行動心理学とは？仕事や恋愛で使える心理と脈ありサインの見分け方

たくさんの人気を集めている商品は、信用性や安心感、話題性が高まるため、さらに人気が集まりますよね。
これが「バンドワゴン効果」です。
この心理的効果を利用し、たとえば「流行している」「みんな持っている」というワードを使えば、消費者の購買意欲をくすぐることができそうです。

人気商品も、みんなが手にするようになれば、次第に特別感が薄れていくもの。
最終的に「みんなと同じものを持ちたくない」といった、差別化の感情が芽生えてきます。
これが、バンドワゴン効果とは逆の「スノッブ効果」です。
アンテナが敏感な顧客には、「まだみんなが持っていない（あなただけが持っている）」と、自己顕示欲を刺激するアプローチをかけてみるのが効果的かも。

「ザイオンス効果」とは、接触する機会が増えることにより、好感度や信用性が上がっていく心理です。
繰り返し何度も目にする、耳にする、利用する。
こまめな挨拶や声かけなど、単純ながらも適度な接触が人や物、サービスなどに対し、高い認知度や安心感を消費者に与えるといわれています。

親切丁寧な接客、試食や試着、無料サービスなどを受けたとき、つい「何か買わなきゃ」と思うことがありませんか？
これを「返報性の法則」といい、人に何かしてもらえば、自然とお返しがしたくなる心理状態を指したものです。
この法則を仕事で使う場合、まずは自分から、顧客に何かを差し出すようにしてみるといいかも♡

「初頭効果」とは、よくも悪くも第一印象が相手の記憶にいつまでも影響することです。
人のイメージは、出会ってから約6秒で決まるといわれることもあります。
初対面の異性から好印象を持たれたいときは、この初頭効果を最大限に利用し、清潔感や笑顔、立ち居振る舞いを意識するといいですね。

目立ちやすい特徴ばかりに目を奪われ、他の特徴が正確に判断できなくなる心理状態を「ハロー効果」といいます。
たとえば、メイクやファッションに気を配っている美しい女性を見た場合、その人間性がわからなくても「キレイ♡」と思ってしまいますよね。
このハロー効果をうまく使えば、自分の長所で短所をカバーできそう。

恐怖や不安などの緊張状態の中を一緒に過ごした場合、相手に恋愛感情を抱きやすくなる心理が「つりばし効果」。
緊張状態に感じるドキドキ、胸の高鳴りを「好きなのかな？」と感違いしてしまう錯覚のようなものと考えられています。
気になる異性と遊園地に行って絶叫マシンに乗ったり、ホラー映画を観賞すれば、その効果が期待できるかも。

本当の願いを叶えるため、最初は簡単な願いを求め、段階的に願いのレベルを上げていく方法が「フットインザドア」です。
たとえば、意中の彼と旅行に行きたい場合、最初はカフェに誘う、2度目はショッピングに誘う、3度目に旅行へ誘う、といったように、ステップを踏んでみましょう。

よく目が合う人っていませんか？
それは、相手があなたに少なからず好意を持っている証拠といえるかもしれません。
誰でも、好きなものなら何度も、いつでも見たいもの。
その心理が無意識に相手の視線をあなたへと向けさせ、その結果よく目が合ってしまうのではないでしょうか？

嘘や不安を隠すため、人は、つい体の一部に触れることがあります。
髪の毛を頻繁に触る場合、相手に「甘えたい」「寂しい」といった気持ちをアピールをしている可能性があるかも。
また、会話中によく鼻などを触る場合、自分の嘘や隠し事がバレないように、本心を隠しているかもしれません。

人に嫌悪感を持たれる代表的なしぐさといえば、貧乏ゆすりですよね。
これは、過度な緊張やストレスを感じたときに表れる行動なのだそう。
また、相手が腕組みをする場合、あなたにまだ心を開いていない証拠かもしれません。
自分の本心を悟られないため、本能的に表れる自己防衛のしぐさといえそうです。

人の体は、ストレスやプレッシャーを感じると唇が乾きがちになるそう。
緊張感が交感神経を刺激し、心身ともに戦闘モードのようになるため、唾液の分泌量が少なくなるせいだと考えられています。
このことから、相手が頻繁に唇をなめる場合、大きな不安や不満を感じているのかもしれませんね。

あなたを見る彼の瞳孔が開いていれば、チャンスかもしれません。
瞳孔とは、目の中央にある黒い部分のこと。
この瞳孔が開く（拡大する）条件のひとつが「自分の好きなものや興味があるものを見たとき」なんです！
まさに「目は口ほどにものをいう」を証明する脈ありサインといえるでしょう。

会話中や食事中、一緒に歩くときも自然に距離を縮めてくる彼。
このように距離感が自然に近くなったときは、脈ありサインと考えていいでしょう。
人には、他者が自分に近づくことを許せる範囲「パーソナルスペース」があります。
性別や個人差があるものの、一般的に密接距離といわれる45cm以内なら、かなり心を許しているといえそう。

彼から手をつなごうとしてきたときは、「好意を持った相手に触れたい」という男性の心理が出た行動といえそうです。
わかりやすい脈ありサインと思っていいでしょう。
しかし、下心だけで手をつなごうとする男性も少なくありません。
彼が見せる他の行動も、注意深く観察するようにしてください。

彼が積極的にLINEを送ってくる場合、脈ありサインの可能性大です。
ふたりきりのLINEなのに、名前で呼びかけてきたり、文章の語尾に「？」が多いときは、それだけあなたに興味があり、会話を長引かせたい証拠かもしれません。
毎日途切れることなくLINEが続き、特別な用事もないのに電話をかけてくるようになれば、かなりの脈ありサインと思っていいかも！