岡山県玉野市宇野にあるホステルに向け、出発

岡山県の倉敷市より南に行った玉野市に、『HYM Hostel』という少し変わったホステルを見つけてしまいました、私。
妄想の中で電車に乗って、そこに向けて旅を始めています。
嗚呼、楽しみだなぁ。
駅に着いたから、さっそくホステルまで歩こう

そのホステルのあるJR宇野線「宇野駅」に着いた。
歩いている間に、どんなホテルなのかを予習しておこう。
だって、歴史とか魅力とか知っていた方がよりワクワクできるでしょ。
「最初は場所を調べて、同時に歴史を学ぼう」
駅から歩いて約9分で着く立地
住所:岡山県玉野市宇野1-7-3
HYM Hostelは、宇野駅から徒歩約9分で行くことができます。
駅から近いので、倉敷などへも比較的楽に移動できますよね。
1966年に建てられた東山ビルを改修
HYM Hostelは、廃墟になりかけていた東山ビルをリノベーションしたホテル。
さっそく歴史を振り返っていきます。
1966年、宇野港にできた東山ビル。
当時、ビルがあった宇野港は、連絡船の街として栄えていました。東山ビルも、喫茶店やバー、港で働く人の宿舎として賑わっていたんだそう。
しかし、港が衰退していくとともに人も減少していき、ビルを綺麗に保てなくなってしまいました。
そうして、無人のまま「幽霊ビル」として数十年間そこにあり続けました。
時は経ち、2012年。
若者たちが東山ビルを舞台にした「岡山芸術祭」を企画しました。
それがきっかけで、東山ビルの再生計画が立案され、企画、運営が行われました。
そして2014年頃、企画メンバーの西野与吟さんが運営を引継ぎ、ビルの改修が本格的に始まりました。
現在では、新しいコンテンツを追加したり、イベントの企画をしたり魅力的な運営が行われています。
「着地点は決めない。完成図は使いながら考える」という精神で運営しているそうですよ。
「チェックイン済み。じゃあ早速部屋に」
鍵を受け取った瞬間からキュンが始まる
見てください、この鍵。
レトロな雰囲気があって、お部屋までに行くのがより楽しくなりますよね…!
こちらのように、太陽光の当たるところで写真を撮ると、今っぽい仕上がりになりそう。
「ドアを開けて、お部屋、オープン!」
そこにはノスタルジックな空間が広がっていた
ドアを開けたら、ホワイト基調のお部屋が広がっていました。
ワンルームの中心にベッドが1つ、天井からぶら下がっているライトに、部屋から見える瀬戸内海。
このシンプルさがたまりませんよね。
▷3人までの宿泊が可能なんだそう◎
ちなみに、お部屋はシングルとダブルがあり、1部屋に3人まで泊まることができます。
部屋の予約は1カ月以上のステイもできるので、長期休暇を取れた日にでもゆっくり旅をしたいところですね。
ラックには旅で着る服を掛けて
お部屋を見渡すと、壁にくっついているラックを見つけることができます。
宿泊で着る洋服を掛けて、ノスタルジックな空間と自分らしさをMIXさせてみませんか。
「噂によると、屋上がお洒落らしい」
「OKUJOH」と書かれたドアを開くと…
一番上の階に行くとドアに「OKUJOH」の文字が。
ドアを開くと、左手にはテーブルとソファーが並んでいます。
使い込まれた感じが惹きつけられますよ。
「朝ご飯も昼ご飯も、異質なここにいたい」
HYM Hostelでは、1つの店内で『BOLLARD COFFEE』というコーヒースタンドと『全感覚スパイス』というカレー屋さんを時間別に楽しむことができます。
普通では考えられない、ちょっと変わったお店ですよね。
朝~夕方まで営業する『BOLLARD COFFEE』
朝、早起きできたら朝食として向かいたいのは併設されているBOLLARD COFFEE。
日によりますが、店内からは海とフェリーが見えるんだとか。
モーニングと景色を堪能できるなんて、最高の一日を始めることができちゃいそうですよね。
昼は『全感覚スパイス』のカレーを食したい!
お昼は、全感覚スパイスでたくさんの副菜がのったプレートを。
土日祝日は、イートインでカレーを食べることができるんだそう。
平日はテイクアウトして、ホステルの部屋で食べてもいいかもしれません。
旅の終わりまでホステルを知り尽くしたい

今回は、岡山県玉野市宇野にある『HYM Hostel』を紹介しました。
古さと新しさが融合されたノスタルジックな佇まいの空間で、ゆっくり流れるような時間を。