壊れても、新たな姿を再発見。伝統の「金継ぎ」の魅力や体験プログラムをご紹介

予期せぬタイミングで器が割れてしまったこと、ありませんか？
いつも使っていた器だったからこそとっても悲しい。
捨てるしかないのかな？

割れてしまってもまた新たな一面を楽しむ方法があるみたい。
この記事では「金継ぎ（きんつぎ）」の魅力や体験プログラム・キット・金継ぎを取り入れたアイテムをご紹介します。
早速どんなものなのか、チェックしていきましょう。

金継ぎの言葉は聞いたことがあるけど、どんなものかまでは知らないという方も多いのではないでしょうか？
金継ぎは器を修理する日本独自の古来からの伝統技法として伝わっているもので、漆を使用し表面の塗装で金粉などを用いて装飾をすることなのだそう。

この修理方法を使えば、壊れてしまった器たちも直すことができ、また金粉をはじめとした塗装を施すことによって華やかな雰囲気にも仕上がります。
大事な器も再び使うことが叶うかも。

金継ぎをすることによって、金粉ならではの華やかさや光沢感が加わるのでアクセントにもなってくれそう。
壊れる前と後で異なるビジュアルを楽しむことができるのも金継ぎの醍醐味の一つかも。

金継ぎの魅力を知ったら、実際に体験してみたくなりますよね。

こちらのプログラムワークショップなどの予約サービス、「Craftie（クラフティ）」で提供している都内でできる金継ぎ体験プログラム。
初心者でも安心して取り組めそうな内容なので、集中して体験を楽しむことができそう。

オンラインで体験できるプログラムも一緒にご紹介。
『花匠 風楽』のプログラムは、漆を使わずに身近な存在の接着剤と、ブロンズ粉を使った金継ぎ体験をすることができるのだそう。
器に合った修復方法を提案してくれるほか、必要な道具は事前に届けてくれるシステムも嬉しいですよね。

金継ぎは気になるけど壊れた器が手元にない…そんな時は金継ぎが施されたものや金継ぎ風の模様のアイテムに出合ってみるのもいいかも。

こちらのお皿は本焼き後に隙間ができた部分に金継ぎをしたのだそう。
金継ぎとボーダーが程よくマッチしてお洒落に見せてくれていますね。

高級感が漂うこちらの抹茶茶碗は金継ぎ風の模様を施したもの。
使うほど茶渋の味わいも加わり、変化を楽しむことができる器へと成長してくれそう。

金継ぎは器だけでなく、アクセサリーにも応用が可能みたい。

こちらは金継ぎの技術を用いて、ラブラドライトの原石と水晶を合わせたピアス。
異なる素材が金継ぎによって結び付けられるってとっても素敵ですよね。

波にもまれ丸くなったシー陶器を金継ぎと漆継ぎを取り入れてイヤリングに生まれ変わらせたこちら。
和風な柄も金継ぎや漆継ぎと雰囲気が合っていますね。
オンリーワンのデザインに愛着が湧くかも。

今回は金継ぎに関する様々なことをご紹介しました。
もしかしたら、手元にある大切な器たちが金継ぎをすることで命を吹き込むことができるかも。
気になったらぜひトライしてみてくださいね。