女性が働きやすい世の中に!編集者として広めたい、パラキャリという選択肢

自分らしい職業選択のヒントを発信する連載企画「私のおしごと ~My Colorful Life~」。今回は社員としての本業を持ちながら、ほかにも多数の仕事や活動を行う岡部のぞみさんを取材。今話題の「パラレルキャリア」を単なる副業ではなく、夢や生きがいを追いかけるためのものと定義する、岡部さんの考え方を伺いました。

副業NGの時代は終了?働き方が変わってきた!

副業NGの時代は終了?働き方が変わってきた!

いろいろな職業、働き方の魅力を紹介する企画「私のおしごと ~My Colorful Life~」。今回お話をお聞きしたのは、岡部のぞみさん。

ひとつの会社に依存する働き方が揺らぎ始めたこの時代に、ポジティブな“複業”を持ち、充実した毎日を送っています。

ニューノーマルの、幸せなお仕事ライフとは

ニューノーマルの、幸せなお仕事ライフとは

withコロナの時代、改めて幸せな働き方を考える人が増えているそう。副収入のためだけではない、人生を豊かにする“複業”が求められているようです。

そこで、活躍の場を複数持ってワクワクしながら働いている、岡部さんのお仕事ライフについて聞きました。

パラレルキャリアって知ってる?

パラレルキャリアって知ってる?

パラレルキャリアとはおおまかにいうと、社員としての本業を持ちながら、自分を高めるためや夢の実現、社会貢献などの目的でほかのキャリアを持つこと。私は本業以外の部分を、“夢や生きがいのため”と解釈しています。私自身も出版社の社員として大好きな仕事を担当しつつ、個人で仕事をいただいたり、知り合いの事業をお手伝いしたりして、パラキャリを実践中。

固定観念にとらわれない働き方を発信したいという気持ちで立ち上げた「パラナビ」というメディアでは、サイトの編集長をしています。今の日本で、女性が結婚や出産などのライフイベントに左右されずに働き続けるのは、少し難しい面がありますよね。そこで、パラレルキャリアという選択肢を知ってもらい、働き方は自由にデザインできると伝えたいんです。

Paranavi

きっかけはビジネスコンテスト

きっかけはビジネスコンテスト

「パラナビ」の始まりは、前職の上司が「女性のビジネスコンテストがあるから応募してみたら?」と提案してくれたこと。私は出版社とITメディアで3回転職しているのですが、前の職場との繋がりを大切にしていて。そこから情報をもらえてチャンスに繋がることが多いんです。

このときは友人を誘い、“副業したい女性とスポットで仕事を委託したい企業のマッチング事業”を企画してチャレンジ。仕事が終わってから集まり、企画を練ってがんばりましたが、実は1回目、2回目は受賞とならず、優勝したのは3回目の挑戦でのことでした。

コンテストには岡部さん(写真右)、飯田安紗美さん(写真左)らでチームとなり挑戦。

今振り返ると「どこからそんなパワーが出たんだろう?」と自分でも不思議です。優勝後は、トレンダーズ社から委託されたビジネスというかたちで「パラナビ」がスタート。

ビジネスコンテストは学生向けのものもありますし、皆さんも挑戦したら新しい世界が見えるかもしれません。私は没頭できてすごく楽しい経験でした。

賞品としていただいた高級ブランドHUBLOT(ウブロ)の時計。つけるたび身が引き締まるそう!

実は、高校までは人見知りでした

実は、高校までは人見知りでした

ずっとマスコミ勤務ですし、活発な人と思われがちなんですが、高校まではあまりしゃべらないシャイな性格だったんですよね。今も人前に出るのは得意ではないし、SNSも苦手なほう。昔の知り合いが見て、「地味だったあの人がこういう発信をしているんだ!」と思ったらイヤだな、とか考えすぎちゃうんです。

ところが、今は世の中に情報発信する立場なので、SNSもイベントの主催などもがんばっています。やっていたら慣れてくるものですね。

自分発信が苦手な人はダメ、と言われがちな時代ですが、無理せずストレスにならない程度にやってみればいいんじゃないかなと思っています。

編集者という職業柄、読書家の一面もあり、自宅の本棚はギュウギュウ。Kindleでの読書も日課だそう。

複数の仕事をするスケジュールって?

複数の仕事をするスケジュールって?

現在、すべての仕事がほぼリモートワークです。9時〜18時半は会社員としての仕事に従事。そうすると、別の仕事は朝8時からリモートミーティングを入れてサクッと終わらせるなど、タイムリミットがあり、時間を有効に使えるようになりました。夜はあまり働かないようにと思っていますが、楽しくて働いちゃうことも。それでも自分のペースで、睡眠もしっかり取れています。

連絡に即レスするのもカギで、そうしないとあとが大変。今学生の人も、考えなくていい作業は早めに片付けてしまったほうが自分もラクですよね。

土日を少し複業に当てることもありますが、自分で決めたことなのでストレスはないです。
ただ、快適に働けるようiMacやスタンドライト、ハーマンミラーのセイルチェアなどの投資も。奮発しましたが効率が上がりましたよ。

本業で凹むことがあっても、複業で気分を盛り返したり、気持ちのバランスが取りやすいのもメリット。本業への良い影響もいっぱいあります。

パラレルキャリアに向き不向きってある?

