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化粧水の使用期限はいつまで?保管方法や使えるか確認する方法をご紹介

化粧水には使用期限があることを知っていますか?化粧水は全部使い切ったら買い替える!という方も多いはず。しかし、使用期限が過ぎたものを使い続けると、スキンケアの効果を感じられないだけでなく、肌荒れなどのトラブルにつながってしまうことも…。今回は、化粧水、美容液、セラム、クリーム乳液、メイクアイテムの使用期限や保管方法などの正しい知識をお教えします♡

更新 2021.10.01 公開日 2021.10.01
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化粧水に使用期限はある?

化粧水に使用期限があるって、知っていましたか?

知っている人の方が少ないのでは?それもそのはず、化粧水には使用期限が記載されていないことが多いんです!

なぜなら化粧水をはじめとする化粧品は、法律上3年以上品質を保てるものに関しては、使用期限を記載しなくてもいい、ということになっているからです。

では、どうすれば使用期限がわかるの…?
それは化粧品ごとにある、使用期限の目安を知っておくことで解決できます◎


化粧品の使用期限の目安

化粧品に使用期限が書かれていないことが多いのはわかったけど、今使ってる全部の化粧品をいちいち調べるのは面倒ですよね。
また、使用期限は使用済みのものと未開封のものでも変わってきます。
ということで、化粧品ごとのある程度の目安となる使用期間について、詳しく見ていきましょう♪

「化粧水」は未開封の場合は最長3年、開封後は3か月以内

化粧水の使用期限は、未開封であれば最長3年といわれています。
また、開封後は3か月以内に使い切ってしまうことが好ましいです。
化粧水は雑菌が繁殖しやすいため、できるだけ早めに使い切るようにしましょう。


「美容液・セラム」は未開封の場合は最長3年、開封後は3か月以内

美容液やセラムの使用期限も、基本的には化粧水と同様と考えてOKです。
未開封であれば最長3年で、開封後は3か月以内に使い切るようにしましょう。
配合されている成分によっては、開封後に外部空気に触れることで酸化が進んでしまう製品もあります。
また、無添加の製品は効果を発揮する期間が短くなる傾向があるため、開封後は早めに使い切ってしまいましょう。

「乳液」は未開封の場合は最長3年、開封後は半年程度

スキンケアに欠かせない乳液は、未開封の場合は最長3年、開封後は半年程度で使い切るのが好ましいとされています。
乳液は開封後に時間が経過すると酸化によって劣化が進んでいきます。
少しでも長持ちさせるために、使用後はフタをしっかり閉めることが大切です◎
また、乳液は未開封であっても直射日光によって劣化することがあります。
目安となる使用期限を過ぎてしまった場合は、新しいものに買い替えるようにしてくださいね。



「クリーム」は未開封の場合は最長3年、開封後は半年程度

クリームに関しても、乳液と同様に未開封の場合は最長3年、開封後は半年ほどを目安に使い切るようにしましょう。
容器を開けっぱなしにしていたり、容器やフタなどに余分なクリームをつけたままにしていると劣化が進んでしまうため、こまめに拭き取るようにしましょう。
また、毎回使いきれずに捨ててしまうことになり、もったいない!という方には、使い切りタイプや少量タイプのクリームを使用することをおすすめします♪


「メイクアップアイテム」 は開封後3か月~半年が目安

ファンデーションやアイシャドウなどのメイク用品に関しても、目安となる使用期限があります。
しかし、化粧水や美容液とは違い、酸化したり劣化しないものもあるため、使い方によっては何年も問題なく使えるものもあります。
中でも気をつけておくべきものとしては、マスカラやアイシャドウなど、目や目元の敏感な皮膚に使用する製品は十分に注意して使う必要があります。
涙などが付着してしまうことも多いため、他の化粧品と同様に、開封から3か月〜半年程度を目安に使い切るとよいでしょう。
かゆみなどの違和感を覚えたら、使用をやめることをおすすめします。


化粧水の適切な保管方法

化粧水に正しい保管方法ってあるの?そんな風に思っている方も多いのでは?
実は間違った方法で化粧水を保管すると、肌へ悪影響を与えてしまうこともあるんです。
ここからは、化粧水の適切な保管方法を詳しく紹介していきます♪

