美濃忠「花の精」
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和菓子の常識が変わる!?フォトジェニックな「美しすぎる羊羹」5選

全国で販売されている「美しすぎる羊羹」をご紹介します。切るたびに絵柄の変わる、会津長門屋の「羊羹ファンタジア」や、まるで星空そのもののような七條甘春堂の「天の川」、2021年7月21日(水)より全店舗販売開始となる、和菓子 結の「TOKYO遠望」など、まさに和菓子の常識が変わるような美しい羊羹ばかり。帰省の手土産や、ちょっとした手土産によさそう♡ 老舗和菓子店の技術が結集された和菓子は、味ももちろん格別です。

更新 2021.07.16 公開日 2021.07.24
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【キラぷるスイーツ特集Vol.06】和菓子の定番「羊羹」はこんなにも美しい♡

MERY編集部では、暑い季節なのに行き場のないエネルギーを持て余している女子のために、7月25日(日)まで、「キラぷるスイーツ特集」を実施中! 毎日、うっとりするようなキラキラと透明感のあるひんやりスイーツの数々をご紹介していきます。

長い歴史を持つ日本の和菓子「羊羹」。あずき色や抹茶色の長方形の和菓子…というイメージが強く、今はなかなか食べる機会もないですよね。

さらに、コンビニなどでも売られている小さな羊羹はまだなじみがあっても、長い棹(さお)の羊羹を買うことはめったにないという人も多いのではないでしょうか。

でも実は今、羊羹がとっても映える和菓子に進化しているんです。知らないなんて、絶対もったいない! 本日は全国の「美しすぎる羊羹」を一挙ご紹介しちゃいます♡

1:絵柄が変化する!「Fly Me to The Moon 羊羹ファンタジア」/会津長門屋

創業嘉永元年(1848年)、福島・会津にある老舗和菓子店「会津長門屋」。

2017年には「グッドデザイン賞」を受賞するなど、数々の賞を受賞してきた和菓子が、こちらの「Fly Me to The Moon 羊羹ファンタジア」です。

この羊羹、よく見てください。すごいんです!

なんと、切るたびに絵柄が変化し、三日月から満月へ、鳥が羽ばたいていくさまを描いた羊羹なんです。景色も少しずつ夜の帳が下りていくのを楽しめますよ。

まずは食べる前に並べて、絵柄の変化をみんなで楽しみたいですね。

シャンパンのゼリーのような錦玉羹を小豆羊羹ではさんでおり、中の鳥と月はレモン羊羹なのだそう。

羊羹の上にはクランベリーや国産の鬼くるみ、レーズンがトッピングされ、紅茶やワインとも相性が抜群なんですよ。切った場所によって味わいが少しずつ変わるのも魅力です。

遊び心あるひと品を、ぜひご堪能あれ。

「Fly Me to The Moon 羊羹ファンタジア」1本(500g)¥3,500

2:美しすぎる星空!京羊羹「天の川」/七條甘春堂

まさに星空! 美しいブルーに見惚れてしまいそうなこちらは、慶応元年(1865年)創業の七條甘春堂の京羊羹「天の川」です。

夜空を映した濃い青の琥珀羹に、銀箔の星を散りばめた、七夕をイメージした羊羹です。琥珀羹の下は味甚羹(みじんかん)、小倉羹の二層になっており、あっさりとした夏らしい味わいが特徴です。

販売期間は2021年8月末頃まで。数量限定のため、受付期間内であっても終了してしまう可能性があるため、気になる方はお早めに!

なお、取扱店舗や最新の販売状況については公式HPをご確認くださいね。

京羊羹「天の川」1本(240g)¥1,080

3:夏を彩るあざやかな花火!工藝菓「華華火」/鶴屋吉信

享和3年(1803年)創業の「鶴屋吉信」からは、あざやかな夏の花火を模した工藝菓「華華火」が2021年7月下旬〜8月中旬頃まで販売されます。

寒天を使った「琥珀羹」と小豆から丁寧に炊いた「小倉羹」を2層にし、間に花火の意匠を「刷り込み」の技法であしらった商品です。夜空に咲く花火がとても美しいですよね♡

「華華火」1棹 ¥1,296

鶴屋吉信の「工藝菓(こうげいか)」は、ひと棹ひと棹を職人の手で仕上げた、まるで工芸品のような意匠羊羹のこと。工藝菓の種類によって工程は変わりますが、意匠を描くように職人の手でひとつひとつ仕上げられるさまは、まさに芸術品です。

春には桜、夏には花火、秋には紅葉など、その季節ごとの美しい羊羹が販売されています。四季の移ろいがとっても素敵で、季節の手土産や贈り物にぴったりですよ。

4:幻想的で涼やか♡「花の精」「せせらぎ」/美濃忠

安政元年(1854年)創業の、愛知の老舗和菓子店「美濃忠」。そんな美濃忠の夏のおすすめ商品が、こちらの「花の精」です。

三色の球形を透明な錦玉の中に散らした白小豆入りの羊羹で、幻想的な色合いがとっても素敵ですよね。

白小豆は高級和菓子の原料として用いられることが多い「備中白小豆」を使用しています。

「花の精」1棹(半棹2つ入り)¥2,052、半棹  ¥1,080

また、ブルーがとっても涼やかな「せせらぎ」もおすすめです。涼やかな錦玉の甘みが口の中に広がり、甘さ控えめの道明寺の食感も楽しいひと品。

「花の精」も「せせらぎ」も、2021年8月下旬頃までの販売予定です。涼やかな夏のお茶菓子にぴったりな羊羹です♡

「せせらぎ」1棹(半棹2つ入り)¥2,052、半棹  ¥1,080

5:新しい東京土産に… 「あまのはら」「TOKYO遠望」/和菓子 結

寛永11年(1634年)創業の老舗和菓子店「両口屋是清」が手がける姉妹ブランド「和菓子 結」。

“手のひらサイズの日本の美”をコンセプトとした和菓子のお店で、こちらの「あまのはら」は、まさに日本の美である「富士山の四季」を表現した商品です。

つるんとした錦玉羹で広大な空が、煉羊羹で高くそびえる富士山が、道明寺で雲が表現された棹菓子です。味わいは、ほのかに香るレモン味♡

どこを切っても同じ姿のない、こだわりの配色で描かれた富士山。切る場所によって、それぞれ春夏秋冬の富士の様子が表現されているのだとか。

通年商品で、和菓子 結全店にて販売されています。

「あまのはら」1棹 ¥4,104

また同じ富士でも、こちらの「TOKYO遠望」は、朝焼けに映える東京のランドマークや超高層ビル群のシルエットを錦玉羹と羊羹で表現したひと品です。

こちらは先行販売中の六本木ヒルズ店に加え、2021年7月21日(水)〜9月5日(日)の期間は、全店舗で購入が可能となりますよ♡

帰省の際の東京土産にもぴったりな羊羹。東京土産の新定番になっちゃうかも!

「TOKYO遠望」1棹 ¥4,320

老舗の味と繊細な美しさはお土産にぴったり♡

見た目の美しさだけでなく、老舗の技術とこだわりの和の味わいがぎゅっと詰め込まれた商品の数々。ご家族への帰省の手土産としても喜ばれ、そして驚かれること間違いなしです♡

オンラインショップからも購入できる商品が多いため、実際にお店に足を運ばずとも購入できるのはうれしいポイント。

今年の夏は、まさに和菓子の常識が変わるような「美しすぎる羊羹」を手にとってみてはいかがでしょうか。

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