今回のテーマは「バラ」について
ハロウィンも終わり、すっかり秋が深まってきましたね。
花のある生活を提案する連載「花のある生活」。第4回目はバラについてのお話です。
今回も、羽根木にあるフラワーショップ「malta」オーナーの布山 瞳さんに教えていただきました。
実はたくさんの品種があるんです

バラは美しく咲き香りも高いため、古くから香料用、薬用に栽培され、さらに中世以後観賞用に改良されてきたお花です。
日本でも多くの生産者さんが改良に取り組んでおり、色も咲き方も様々、新しい品種が毎年多く生み出されています。
秋のバラは春のバラと比べると花色が濃く、豊かな香りが特徴。冬に向けて気温が下がるため、ゆっくり開花します。開花のスピードはゆっくりですが、シックな花色のバラが多いので見応えがあるんですよ。
しかし、やはりクラシックなイメージがあり、どこかエレガントになりすぎてしまって、自宅に飾るには抵抗があったり苦手意識がある方も多いかもしれません。
そんな方にもおすすめの飾り方を紹介します。
自宅でおすすめの飾り方

おうちで飾るときにおすすめなのが、空き瓶や空き缶を利用した花いけです。
今回は捨てるのがもったいなくて取っておいた紅茶の缶に、錆びないよう中に小さなコップを仕込み、バラと少しの葉や実物を飾ってみました。色は近しい三種のバラを選んでみたのですが、咲き方やタイミングが異なるので、ゆっくりと変化を楽しむことができます。こんな風に空になった瓶や缶を利用して、カジュアルにすることで気軽に楽しんでいただけたら嬉しいです。
今の季節のものでもあるので、是非取り入れてみてくださいね。
教えてくれたのは布山 瞳さん

布山 瞳さん
大学在学中、ファッションショーの開催や舞台装飾に取り組む。テレビ業界でキャリアをスタートした後、パリスタイルのアレンジメントを学ぶ。海外有名ブランドのショップディスプレー、ファッションショーに加えウェディングフラワーに携わる。2010年独立し「malta」を設立。
2017年世田谷区羽根木に店舗をオープン。店舗販売、結婚式だけでなく、店舗装飾、撮影装飾、ファッション誌カタログなど掲載多数。
季節感、色彩、素材の調和を大切に、暮らしを豊かにする提案をしている。