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正しいお守りの捨て方のマナーを知ろう◎返納する方法や自宅での処分方法も

役目を果たした後のお守りの処分に困ったことはありませんか?ご利益を授かったお守りを、ただ捨てるのは避けたいですよね。感謝の気持ちを込めて、正しい処分法で手放しましょう◎

更新 2021.09.21 公開日 2021.09.27
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肌身離さず、お世話になりました♡

「どうかご利益を♡」と手にしたお守り。
肌身離さず大切にしたものの、手放す時のことってよく知らないかも。

お守りに“期限”ってあるの?
役目が終わったお守りは、どのように処分すれば良いの?
こんな疑問を持った人も多いはず。

古いお守りをごみとして捨てては申し訳なく、そのまま持っているのも気分が落ち着かないものですよね。
役目を果たしたお守りは、感謝の気持ちを込めて気持ちよく手放しましょう。

神社やお寺に返納する方法や、自宅での正しい捨て方を解説していきます。

お守りを手放すタイミングっていつ?

お守りのご利益には、期限があるのを知っていますか?

実は、期限を過ぎたお守りにご利益は期待できないと言われていて、早めに手放す方が良いとされているんだそう。

まずは、お守りを手放すベストタイミングと方法を紹介していきます。

お守りのご利益は「1年」とされる

お守りのご利益が続く期間は、手にしてから『1年』とされています。
願いが成就してもしなくても、1年経ったら手放すものと覚えておいてくださいね。

『家内安全』『交通安全』など常にご利益を得たいお守りは、1年後に新しいものと交換しましょう。

次のように願い事の期限が決まっているお守りは、願いが叶ったときが手放すタイミングなんだそう。
(1年経っていなくても、手放してしまって構いません◎)

・合格祈願
・縁結び
・子授け祈願
・安産祈願
・病気平癒

購入した神社、お寺に返納するのが基本◎

お守りは元々、神仏の力をお借りしたもの。
そのため、用が済んだらその神仏が祀られている神社やお寺に返しに行く必要があります。

ほとんどの神社やお寺では、返納は無料。
今まで守ってくれたことへのお礼の気持ちは、お賽銭で示せばOKです◎

ただし、神社やお寺によっては手数料がかかったり、そもそも返納窓口を設けていなかったりする可能性も。
念のため事前に調べたり、問い合わせておくと確実ですよ。

手放したくないお守りは持っていてもOK!

旅先で記念に買ったものやプレゼントされたものなど、中にはどうしても捨てたくないお守りもありますよね。

そのようなお守りは、無理に手放す必要はありません。
ご利益がないお守りを持ち続けていても、何か悪いことが起こるわけではないので安心してくださいね♡

なお、返さずに手元に置いておく場合は、お守りを授けてくれた神社やお寺に年に1度はお参りし、お賽銭を入れるのがおすすめです◎

ただ捨てるのはNG。神社やお寺に返納しよう

ご利益を授かったお守りに対して、できるだけ正しい形で手放したいですよね。

一般的には、神社やお寺への返納が一番安心できるお守りの捨て方のようです。

大切にしてきたお守りに対して、感謝の気持ちを込めて。
ここからは、神仏に失礼にならない、返納のマナーを見ていきましょう。

購入場所と違う場合は事前に確認を

お守りは、購入した時と違う場所に返すことも可能。
神社で買った場合は神社に、お寺で買った場合は同じ宗派のお寺に持ち込めますよ。

ただし、お守り返納のルールは神社やお寺によって異なるのでご注意を。

また、購入したお寺と違う宗派への返納は失礼な行為となってしまいます。
勝手に判断せず、ホームページなどでよく調べてから持ち込むことをおすすめします。

遠方なら郵送可能な場合も

実は、お守りを郵送で返納できるケースもあるのをご存知でしたか?

旅先での購入や引っ越しなどで、気軽に購入した場所へ行けないこともあるはず。
このように返納したくても遠くて行けないときは、郵送できるかどうかを調べてみるのも一案ですね。

郵送可能と分かったら、電話で問い合わせて詳しい手順を教えてもらいましょう◎
無断で送ると受け取ってもらえないこともあるので、事前連絡を忘れないように注意してくださいね。

“どんど焼き”にお守りを持っていく

“どんど焼き”とは、正月飾りやしめ縄などを燃やして、天の神様に送るお祭りのこと。
毎年1月15日頃に、全国各地で行われます。

どんど焼きで燃やせるアイテムには、ご利益のなくなったお守りも含まれます。
ここで燃やしてもらえば、神様へのお礼の気持ちも伝わりやすいかもしれませんね。
お祭りの当日に参加できない場合は、神社やお寺の境内に設置される『納め所』に納めておきましょう。

なお、お守りにビニールカバーやプラスチックの部品が付いている場合は、すべて外す必要があります。
そのまま燃やすと有毒ガスが発生して近所の人に迷惑がかかる可能性があるので、必ず守るようにしましょう。

きちんとお清めをすれば自宅で処分も可能◎

実はお守りは、きちんとお清めすることで自宅で処分しても大丈夫なんだそう。

今まで大切にしてきたお守りだから、最後は自分の手で処分するのも方法のひとつ。
選択肢のひとつとして覚えておくのも良いかもしれませんね◎

自宅でできる、お守りの正しい捨て方を紹介します。

お清めをしてから可燃ごみへ

お守りは可燃ごみとして処分できます。
そのままごみ箱に入れるのは気が引けますが、お清めしてから出せば神仏にも失礼になりませんよ。

お清めといっても、特別な道具は必要ありません。
捨てたいお守りの個数に合わせて、包むための白い紙と少量の塩を用意します。

紙は和紙が基本ですが、ない場合は半紙で代用しても大丈夫。
お清めの手順は以下の通りです。

1.机に紙を敷く
2.紙の上にお守りを置く
3.塩を一つかみ取り、お守りの左側・右側・左側の順に1回ずつふる
4.敷いた紙でお守りを包む

お清めが済んだら包んだ紙ごと袋に入れ、自治体のごみ回収日に集積所に出します。
他のごみと分けて出すとより丁寧ですね◎

自宅の庭でお焚き上げ

お守りを自宅の庭で燃やす方法もあります。
可燃ごみに出すときと同じように、塩を振って和紙や半紙に包み、感謝の気持ちを込めて火に入れます。

燃やすときは風の強い日は避け、すぐ消火できるように水を入れたバケツを用意するなど、近所に迷惑をかけないように配慮しながら行ってくださいね。

また、当然ながらこれはある程度広いお庭のある一軒家でのお話。
狭い庭や、アパートやマンションなど集合住宅のベランダで火を使うのはNGです。
隣近所に火の粉が飛び移って危険なので、絶対にやめましょう!

手放すときは感謝の気持ちを忘れずに♡

お守りのご利益は1年ですが、お気に入りのものはそのまま持ち続けても特に支障はありません。
ただ、お守りは神仏からお借りしているものなので、手放すタイミングがきたら早めにお返しする方が気持ちよく暮らせそうですね◎

やむを得ず自宅で処分する場合も、しっかりとお清めをして神仏にお礼するのがマナーです。
どのような方法でも、感謝しながら手放すことを忘れないでくださいね♡

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