なんだかかわいくて癒やされる、サボテンとは?
なんだかお部屋が寂しい雰囲気だから、植物を飾りたい!
でも、きちんとお世話ができるか心配…。
そんな方におすすめしたいのがサボテンです!
そもそもサボテンとは、どんな植物か知っていますか?
サボテンは、サボテン科に属する多肉植物の1種。
刺座(しざ:トゲの生え際にある細かい綿毛のことで、アレオーレとも呼ばれる)があるのが特徴です。
ちなみに多肉植物とは、水分や養分を蓄えた葉や根、茎が肥大した「多肉質の植物」の俗称のこと。
サボテンと多肉植物の細かな違いは、刺座(アレオーレ)のあるなしで決まります。
なぜサボテンが観葉植物に向いてるの?
その個性的な見た目やたくましさから、世代や性別を問わず観葉植物としても人気を集めるサボテン。
ここでは、サボテンが観葉植物に向いている主な理由をご紹介していきますね。
世話がしやすい
まず他の植物と比べた場合、手間がかかりません。
水やりと置き場所さえ注意すれば、非常に世話がしやすいサボテン。
一人暮らしや忙しい人にもおすすめの観葉植物なんです♡
100円均一ショップでも買える
サボテンは、手に入れやすいところも観葉植物としての魅力。
花屋さんやホームセンターをはじめ、雑貨屋さんなどでも気軽に買うことができます。
なんと100円均一ショップでも取り扱っている店があるほど。
インテリアに合わせて選べる
種類やサイズが豊富なところから、サボテンは部屋のアクセントにも最適。
模様替えをしたいときなど、自分好みのインテリアに合わせて選ぶことができます。
そのかわいさから、ふたつ、みっつ…とついついコレクションしちゃうかも。
寄せ植えを楽しむことができる
ひとつの容器に、いろいろな種類の植物を組み合わせる寄せ植え。
約5,000種類あるサボテンなら、世界にひとつしかない自分だけの寄せ植えを楽しむこともできそう!
サボテンはどうやって選ぶといいの?
存在感のあるかわいいサボテンを、ぜひ部屋に飾ってみたい!
でも、何を基準に選べばいいのか、イマイチわからないのも初心者の本音…。
ここでは、自分に合ったサボテン選びに役立つポイントをご紹介します。
サイズで選ぶ
主に小型種・中型種・大型種と3つのサイズにわかれているサボテン。
飾る場所や部屋の広さに合わせ、サイズで選ぶようにしましょう。
窓際やテーブル、テラスなど、実際に置く場所をイメージすれば、わかりやすいかも。
タイプで選ぶ
サボテンをタイプで選ぶのもおすすめです。
縦に真っすぐ伸びる種類、小さく丸い種類、鋭いトゲや柔らかいトゲを持つ種類、かわいい花を咲かせる種類など、自分好みの形を選んでみてはいかが?
育てやすさで選ぶ
サボテンは、どれも基本的に育てやすい植物です。
しかし、季節や住環境などの条件によっては、多少手間がかかる種類もあります。
そこで、サボテンの中でも育てやすいといわれるタイプを選んでください。
おすすめは、コリファンタ属やエキノプシス属、ブラジリカクタス属などです。
コンディションで選ぶ
自分好みのサボテンを見つけたら、コンディションを必ずチェックして。
ポイントは、「ふっくらとした表面のハリを持ち、濃い緑に色づき、ひょろひょろと先細りしていないこと」です。
同じ種類でも健康的なものを選びましょう。
おうちで育てるおすすめな定番サボテンの種類
ここからは、数あるサボテンの中から、MERY読者におすすめのサボテンを数種類、セレクトしました。
まずは、おうちで育てる定番サボテンから見ていきましょう。
アロンソイ
初心者におすすめのサボテンが、ツルビニカルプス属の「アロンソイ」です。
小さな苗のうちから開花をはじめ、トゲもやや柔らかく、痛くないから安心。
きれいな花を咲かせるため、成長後の印象が変わるのも楽しみです。
ヒルメニアナス(鬼面角)
乾燥状態を好むケレウス属の「ヒルメニアナス」も初心者向きの定番サボテンです。
日本では、「鬼面角(きめんかく)」として販売されていることが多いでしょう。
日によく当ててあげると花芽をつけ、直径10~15cmもの大輪の花をつけるのが特徴です。
花が咲きやすい人気のサボテンの種類
意外にも、きれいな花を咲かせる種類が数多くあるサボテン。
ここからは、その中から特に花を咲かせやすい人気のサボテンの種類をご紹介します。
象牙丸(ゾウゲマル)
シャコバサボテン
「シャコバサボテン」は、冬に開花する植物の中でも珍しいサボテンです。
赤やピンク、オレンジ、緑や白と花の色も数多くあり、クリスマスの時期に花を咲かせることから、別名「クリスマスカクタス」とも呼ばれています。
金松玉(キンショウギョク)
初心者向けの育てやすい「金松玉」は、小さな球状のサボテン。
冬から春にかけ、ダリアに似たようなクリーム色の花を咲かせます。
100円均一ショップでも購入できる手軽さが人気の秘密です。
名前がロマンティックなサボテンの種類
ここでは、魅力的な名前を持つサボテンをチョイスしました。
世界中にあるサボテンの中でも、特に名前からロマンを感じさせるサボテンとは?
星月夜(ホシヅキヨ)
「星月夜」は、マミラリア属のサボテンです。
別名「地球丸」や「四刺丸」とも呼ばれるこのサボテンは、色合いが実に鮮やか。
柔らかいうえにトゲもありません。
※画像はイメージです。
月下美人(ゲッカビジン)
クジャクサボテン属の「月下美人」は、強い香りのある白い花を夏から秋に開花させるサボテンです。
夜に花を咲かせる姿が幻想的であり、朝には萎んでしまうことから「一日花」と呼ばれています。
画像は月下美人の品種のひとつ、「姫月下美人」です。
金烏帽子(キンエボシ)
見た目も触り心地もソフトなサボテンの種類
ここからは、見た目も触り心地もソフトなサボテンをご紹介します。トゲが短い種類や柔らかい種類、トゲの代わりに柔らかな毛が生えた種類もあるんだとか!
黄金司(コガネツカサ)
金晃丸(キンコウマル)
烏羽玉(ウバダマ)
サボテンに適した育て方とは
置き場所
水やり
土づくり
お気に入りのサボテンを飾って楽しもう♡
サボテンは、他の植物と比べても育てやすい多肉植物の一種です。
その扱いやすさから、観賞用だけではなくインテリアとしても楽しむことができます。
しかし、手軽に育てられるからといっても、植物であることに変わりはありません。
置き場所や水やりなどに配慮し、愛情をたっぷりと注ぎながらあなただけのサボテンライフを楽しんでくださいね。
【監修者】株式会社プランテリア 代表取締役 髙木阿久斗(たかぎ あくと)さん
2018年同志社大学大学院理工学研究科応用化学専攻博士課程(後期課程)修了。同年、株式会社プランテリア代表取締役に就任。2020年より高槻造園緑化協同組合副理事長、高槻商工会議所議員を兼任。幼い頃から植物の育成に深い興味を持ち、特にサボテンをはじめとした多肉植物の育成には詳しい。植物の店舗販売やネット販売(お花郵便.com)、造園・外構工事を手がける。
株式会社プランテリア
お花郵便.com(2021年7月中オープン予定)