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「推しはスイーツ!」な芸人さんにルーツを聞いた!“好き”を見つけて仕事にするまで

スイーツは、心もお腹も満たしてくれる、ハッピーチャージアイテム♡ そのスイーツを、つねに探求しているのが、スイーツ芸人・スイーツなかのさん! お菓子を好きになったきっかけや、スイーツ好きという特性をお仕事に活かそうと思ったきっかけなど、「スイーツ芸人」を確立するまでのお話などをお聞きしました!

更新 2021.10.01 公開日 2021.10.03
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スイーツ好き一家で育った少年が芸人に…スイーツなかのさんインタビュー

スイーツ芸人なかのさん

可愛くておいしいスイーツは、心もお腹も満たしてくれる、ハッピーチャージアイテムですよね♡ そんなスイーツをつねに探求しているのが、スイーツ芸人のスイーツなかのさん!

「スイーツ芸人」なんてジャンル知らなかった、という人もいるかもしれません。なんといっても、スイーツなかのさんは“唯一無二の”スイーツ芸人!でも、最初からスイーツ芸人だったわけではなく、いろいろな経験を経て、たどり着いた先がスイーツ芸人だったんです。

先日MERYで公開された記事「ネクスト・マリトッツォを探せ! スイーツ通に聞いた、これからバズるスイーツ5選」で“バズスイーツ”を予想してくれたのも、このお方。スイーツのことを聞けば右に出る者はいないというくらい、さまざまなジャンルのスイーツに詳しい芸人さんなんです!

今回は、そんなスイーツなかのさんに、お菓子を好きになったきっかけや、“スイーツ芸人”を確立するまでのお話をインタビュー。「好き」を見つけたい、「好き」を仕事にしたいと思っている人には参考になるかも♡

毎週土曜は家族でスイーツ&コーヒータイムが習慣だった

――スイーツなかのさんは、いつ頃からお菓子好きに?

「物心ついた頃から、お菓子がつねにある家だったんですよね。父親がみたらし団子を買ってきたり、母親がシフォンケーキを作ったりと、そういう環境で育ったので、家族みんな甘いものが好きだったんです。

ふつうに『キットカット』や『アルフォート』とか、いろんなお菓子を食べていましたし、『泉屋』さんのクッキーや『ヨックモック』さんのシガールもよく家にありました。

お気に入りのお菓子は、やっぱり『泉屋』さんのクッキーかなぁ。細長いクッキーがあるんですけど、牛乳に浸して食べるのがお気に入りでした(笑)。

2世帯住宅だったのですが、土曜日の夜に、祖母の家に家族みんなで集まって、コーヒーを飲みながらお菓子を食べるっていう習慣があったんですよ。

今思えば、なんで毎週やっていたんだろうって不思議なんですが……父親と母親と祖母、そして僕ら男兄弟3人で、スイーツ&コーヒータイム(笑)。それも僕のお菓子好きの原点かもしれません」(スイーツなかのさん)

――お母様にならって、自分でお菓子を作ることはありましたか?

「僕は食べることが専門です(笑)。ごくたまに手伝うことはあったけど、母がほとんどひとりで作っていましたね。

母が作ったお菓子で、僕が一番好きだったのはバタークッキーです! 大学時代にひとり暮らしをしたときに、ふと自分でも作りたいなと思い立って、母親に作り方を教えてもらったくらい。でも、自分でちゃんとお菓子を作ったのは、そのくらいですね」(スイーツなかのさん)

爆笑問題さんに憧れて芸人を目指すことに

スイーツ芸人なかのさん

――今はスイーツ芸人としてご活躍されていますが、昔からずっと芸人になりたかったのですか?

