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ワイン造りにも「持続可能な開発」を。ワイン県やまなしが取り組むSDGsとは?

日本のワイン造りの代表といえば、2019年に「ワイン県」宣言をした山梨県。実はワイン造りを行っている多くの企業やワイナリーとともに、さまざまな「持続可能な開発」に取り組んでいます。今回はそんな「ワイン県」ならではのSDGsの取り組みをご紹介します。

更新 2021.11.17 公開日 2021.11.21
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ワイン造りでSDGsに貢献

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日本のワイン生産量、ワイナリー数ともに日本1位を誇る山梨県。日本ワイン(国産のブドウを100%使用し、国内で醸造されたワインのこと)発祥の地であり、山梨ワインには日本を代表するブドウ品種「甲州」や「マスカット・ベーリーA」など、さまざまなブドウを使用したワインがあります。

山梨ワインは世界のコンクールでも数々の賞を受賞するなど、世界的に注目を集めているんです!

そんな山梨県でワイン造りを行っている企業やワイナリーの多くは、SDGsに積極的に取り組んでいます。今回はその一部をご紹介しますね。

①「SDGs有機肥料」で二酸化炭素を削減

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南アルプス市でマスカット・ベーリーAを中心に、希少な赤ワインを造る小規模ワイナリー「ドメーヌヒデ」。こちらでは、ワインの搾りかすとぶどう枝の炭から有機肥料作りを行っています。

酸性が強いワインの搾りかすを中和するため、アルカリ性のブドウ枝の炭を混ぜ、肥料にしているんだとか。炭化させることで二酸化炭素を削減し、毎年大量に出る剪定枝の二次利用にも繋がります。

「SDGs 有機肥料」で、畑から出たものを畑に戻す循環型の農業を実践しているのです。

これは「4 パーミルイニシアティブ」といって、「1年間で土の中の炭素量を0.4%(4/1000)増やすことができれば人間による大気CO2の増加量を相殺し、温暖化を防止できる」という考えに基づいた、国際的なSDGsの取り組み。なんと、山梨県が日本をリードしているのだとか!

②「ワインパミス」を食品・化粧品に

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ワインパミスとは、おもにワインの醸造工程で残るブドウ果皮・種のこと。県内だけでも年間10,000t以上を廃棄処分されているワインパミスですが、実はポリフェノールはワインの2~6倍、ワインには移行しないオレアノール酸という栄養成分も含まれているなど、ワイン以上の可能性を秘めているんです。

そんなワインパミスを原料としたペーストやパウダーを山梨県の企業が開発。料理や食品だけでなく、化粧品やサプリメントにも加工しやすい状態にすることで、廃棄処分していたワインパミスが、循環型社会の新たな資源になるよう取り組んでいます。

③日本酒の副産物をブドウ畑に活用

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山梨県東部の郡内エリアにあり、日本で唯一日本酒とワインを造っている日本酒蔵「笹一酒造」。こちらの酒造では、地元山梨県産米を自社精米した過程の副産物「米ぬか」をブドウ畑の肥料として二次利用。自然由来の肥料として活用することによって、環境に配慮しているんですね。

350年以上続く日本酒造りで育まれた醸造技術と、山梨の歴史あるワイン造りの伝統技術が融合された、笹一酒造ならではのサステナブルな取り組みです。

④景観・産業文化の継承

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老舗からマイクロワイナリーまで、多種多様なワイナリーが約90ある山梨県。

「ワイン県」ならではの特色ある緑豊かな景観と、日本ワイン造りの歴史・文化を大切にしています。とくにワイナリーの多い勝沼エリアには美しいぶどう畑が広がり、「ワイン県」に来たことを訪れた人に感じさせてくれます。

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近代産業遺産「宮光園」では、日本ワインの醸造の歴史を学ぶことができます。隣接する「シャトー・メルシャンワイン資料館」は現存する日本最古の醸造場が資料館になっていて、「現存する最古 の日本産ワイン」も収蔵しています。日本最古のワイン、一体どんな味がするのか気になっちゃいますね。

ソムリエ試験を直前に控えた受講生も多く訪れるんだそう!この地の魅力を次世代にも引き継げるよう、さまざまな取り組みが行われています。

山梨ワインを飲んで、SDGsに貢献しよう!

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だんだんと認知度が上がり、関心度が高まっているSDGs。SDGsに貢献している企業や商品を購入するのも、個人がSDGsに貢献する方法のひとつ。ワインは無数にあるからこそ、ワイン選びの際に、少しだけSDGsを意識してみるのもいいですね!

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