことが、エスカレーターやエレベーターではなく、階段を使うこと。

「自宅やオフィス、日常で使う駅などに階段がある人は取り入れやすい習慣です。たくさんの上り下りをするのがつらいなら、まずは1階分だけ。慣れたら2階分……というように少しずつ増やしていくといいですよ。

この習慣は、トレーニングの時間を無理に作らなくてもできます。私も通勤や帰宅のときに意識してやっていました。

また、階段の上り下りは、お尻や太もも裏の筋肉を使うので、数日続けただけでも、ヒップアップや引き締まりを実感できます。姿勢をよくしたり、太ももを高く上げることを意識すると、さらにやせ効果が期待できますよ」(hazuさん)

恋する相手がいれば、ダイエットの力になる!?

今回のインタビューは、リモートで行いました。その際、実は旦那さまもそばにいて、hazuさんのこの状況についての感想も聞けましたよ♡

「もともと(hazuさんは)自信がないタイプだったんですけど、ダイエットを宣言してやり遂げたことで、すごく自信を持てるようになったと思います。その努力して成し遂げたことは、貴重な経験として積み上がっていると感じています。

ダイエットの経験を通じて、それをインスタのたくさんのフォロワーさんなどに見ていただいて、本という形の残るものにまとめられた。そのプロセスもすごいなあと思います。

何がきっかけで人生が動くのか、本当にわからないなって。

これって意味あるのかなということでもチャレンジすべきというのは、いろんな人に思ってもらいたいです」とのこと。

hazuさん自身も、旦那さまの存在がなかったら、「ダイエットは成功していなかった」と話していました。

「今までのダイエットは、1週間や2週間で終わっていました(笑)。成功したときは、“旦那が出張から帰ってくるまでの2か月の間にやせて驚かせよう”という気持ちがあったんです。

フォロワーさんとかを見ていても、彼氏さんや旦那さん、あとは好きな人がきっかけでダイエットをしている人が多いように思えます。もしくは、結婚式やウェディングフォトの撮影があるから、とか。だから、恋愛って、ダイエットにおいて、すごくパワーになるんだと思います。

それに、ダイエットに成功することってうれしいですけど、自分がきれいになれたり、自信がつくことで、キープすることもすごく楽しめると思うんです。インスタのフォロワーさんからも、“ダイエットに成功して本を出すことができるってすごい”とか、“その過程に元気をもらいました”、“夢ってかなうんですね”などとコメントをいただいて。私もまた頑張ろうという気持ちになりました」(hazuさん)

ちょっとした考え方や習慣を変えるだけで体が変わる!

hazuさんの考え方や習慣は、今日からでも意識して実践できそうですよね。ダイエットをするのがつらいと思っている人は、今こそ、hazuさん式のマインドセットで楽しいダイエットを続けてみてください!

話を伺ったのは……hazuさん

「ダイエット=つらいのイメージを変えたい!」を合言葉に、SNSを通してダイエット情報を発信する151cmのおちびダイエッター。現在、Instagramでは71万人のフォロワー、SNS総フォロワー数は約105万人。トレーニングウェアのコラボや、ダイエット製品の開発に携わるなど、幅広く活躍中。

ラクやせ習慣ダイエット “つらいダイエット”をやめたらやせられた!(学研プラス)

¥1,430

リバウンド常習者だった著者が、10か月で12kgやせたダイエット術が惜しみなく掲載されている書籍。10のマインドセット、やせ体質に生まれ変わる「hazu式習慣リスト」、食べてもやせるダイエット&キープ飯、きつくないのに、からだが引き締まる「おうちラクトレ」、ダイエッターへのQ&Aなど、知りたい情報が満載です。


spacer

RELATED