巷に溢れた「〇〇だけダイエット」は邪道?初心に返って、痩せるメカニズムを復習
「〇〇するだけで痩せる」などという楽で簡単そうなダイエット方法がたくさんありますが、本当にその方法で健康的に痩せられるのでしょうか。ダイエットの基本は「食べる量をバランスよく減らして、運動量を増やすこと」つまり「+<-」ということです。そもそもカロリーとは何なのか、などダイエットの基礎をおさらいしてみましょう。
今やダイエット方法は数え切れず

出典: snapmart.jp
テレビやSNSで、数え切れないほどたくさん紹介されているダイエット方法。
巷では「〇〇するだけで痩せる」や「〇〇だけ食べれば太らない」など魅惑的なフレーズが飛び交うダイエット方法も耳に入ったり。
──しかし本当に、それ‘だけ’で健康的に痩せることができるのだろうか。
■ダイエットの基本は変わらない
+:そもそも「カロリー」って何?
■これを消費するにはこれぐらいの熱量

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ダイエットをしていると、必ず耳に入ってくる「カロリー」という単語。何気なく使用していますが、カロリーとは具体的になんでしょう。
カロリーは一言でいうと「熱量の単位」のこと。
食べ物によく記載されているカロリーは「この食べ物が持つエネルギーを消費するには、これぐらいの熱量が必要です」という意味。
カロリー(cal)は本来エネルギーの単位を指し、一般的には、「熱量」または「エネルギー量」を表します。

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一般的にお米やパンなどの炭水化物、また脂肪量の多い部位のお肉などが高カロリーといわれています。
牛乳なども、無脂肪牛乳などに替えて飲むだけでカロリーを削減できます。
ラーメンやハンバーガーなどはダイエット中に控えることが推奨されますが、それはカロリーだけでなく脂質や糖質なども総じて高いことが理由。
■炭水化物の質も気にするとベター
例えば、同じ米でも、玄米と白米では成分が違います。玄米には、胚乳のほかに胚芽、ヌカもついていて、胚芽やヌカには、食物繊維や栄養素が多く含まれています。それに対して、精白によって、胚乳だけが残されたのが白米です。
出典:president.jp
+:ダイエット中に食べたい料理
■例えば…福豆と雑穀入りトマトスープ

楽天レシピ:「福豆と雑穀のスパイシー・ダイエット・トマトスープ」より
トマト缶1つで作ることのできる、あたたかいトマトスープ。定期的に具材を変えることで気分転換。
例えば、福豆と雑穀なんていかがでしょうか?噛み応えがあって、お腹いっぱいになったような気持ちに。色々な野菜を大きめサイズで入れるも良し、きのこをたくさん入れても良し、好みの具材で楽しんでみて。
※アレルギー等に注意して、材料を選んで作りましょう。
材 料(4人分)
トマト缶1個
福豆100g
雑穀1袋
タマネギ1個
ひき肉(合いびき)大さじ2
人参1/4本
きのこ類1カップ
にんにく2かけ
イタリアンパセリ5本くらい
赤唐辛子(粉)お好み
固形ブイヨン1個
水2カップ
塩適宜
コショウ適宜
砂糖小さじ1
オリーブオイル大さじ1
■例えば…大葉梅じゃこチャーハン

楽天レシピ:「大葉梅じゃこ炒飯✿」より
玄米をそのままずっと食べ続けていたら、いつか飽きてしまいそうです。玄米のチャーハンはいかが?
カリカリしたじゃこは噛み応えがあり、梅の酸っぱさがアクセントになります。ダイエット中でも食べたい時はあるはず。そんな時に玄米チャーハンなんてオススメですよ。
※アレルギー等に注意して、材料を選んで作りましょう。
材 料(1~2人分)
温かいご飯(今回は玄米ご飯)大きめご飯茶碗1膳分
じゃこ大さじ2
玉子1個
梅干(小さめ)2個
いり白ごま小さじ1
だしの素少々
酒少々
大葉3枚
ごま油少々
-:エネルギー消費には2種類がある
■(1)自然と消費される基礎代謝

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そして「基礎代謝基準値」と
「参照体重」を掛け合わせると、基礎代謝量が計算できます。
18~29歳の女性では「22.1(=基礎代謝基準値)」×「50.0(=参照体重)」=1110カロリーが何もせずとも自然に消費されるカロリーとされています。
基礎代謝量とは、呼吸や体温調整など人間が生命を維持するために必要な最低限のエネルギーで、上向きで横になった状態で、肉体的、精神的に安静であり、睡眠することなく腕や脚などを動かさず、24時間で消費するエネルギー量のことです。
(中略)
そして、その「基準体重」と基準体重での「基礎代謝量」から算出した「基礎代謝基準値」に各自の体重を乗することによって、1日の基礎代謝量を計算することができます。
■(2)運動して増やす生活活動代謝

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2:生活活動代謝
家事などの日常生活での動作や、歩いたり運動したりなどといった、活動によって消費されるエネルギーのこと。
主にダイエットでは、ここの運動量を増やして痩せようといわれています。筋トレなど、運動するほど消費量が増えるカロリーなのでやりがいもありますね。
「生活活動代謝」とは、日常生活での動作や、運動やトレーニングをしたりなど、身体を動かすときに使われる消費エネルギーのことです。
勿論、活動する強度・頻度・時間によって個人差はありますが、1日の消費エネルギーの約20%~30%程度を占めると言われています。
[-]消費量を増やすために
■基礎代謝を上げるために体を温める

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基礎代謝を上げるためには、体を温めるのが大事。
特に冬は体が冷えやすいので、一日の終わりにゆっくりお湯に浸かって体を温めることがポイント。
汗をかくことでスッキリした気持ちにもなれそうです。より効率よく温まれるような入浴剤を使ってみるのも良いですね。
しかし、基礎代謝を高めたいなら、しっかりと湯船に浸かって身体を芯から温めることが理想的です。身体が温まって血液やリンパの流れがよくなると、老廃物も溜まりにくくなり、身体がスッキリします。
¥264
AYURA(アユーラ)
ポカポカお風呂で温まりたいときにぴったりの、生姜と陳皮の入った入浴剤です。ジンジャーオレンジの心地よい香りに包まれてリラックス気分になれそうです。
■できるだけ文明の利器に頼らない

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生活活動代謝を増やすためには、自分の意思が重要です。文明の利器に頼らないということを意識してみるのはいかがでしょうか?
例えば、一駅ぐらいなら電車に乗らずに歩いてみたり、エレベーターやエスカレーターではなく階段を使ってみたり、日常生活で運動量を増やすことを意識すると、無理せず続けられそうです。