パラレルキャリアに向き不向きってある?

向いてるとかではなく、誰でもできるものですよ。私はひとつのことに長く集中するのが苦手なので、余計に助かっているかも。パソコンのウィンドウをいっぱい開いて、複数のことを同時進行することで、意外と見えてくるものがあるんです。思わぬ共通点に気づいたり、両方に生かせることが出てきたり。むしろ効率的なんですよね。

小さい頃から細かく計画を立てるのが得意じゃなくて、夏休みの宿題もひらめいたときに一気に仕上げるタイプでした。今は大人だから計画を立てますが(笑)、勢いとか熱さも大切に、柔軟にいい仕事をしたいと思っています。

学生時代は計画性がないとダメ、と言われたじゃないですか。社会に出てみたら、ガーっとやる性格も予測不能の事態に臨機応変に対応できる、という意味では生かすことができる!とわかったんですよね。

本業、複業、あらゆる仕事の取材メモや絵コンテ。中央は「パラナビ」のロゴデザインを考えたときのもの。

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自分らしい職業選択のヒントを発信する連載企画、「私のおしごと ~My Colorful Life~」。第3弾は、道明歩(どうみょうあゆほ)さんの“おしごとLife”。ベビトレヨガ教室を主宰しながら幼稚園でプレ保育の先生もしている、多角的なワークスタイルを実践中。その笑顔あふれるフリーな働き方を教えてもらいました。

パラキャリ仲間の存在

パラキャリ仲間の存在

「パラナビ」のメンバーは、ほとんどがパラキャリ実践者です。コンテストに一緒に参加した飯田さんは学生時代からの友人で、現在「パラナビ」事業の責任者。海外でのキャリアが10年あり、日本のジェンダーギャップに疑問を感じているひとり。私も自由な働き方を常に模索しているので、運命的な繋がりなのかもしれません。

「パラナビ」をやっているのはお金儲けのためではなく、世の中の女性にさまざまなキャリアの選択肢があることを知ってもらいたいからです。サイトの記事を読んだ人から「すごく良かった」と言ってもらえたり、イベントを行うとたくさんの人が集まってくださるのがうれしいです。

同じ夢を持つ仲間とサークルみたいに集まるのも楽しい。学生のときと違って、お仕事する人として尊敬できる仲間がいると、刺激になって自分も高められます。

コンテストに一緒に挑んだ飯田さんと、「パラナビ」の理念に賛同してジョインした勝田健太郎さんと一緒に。

パラキャリと結婚生活

パラキャリと結婚生活

数年前に結婚して、何が変わったかというと…。がんばって遊びに出かける必要がなくなりました(笑)。

ひとつの場所や時間にとらわれずに働けるパラキャリスタイルを生かして、スケジュールの融通を利かせ、夫と過ごす時間も満喫できています。

ふたりとも家で仕事をしているため、たまに自分の部屋以外でオンラインミーティングをしたり、外の音をシャットアウトして仕事に集中できる音楽を聴いたりするときのために、AirPodsが手放せなくなりました。

通勤することが減り時間ができた分、ご飯を作って一緒に食べる時間が増えました。時短で料理ができるミールキットや無農薬野菜を取り寄せたり、無添加で高たんぱくのドライビーフをおやつにするなど、効率と健康を意識するように。

ステイホーム中には運動不足解消のために『リングフィット アドベンチャー』で夫と大盛り上がり。ひとりでは得られない時間が毎日の活力になっています。

都心からの脱出を計画中

都心からの脱出を計画中

新しい生活様式が定着してリモートでできることが増え、パラキャリを進めやすくなったかもしれません。

夫婦ともに関西出身なので、もしも将来引っ越すなら今注目の淡路島なんかいいな、と思っています。半分農業・半分リモートワークという暮らしができるんだそう。このままリモートの世の中が続くなら、移住を視野に入れて未来を考えるのも楽しいですね。

自由な働き方で、もっと輝いてほしい

自由な働き方で、もっと輝いてほしい

先行きの見えないこの時代、会社員の自分のほかに、夢とかやりがいを追いかける自分がいたら、バランスがいいですよね。

本業に迷惑をかけず、両立する働き方はきっとできます。相乗効果で新しい景色が見えて、ワクワク充実するはずです。

これからも「パラナビ」の活動を通してキャリアの問題解決に努めるとともに、ひとりでも多くの悩んでいる人を救いたいです。

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自分らしい職業選択のヒントを発信する連載企画、「私のおしごと 〜My Colorful Life〜」。第2弾は、アパレルブランド代表・醍醐紗和(だいごさわ)さんの“おしごとLife”を紹介。会社員を経てブランドを立ち上げるまでのストーリーのほか、やりたいことを見つけて人生を豊かにする考え方などを教えてもらいました。

パラレルキャリアを実践!岡部さんの一日

パラレルキャリアを実践!岡部さんの一日

朝の早い時間にミーティングを入れて時間を効率的に使い、複数の仕事を無理なくこなしています。

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※掲載している情報は、2020年11月取材時のものです。
※取材は感染症拡大防止に配慮して行っています。写真撮影時のみ一時的にマスクを外しています。

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Photo:Takahiro Okamoto
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