coxco残布で作るワンピース
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「coxco」の西側愛弓さんに聞いた、日常をHAPPYにするサステナブル習慣とは?

2021年9月24日(金)に行われた、MERY&のオンライントークイベントをご紹介します! ゲストとしてお招きしたのは環境問題と向き合っているサステナブルブランド「coxco」を立ち上げたディレクターである西側愛弓さん。ブランドを立ち上げた想いや、ファッション産業の現状、西側さんのサスティナブルな習慣などについてお話をお伺いしました。また、トークイベントに寄せられた、MERY&のメンバーの感想も交え、当日の様子を詳しくレポートします!

更新 2021.09.29 公開日 2021.10.01
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MERY&でSDGsについて考えるオンライントークイベント開催!

サステナブルってなんだろう? SDGsってどんなものだろう?

興味はあっても知らない、何をしたらいいかわからない。そんな問題を一緒に考えるオンライントークイベントが、先日MERY&のメンバー向けに開催されました。

2021年9月24日(金)、ゲストにサステナブルブランド「coxco」を立ち上げたディレクターである西側愛弓さんをお迎えし、ファッションの面から、MERY&のメンバーと一緒にSDGsについて考える機会となりました。

西側愛弓さんプロフィール

【西側愛弓さんプロフィール】

1995年神戸市出身。大学卒業後、2017年新卒で株式会社サイバーエージェントに入社。

Amebaやアドテクの広告営業に従事し、2019年1月に退職。2019年7月にNPO法人DEAR MEを設立、2019年12月に株式会社「coxco(ココ)」を設立し、代表取締役を務める。

ファッションで社会を良くすることを目指して、NPOとブランドを運営中。好きなことはNetflixとホームパーティー。

「好きを深めて、なりたい私に近づきたい」女の子たちのために

今回のイベントは「大きな社会課題に対して、自分の一歩を踏み出す」ことが一番の目的。だけどそれってちょっと難しそう…。

だから、今回は西側さんの考え方や習慣に触れて、ちょっとした日常の変化を生み出せたらいいな、そんな想いでイベントが開催されましたよ。

トークイベントに集まってくれたのは、MERY&のメンバーと、今回SDGsのイベントに興味を持ってくれた新しいメンバーのみなさんです。

「好きを深めて、なりたい私に近づきたい」そんな想いを持ったみんなが集まるオンラインコミュニティ「MERY&」。

一歩踏み出したいみんなのきっかけづくりのひとつとして生まれたのが、今回のトークイベントです。

西側さん、MERY&のメンバーやSDGsに興味のあるメンバー、そしてMERY編集部の同年代の女の子たちが、カメラをONにして、表情を見せながら話を聞いたり、気になることを積極的に質問したりと、とっても充実した時間になりました。

さっそくどんなイベントだったのかご紹介しましょう。

一緒に考えるSDGs!オンライントークイベントレポート

1:年間100万トンの服を廃棄!?ファッション産業の現状を知ろう

まず西側さんに、ファッション産業の現状をお伺いしました。

華やかに思われがちなアパレル業界。だけどその裏側にはたくさんの問題があるそうです。

たとえば、日本国内だけでも年間アパレル製品が100万トン(約30億着)廃棄されていること、商品のうち50%以上が1年以内に処分されていること。さらに、安い商品の裏側では、途上国での女性や子どもの労働が問題になっていることなど。

みんなはファッションが環境に与える影響、知ってる?

トークイベントでは、クイズ形式でこんな質問も。

Q1. ファッション産業は、あらゆる産業の中で何番目に環境負荷が高いと言われているでしょうか?
Q2. 1本のジーンズを作るのに、何リットルの水を使用しているでしょうか?
Q3. 衣服のうち何割が、リサイクルされることなく埋立処分、または焼却処分されているでしょうか?

みなさんはこの答え、わかりますか?

正解は

A1. 2番目(1番目は石油産業)
A2. 7500リットル(人間が7年間かけて飲む水の量)
A3. 約9割

いかがでしたでしょうか。思ったより大変な現状が伝わりましたでしょうか?

かつて、西側さんは「自分が楽しんでいたファッションの裏側で、環境汚染の問題や労働環境の問題など、大変なことが起こっている」ことを知り、衝撃を受けたそうです。それをきっかけにファッションが抱える課題へと興味を持ったそうですよ。

2:西側さんがcoxcoを立ち上げたきっかけは?

そもそも昔からファッションが大好きだったという西側さん。

ファッションに自分の人生の背中を押してもらったから、ファッションを通して今度は自分が社会貢献していきたい、そんな想いから「coxco」を立ち上げたそうです。

coxcoのコンセプトは「纏うことからはじめる、サスティナブル」。

ファッションで社会問題を解決することを理念とし、2019年12月に創業、2020年5月にブランドが開始された、まだ新しいファッションブランドです。

「服のかたちをしたメディア」として、服を作り販売するだけではなく、服を通してさまざまな社会課題を伝え、消費者とともに解決を目指していきたい、という想いがあるそう。

coxcoはどんな服を製作しているの?

coxcoは社会課題をテーマに、今まで3シリーズを展開してきました。

例えば「廃棄衣料問題」。古着を再生して作られた素材「BRING」を使用した衣料が生産されました。

また、「残布問題」。世界で年間500万トン(約150億着)の残布が廃棄されている問題をテーマに、上質なのに使用されなくなった生地をもちいた衣料が生産されました。

さらに「真珠養殖被害問題」。海洋汚染や貝の感染症から年々収穫量が減少している、国内のアコヤ真珠を使ったジュエリーが製作されました。規格外のパールを使用する取り組みも行われています。

3:消費者ができることって何?