「小学生のときは、Jリーグが全盛期だったので、サッカー選手になりたいと思っていたんです。でも、中学に入ったくらいから、『爆笑オンエアバトル』などのお笑いの深夜番組を観る機会が増えて、“芸人さんってかっこいいな”と憧れみたいなものを持ち始めて。中でも好きだったのが爆笑問題さん。それから芸人になりたい気持ちが芽生えていきました。

ただ、中高一貫の学校に通っていたのですが、進路を考えたときに、まわりはみんな大学に行く感じで、自分だけ“お笑いの道に進みたい”と強く言える感じでもなかった。

親の希望もあって大学には進学したものの、やっぱりほかの仕事に興味が湧かなくて。とりあえず、“お笑いをやりたい!”という気持ちが大きかったので、就活はしませんでした。

母親に、吉本興業の養成所に行くって話をしたときには驚かれましたね。でも、“ダメなこともやってみなきゃわからないから”と止められることもなかった。それで、芸人の道を進むことになりました」(スイーツなかのさん)

道が閉ざされたとき、「自分の強みを作ろう」と考えた

――スイーツの情報を発信しようと思ったのはいつ頃ですか?

「大学卒業後、吉本興業の養成所に通ってコンビを結成したんですが、芸歴4年目くらいに解散しまして。しばらくはピンで活動をしなきゃいけなかったんですが、見た目にインパクトがあるわけでもなく、面白いボケが言えるわけでもない。何かひとつ、自分に強みを作りたいと考えたとき、昔から好きなもの、ハマってきたものをいろいろとノートに書き並べたんです。

その中で、サッカーとか好きな人が多そうなメジャーな個性を排除したら、スイーツが残った。“甘いものが好きな人はいるけど、すごく詳しい人は意外とまだいないよな〜”と思って。大学でもスイーツの食べ歩きをしていたし、もっと深堀りしてみることにしたんです」(スイーツなかのさん)

芸人としての活動の幅を広げてくれた強みが「スイーツ」

――そこからスイーツ芸人に?

「いや、最初は、次にコンビを組むまでのつなぎの活動というくらいの気持ちでした。スイーツ芸人として最初に発信したのは、Twitterとブログで、“ここのスイーツがめっちゃおいしい”って感じで、本当におすすめする程度。

それからInstagramも始めると、仕事も増えてきたので、“もう少しこの路線で頑張ってみようかな”と思い、今かぶっているパンケーキの帽子を特注で作ったり、本名から“スイーツなかの”という芸名に変えたりして、本格的に活動するようになりました。

初めて“スイーツ芸人”としてテレビに出演できたのは、名古屋の『本能Z』という番組で、当時は、今田(耕司)さん、東野(幸治)さん、雨上がり決死隊さんがMCでした。珍しい若手芸人を集めて、どうしてもPRしたいことをプレゼンする番組です。

当時の事務所の先輩でしたけど、初めてお会いしたので、“テレビで観ていた人たちじゃん!”と興奮状態になって、今までで一番緊張しましたね〜。

おすすめスイーツをみなさんに食べてもらうという内容だったので、ひな壇のひとりではなくて、僕自身を単独でフィーチャーしてくれたんです。大物の芸人さんたちと直接会話ができたので、とてもいい経験になりました。

それから、どんどん新しい体験ができる仕事が増えていき、今では西武百貨店での催事の企画や、『全国和菓子甲子園』のMCという大きな仕事もやらせていただけるようになりました。

普通に芸人をやっていたらできなかっただろうな、と思う仕事もできるようになりましたね。ただ、実は今でも漫才をやりたい気持ちは持っています(笑)」(スイーツなかのさん)

紹介したスイーツをリピ買いしてくれるとうれしい

スイーツ芸人なかのさん

――スイーツ芸人として特に印象に残っているお仕事は?