暗くて涼しいところが鉄則

化粧水だけに関わらず、メイク用品は暗くて涼しい「冷暗所」で保管することが鉄則。
まず家の中の冷暗所を探すことから始めましょう。
比較的温度が一定に保たれる場所で、風通しが良く、直射日光の当たらない涼しい場所がベストです。

多湿に気をつけよう

湿気の多い場所に保管してしまうのはNG。
劣化のスピードが早くなり、化粧水本来の成分が失われてしまうんです。
お風呂場や脱衣所に置いている人も多いと思いますが、なるべく湿気に触れないよう、収納ボックスや棚に閉まっておくようにしてみてください。
また夏場は気温も湿度も高くなりやすいため、こまめに換気扇を回したり、エアコンをよくつける部屋に移動させたりと、保管場所を変えてみるのも◎

キャップは必ず閉める

毎日使う化粧水。
いつでも使えるように、キャップを外したままにしている方もいるのでは?
化粧水は肌に潤いを与える成分や美容液が濃縮されているため、雑菌が入って繁殖してしまい、せっかくの美容成分などの性質を変えるおそれがあります。
キャップは必ずしっかりと閉めるようにして、使用後も閉め忘れのないようにしましょう。
また出し口に手や指が触れないようにするのも、化粧水を清潔に保つポイントです♪

冷蔵庫に入れるのはNG?

化粧水を冷蔵庫で保管すると、毛穴の引き締め効果があるという話を聞いたことはありませんか?
実は化粧水を冷蔵庫に入れて保管するのはNG!
化粧水を冷蔵庫に入れると、急激な温度変化によって劣化するおそれがあります。
また、冷蔵庫で冷やすことにより、化粧水に含まれる有効成分が結晶化してしまうことも考えられるでしょう。
結晶化した成分が残った状態の化粧水では、肌を傷つけてしまうんです。
冷たい化粧水は肌への浸透力も落ちてしまうため、冷蔵庫での保管は避けるようにしてくださいね。

化粧水が使えるか迷った場合の確認方法

化粧水は使用期限内でも、変質や劣化によって使用できない状態になってしまうことも。
化粧水が使えるか迷った際の、チェックポイントを紹介していきます♪

色が変わったり濁ったりしていないか

まずは、化粧水の見た目が変わっていないかを確認してみてください。
確認の方法は、化粧水にコットンに取り出して、変色していないか、あるいは色が濁ったりしていないかをチェックします。
これらの変化が見られるようなら、成分が酸化していたり変質してたりする可能性があります。
化粧水に色や見た目が以前と違うなと感じたら、使用期限内であっても使うのを避けるのが吉です。


おかしな匂いはしないか

化粧水の劣化は匂いの変化にも表れます。
以前使っていたときと異なる匂いがしたり、変な匂いがするようだったら、すでに雑菌が繁殖してしまっている可能性が考えられるため、使用するのをやめましょう。

テクスチャーが変わっていないか

化粧水Pinkoi

成分の劣化は、化粧水のテクスチャーでも判断することができます。
手に取った際に、とろっとしたような感触や、ざらついた結晶のようなものを感じる場合は、化粧水の成分が変質してしまった可能性があります。
いつもと違うテクスチャーを感じたら、使わないようにしましょう。



化粧水は買ってからなるべく3か月で使い切ろう

未開封であれば劣化しないので、使用期限を過ぎても使えそうと思ってしまいますよね。
でも、すべての化粧品には品質が保たれる期間が決まっており、期間を過ぎるとせっかくの効果が実感できないだけでなく、肌トラブルの原因にもなってしまいかねません。
そんな悲しい思いをしないためにも、化粧水はなるべく正しい保管方法で清潔に使い、期限を目安に買い替えるようにしてくださいね♪


監修者:天下茶屋あみ皮フ科クリニック 院長 山田貴博さん

名古屋市立大学医学部卒。NTT西日本大阪病院にて初期臨床研修。大阪大学医学部神経細胞生物学教室助教を経て、阪南中央病院皮膚科勤務。2017年6月天下茶屋あみ皮フ科クリニック開院。

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