名刺入れを使い始める前に!確認したい3つのポイント
名刺入れはあいさつの際、相手の目に留まりやすいアイテム。デザインや扱い方次第で、自分に対する印象が大きく変わるかも。
好感度が高い名刺入れの選び方と、名刺交換をする前に確認すべきことを見ていきましょう!
①レディース向け名刺入れの選び方って?
名刺入れはビジネスシーンで使うものです。華美な装飾のない、落ち着いたデザインを選びましょう。色は黒や茶が無難ですが、女性らしいボルドーやダークグリーン、ネイビーなどもおすすめですよ。
名刺入れの素材にはレザーと金属があります。金属製はおしゃれな反面、名刺を出し入れする時に音が鳴ったり傷ついたりしやすいので、名刺交換に慣れていない人には不向きです。レザーでもインパクトの強いエナメルやヘビ革、ワニ革は避けましょう。
また、一見ブランド物と分からない程度の、控えめなデザインを選んだ方が好印象を持たれるかも。
②自分の名刺は何枚入れておけばいいの?
名刺入れに入れておく自分の名刺は、20枚程度が適切です。もっとたくさん入る場合でも、入れ過ぎると指を入れるゆとりがなくなり、名刺を取り出しにくくなります。
とはいえ、外出先で名刺が足りなくなるのも困ります。展示会やあいさつ回りなど名刺交換の機会が多い日は、予備の名刺を別に持ち歩くと安心ですね。
③名刺入れはどこにしまっておくのが正解?
名刺入れはバッグの外ポケットや上着の内ポケットなど、すぐに取り出せる場所に入れておきましょう。名刺交換があると分かっているのに、いつまでもバッグの中をごそごそと探しているようでは、取引先や上司にあきれられてしまいますよ。
ただし、パンツやスカートのポケットに入れるのはマナー違反です。座った時に名刺が折れ曲がる可能性があるだけでなく、大切な名刺を粗末に扱っていると受け取られます。
名刺入れの使い方やマナーをチェック!
名刺入れには自分の名刺を保管するだけではなく、頂いた名刺を収納する役割もあります。名刺入れの使い方や、名刺交換の基本を解説します。
名刺入れのポケットの使い方は?
多くの名刺入れにはポケットが二つ付いています。メインのポケットには自分の名刺を入れておき、サブのポケットを頂いた名刺の一時保管場所にすると、後の管理が楽ですよ。
サブポケットの名刺は、会社に戻ったらすぐに取り出して別の場所に保管しましょう。名刺入れの中が片付くとともに、次に名刺交換する際に、間違えて他人の名刺を出してしまうといった失敗を防げますよ。
名刺入れにポケットが一つしかない場合は、頂いた名刺を手前側に入れておくのが基本です。
名刺交換で押さえておきたい5つの基本マナー
名刺交換で押さえておきたい基本のマナーは、以下の通りです。
・仕事を受ける側が先に名刺を出す
・複数人の場合は立場が上の人が先に交換する
・名刺を出す時は社名と部署名、氏名を名乗る
・相手よりも低い位置に差し出す
・受け取った名刺をすぐにしまわない
名刺は仕事を受注する側(訪問する側)が先に渡します。上司と一緒に訪問する場合は、あなたの上司が取引先の偉い人から順に名刺交換を済ませ、次にあなたが同じように交換していきます。
名刺を渡す時は社名や氏名を告げ、相手の名刺に対しても、名前の読み方や部署名を確認しましょう。もしも相手が先に名刺を出してきた場合は、「申し遅れました」と言って、相手よりも低い位置で差し出します。
また、相手の名刺は名刺入れの上に乗せて、商談が終わるまでテーブルの左側に置くのが基本です。すぐに片付けてしまうと、「話を早々に切り上げたいのでは」と誤解されかねません。複数枚ある時は重ねずに、席順に並べて置きましょう。
注意!やってしまいがちなNG行動
名刺交換において下記のような行動はNGです。
・テーブル越しに名刺交換する
・名刺に書き込みする
・相手の名前や会社のロゴに指をおく
・名刺入れ以外の場所から名刺を出す
訪問先では応接室に通され、着席して待つケースもよくあります。この場合、担当者が入ってきたら立ち上がり、一度テーブルから離れて名刺交換を始めるのがマナーです。テーブル越しに名刺を差し出すことのないよう、くれぐれも注意してくださいね。
また、受け取った名刺にその場で何かを書き込んだり、持つ時に相手の社名や名前を指で隠したりしてはいけません。自分の名刺を渡す際も、常にきれいな状態で渡せるよう、必ず名刺入れを使うようにしましょう。
受け取った名刺はどう管理したらいいの?
受け取った名刺の管理方法には、アナログとデジタルの2種類があります。あなたにとって、やりやすい方法を探してみましょう。
そのまま保管する「アナログ式の管理方法」
アナログ式の管理方法とは、名刺をそのままの状態で保管することです。市販の名刺ホルダーや名刺ケースに移し替えるだけでよく、手間もコストもあまりかかりません。
ただし、枚数が増えてくると一つのホルダーやケースに収まらなくなり、保管場所を取ります。目的の名刺を探すのに時間がかかることもあるため、毎日のように名刺を交換する人には不向きな方法かも。
スキャンして保管する「デジタル式の管理方法」
名刺をデータ化して管理するデジタル式は、保管場所を取らず、検索や外出先での閲覧も簡単にできます。近年は名刺スキャンシステムを導入し、名刺データを一括管理している会社もあるようです。
個人で管理する場合は、スマホの名刺管理アプリを使うか、エクセルのような表計算ソフトに手入力するのが一般的です。スマホアプリならすきま時間で名刺を読み取れるので、忙しい人も無理なく管理できます。
ただし、アプリによって料金体系や使い勝手が異なるので、使う前によく比べてくださいね。また、デジタルデータには盗難や流出のリスクがあります。顧客のデータが外に漏れないよう、十分注意しましょう!
使い方を知って名刺交換をスムーズに!
名刺入れの使い方が分かれば、名刺交換の場面でも緊張せずに、スムーズに動けるはず。使いやすく好感を持たれる名刺入れを選び、ビジネスの心強いパートナーとして使いこなしてくださいね!