「TOKYO FMの『THE TRAD』というラジオ番組の、稲垣吾郎さんがパーソナリティをしている回に出演させてもらったお仕事です。

これまでに3回も出演させていただいたんですけど、最初にお声をかけていただいたときは、“え? 稲垣吾郎さんから!?”とすごく驚きましたし、実際にお会いしても、“まじでSMAPの人じゃん!”って素人みたいなことを感じていました(笑)。

そのラジオ番組って、音楽番組なんですよ。主にミュージシャンなどがゲストで出演するので、芸人が出るような番組じゃないんです。それはまさに、このスイーツのお仕事をやっていたから出演できたわけで。

吾郎さんは、普段は甘いものをあまり食べないけど、最近興味があるらしいとスタッフさんが聞いたらしく、それで僕に声をかけてくださったんです。

最初に出演したときに、『wagashi asobi』さんのドライフルーツの羊羹を持っていきました。ワイン好きの吾郎さんに、お酒に合うスイーツをと思って持っていったら、とっても気に入っていただいて。その後、実際に自分でお店に買いに行ってくれたともお聞きしたんです。

自分がおすすめしたスイーツを気に入っていただけるのはとてもうれしいですし、普段甘いものを食べない方がハマってくれたことも、余計にうれしかったですね」(スイーツなかのさん)

まずはSNSで自分好みのスイーツアカウントを見つけて

――長年、多くのステキなスイーツをご紹介する活動をされていますが、どうやって情報収集しているんですか?

「当たり前のことなんですが、“常にアンテナをはって探す”ことですかね。今日も、取材場所に来るまでに、“おいしそうなスイーツショップはないかな”と探していました。見つけたら写真に撮って記録しています。雑誌で自分の知らないお店が掲載されていたらメモしたりすることも。

Instagramで調べる時間が一番多いですね。たくさんのお店の写真や雰囲気を見続けていると、なんとなくオーナーの人となりが感じとれるというか、わかってくるようになるんです。ニュアンスや雰囲気を掴むのは経験で培いましたね。

自分好みのスイーツを探すなら、自分の好きなものを発信している人を何人かフォローして、そのつながりで探してみるといいかもしれません。その人がフォローしているお店のアカウントは、自分の好みに近いはずだから。

ファッションやメイクのように、スイーツにも親和性があると思うんです。おいしい、可愛いスイーツを発信している人は全国にたくさんいるので、自分の好みと合いそうな人を発見するといいと思いますよ」(スイーツなかのさん)

YouTubeで手土産紹介や紙袋の展示会を開きたい!

スイーツ芸人なかのさん

――最後に、今後挑戦してみたいことは何ですか?

「YouTubeのチャンネルを開設して、おもに手土産紹介に力を入れていきたいと思っています。お菓子の中でも、手土産が今一番聞かれるジャンルなんですよ。今までのように、おすすめのお店を紹介したり、メーカーの方とオリジナルの手土産スイーツを作ってみたいなとも考えています。

また、僕はスイーツを購入したときに入れてもらえる紙袋もコレクションしているんですよ。家には500枚くらいあります(笑)。

今は好きなブランドのショッパーを集める子も多いですよね。可愛い紙袋をゲットできることも手土産の醍醐味だと思うんです。だから、手土産の紙袋展示会もいつかは開催してみたいですね!

このお店でしか手に入らないっていう限定の袋、閉店してしまったお店や紹介制のお店のものもあるので、珍しい紙袋が見られておもしろいと思いませんか?」(スイーツなかのさん)

甘党は必見!スイーツなかのさんのSNSをチェックしよ♡

好きなことだと調べることも苦じゃないし、いろいろなアイデアが浮かぶもの。スイーツなかのさんのお話を聞いていると、自分の「好き」を見つけて深堀りしていき、仕事につなげたことの強みを感じます。

動画配信や展示会……スイーツなかのさんの今後の活躍も楽しみですね♪ スイーツ好きさんはぜひチェックしてください!

話を伺ったのは…スイーツなかのさん

スイーツ芸人なかのさん

東京都立川市生まれ。早稲田大学卒業後、芸人の道へ進み、子どもの頃から好きだったお菓子を独学で勉強。特注のパンケーキハットをトレードマークに、唯一無二のスイーツ芸人として活動をはじめる。和洋菓子を一万種類以上食べ歩き、その確かな知識で「林先生の初耳学」「メレンゲの気持ち」など出演。西武渋谷店で自ら企画した催事「奥渋ギフト」を開催、行政と取り組んだ監修商品を発売するなど、幅広い分野で活躍している。

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