マスクを取ったら「老けた?」と思われないように。今から顔を鍛えましょう!
「1日中マスクを付けているので、口元をあまり動かさなくなった」「人と会う機会が少なくなったので、表情を作ることが減った」なんていう人は多いはず。その代償は、実はとても大きいかもしれません!?
実は今、マスク下の顔が二極化しているそうなんです。それは、”マスクをしてる今のうちに、スキンケアなどを頑張っている人”と、”マスクで隠れるから、サボっている人”。
マスクを当たり前にする生活の間はいいかもしれませんが、ノーマスクの生活に戻ったときに差が出てしまいます。
今をチャンスと捉えるか捉えないかは、自分次第。マスクを取ったときに「あれ?老けた?」なんて言われないよう、今から顔を鍛えておくことが大切です。
そこで今回は、パーソナルフェイストレーナーの木村祐介さんに、ノーマスク生活の前に行っておきたいトレーニングを教わりました。
マスク生活で顔が老化している人が増加中!

「マスクを着用することで口角を上げず、目だけで笑う人が増えました。また、口を大きく動かすことがなくなり、口周りの筋肉がうまく使えなくなってしまっている人も。これによって表情筋の下半身がどんどん衰えています。
表情筋が衰えると二重顎になったり、マリオネットラインがくっきりしたり、どんどん顔が老けてしまいます。マスクなしで生活する日が来る前に、今からしっかりと顔を鍛えておくことが大切です。今回ご紹介する小顔トレーニングを毎日行って、今から準備をしておきましょう!」と木村さん。
①眼筋鍛えて”目ヂカラ”アップ!

「外出が減ったことで、遠くのものを見たり、動いているものを見たりする機会が減りました。そのことによって、目の筋肉が衰えている人が多いです。
目の筋肉が衰えると、顔全体のたるみに繋がります。眼筋を鍛えることで顔が全体的に引き上がり、目ヂカラがアップします。マスクを取る前に、絶対に行っておきたいですね」
【やり方】
①人差し指を立てて自分の顔の前に持ってきて(腕を軽く伸ばした程度の長さ)指を見つめ、ピントを合わせる。

②ピントを合わせたまま、手を右に。(手は顔から遠すぎない、ピントが取れる位置)

③ピントを合わせたまま、手を左に。この動作を3往復行ってください。
眼筋を鍛えるポイント
目のピントが途中で合わなくなってしまったら手を止めて、しっかりと合わせ直して。ボヤッと指を見ると眉間にシワが寄るので注意。
「目の疲れにも効果があるので、PC作業などに疲れたときにも行ってみてください!」
②「う」⇄「お」で表情筋のトレーニング

「口を横に動かしていると、ほうれい線などのたるみを作ってしまいます。しかし、口を縦に開いくようにすることで、たるみのない顔を作ることができます。
トレーニングで顔を縦に動かす練習をしましょう。この表情筋のトレーニングは、顔全体が引き締まり、ほうれい線やゴルゴ線にも効果ありますよ」
【やり方】
①顔全体を使う意識で「う」の口にする。

②顔全体を使う意識で「お」の口にする。「お」の状態で5カウントしたら、①の「う」の口に。「う」→「お」を10回繰り返しましょう。
表情筋を鍛えるポイント
おでこからデコルテまでしっかり縦に伸びているのを感じられればOK。

【NG】
顔の中心に力が入っていたり、小鼻に力が入っていたりするのはNG。顔にシワを作らないように注意してください。
③”下唇吸い込み”でフェイスラインくっきり

「このトレーニングはマリオネットライン・フェイスラインのたるみ・デコルテなど、顔の下半身を中心に引き締める効果があります。マスクをした状態でも他人にバレずに行えるので、ちょっとしたスキマ時間などにも取り入れてみてください」
【やり方】
①顔全体を使う意識で「お」の口にする。このとき、口の中を縦に広げるイメージで行いましょう。

②「お」の状態で、下唇を吸います。このとき、上あごを上に押し上げるイメージで行ってください。首やデコルテが伸びている感覚があればOK。下唇を吸った状態で5カウントし、①に戻ります。①→②を5回繰り返しましょう。

【NG】
口が一文字になったり、歯で唇を挟むようにしたりするのはNG。
「なかなかできないという人は、顔が怠けている証拠。行っているうちにできるようになるので、ぜひ毎日続けてください」
マスクなしでも自信が持てる顔になろう!
トレーニングは毎日行うことが大切。コツコツ続けることで必ず顔は変わるので、ぜひトライしてみてください。マスク生活の間にしっかりと顔を鍛えて、すっきりとしたたるみのない顔を手に入れましょう。
教えてくれたのは……

パーソナルフェイストレーナー
木村祐介さん
『ファンクショナル・ビューティ』(機能的な美しさ)を永遠に追求することをテーマに、均等がとれ機能的にも優れた美しい顔をクライアントと一緒に創り上げる。美の最前線にいるトップモデルや、表現の最前線にいる役者とのセッションを通じ、体が本来持っている運動力学や機能解剖学を基とした、『美顔ワークアウト』を独自に考案。パーソナルフェイストレーナーとして都内を中心に活動している。 美の追求者の方より常に高い評価を得ており、芸能界のリピーターも多く、撮影前の顔のコンディショニングには欠かせない存在。
*Staff*
Photo:Koichiro Inomata