では実際、消費者ができることは、どんなことなのでしょうか。

トークイベントの中で、西側さんは「商品のストーリーを想像してみること」が大切だと教えてくれました。

どこで、誰が作ったのか考えてみること。本当にこの服は長い間使うかな? と考えてみること。

coxcoのような循環型のファッションを積極的に取り入れることも、消費者ができるひとつのアクションになるそうですよ。

「みんなひとりひとりの、意識とアクションで、地球環境への負荷を減らすことができます。一気に全部を切り替えるのはとても難しいことだし、お金もかかること」

「だけど、高いお金を払うことが必ずしも正しいわけではなく、生産背景を知ったり、消費の在り方を考えるだけでも、充分、SDGsに貢献していると言えるんですよ」

そう西側さんはおっしゃっていました。

トークセッション「サステナブルな活動に取り組むためのヒントが知りたい!」

続いて、編集部メンバーと西側さんのトークセッションが行われました。

西側さんに、普段の生活でのサステナブルな習慣や意識について赤裸々に突っ込んでみた内容をご紹介します。「サステナブルな活動に取り組むヒント」が見つかるかもしれませんよ?

1:西側さんが実践している、サステナブルな習慣は?

まず編集部から、西側さんが実践しているサステナブルな習慣について聞きました。

前述のとおり、アパレル製品を手に取るときに「ストーリーを考える」ことは随分と習慣づいたそう。

さらには「長く使えるか」を考える時に、極端な例で言えば「孫にまで引き継ぎたいお洋服になるか」を考えるそうですよ。孫!

西側さんは、一目惚れして洋服を即決で買うということが、今はほぼないそうです。

そうすることで、もちろんサステナブルな習慣に繋がっているとも言えますし、それ以上に自分自身の「好き」と向き合うことで、「何を大切にして生きたいのか」というのを見つめ直せると言います。

みなさんも、自分自身が「本当はどんな服が好きなの?」「どんな服を着て生きていきたいの?」なんて、ちょっと考える習慣をつけると良いかもしれませんね。

2:西側さんは普段どういうところから、SDGsについての情報を得ているの?

そんな西側さんは、SDGsについての情報を、どんなところから得ているのでしょうか?

答えは、やっぱりSNS。

国内外のサステナブルな情報をInstagramで発信しているメディアや、フィードよりもストーリーで社会問題を発信しているInstagramのインフルエンサーなどをフォローすることで、情報を手に入れているそうですよ。

3:coxcoの裏話が知りたい!

また、トークセッションでは「coxcoの裏話が知りたい!」という声も。

よく一番驚かれることとしては、「coxco」は西側さんひとりで活動しているブランドなのだそうです。

生産背景にこだわっているからこそ、日本全国の生産地・生地倉庫や工場などに足を運び、日々いろんなところを訪れているそうですよ。真珠養殖問題に関しては、愛媛・宇和島まで、往復12〜13時間かけて足を運んだそうです。すごい!

MERY&メンバーからはこんな意見も!

今回のイベントで、参加したMERY&のメンバーからはこんな意見が挙がりました。

「サステナブルに関してさらに興味が湧いたので、これを機にもっと学ぼうと思いました」
「服のコストや消費の意思決定を考えてみることから、私も心掛けてみたいと思いました」
「西側さんのような理念を持った企業が、これからの社会の在り方なのかなと思い、私自身も今の企業で、社会貢献の意図をもって活動したいと思いました」

みなさんは今回のレポートで、何か「私もやってみたい」と思えるようなきっかけはできたでしょうか?

言い訳ばかりの人生にさよならを。まずは一歩を踏み出して!

実は、西側さんは高校生・大学生の頃までは、「専業主婦になることに憧れていた」と話してくれました。

それが、大学一年生の時に「海外のストリートファッションの写真を撮って雑誌を作りたい」という想いから、旅に出ようと決意したことが、西側さんにとって人生を変える一歩になったそうです。

言い訳ばかりの人生だったこと。「できない理由を並べている自分が嫌だった」と西側さんは言います。

だけど、自分がやりたいことを見つけて仕事をすることや、その大切さに気づけて、人生がより充実したのだそう。

今回はファッションを通して社会課題を考えるきっかけを、MERY&ユーザーのみなさんと一緒に考えるイベントでしたが、どんなことでも、小さな一歩を踏み出すことで、人生が大きく変わることがあるよ、と西側さんは教えてくれました。

サステナブルってなんだろう? SDGsってどんなものだろう?

冒頭で、そんなふうに思ったみなさんも、もしかしたら少し「できること」が思いついたのではないでしょうか。

小さなサステナブル習慣でも、できることからひとつずつ始めてみてくださいね。きっといつもの日常が、ほんのすこしHAPPYな毎日になりますよ。

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