巷は空前の韓国文学ブーム。アナタの探究心をくすぐる、繊細で熱い15冊をチェック
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巷は空前の韓国文学ブーム。アナタの探究心をくすぐる、繊細で熱い15冊をチェック

空前の韓国文学ブームと言われるように、日本の書店でも韓国の本を見かけることが増えてきた最近。そこで今回は、『民主化運動』『自己啓発』『ジェンダー・セクシュアリティ』の3つのカテゴリに分けて、韓国文学をご紹介していきます。これまで触れたことのなかった世界を知ることができるきっかけになれば、幸いです。

更新 2021.05.22 公開日 2020.08.25

最近よく見る韓国文学

街中の書店で韓国文学を見かけることが増えたな〜と思っている方も多いはず。
日本でも話題になった『死にたいけどトッポッキは食べたい』などを筆頭に、韓国文学を楽しむ方が増えていますよね。

そこで今回は、そんな話題の韓国文学をもっと知りたい方に向けて15冊を厳選してみました。
メジャーなものから、日本の書店ではまだあまり見かけないものまで、テーマ別に幅広く集めたので、ぜひ気になる一冊を手にとってみてくださいね。

theme:民主化運動

少年が来る

¥2,750

【ハン・ガン 著/出版社:クオン/訳:井出俊作】

光州事件から35年経った今だからこそ、見えてくる事実を切実に描いています。
激動の時代を生き残った者と、死者、両者の声を驚くほど丁寧に綴った一冊です。

菜食主義者

¥2,420

【ハン・ガン 著/出版社:クオン/訳:きむ・ふな】

『少年が来る』と併わせて読みたいこちらの作品。
マン・ブッカー国際賞を受賞したことでも一躍話題となった、作者の代表作。
暴力というテーマを、韓国社会の特異性と溶け込ませて表現した斬新で、美しい物語です。

わたしに無害なひと

¥1,760

【チェ・ウニョン 著/出版社:亜紀書房/訳:古川綾子】

2018年「小説家50人が選ぶ今年の小説」にも選ばれた一冊。
誰しもが生きていく上で経験する、目の眩むような人と人の関わりを繊細に表現しています。
過去との向き合い方を考えるきっかけになるかもしれません。

となりのヨンヒさん

¥1,980

【チョン・ソヨン 著/出版社:集英社/訳:吉川凪】

こちらは、韓国SFの短編集。
柔らかな雰囲気の物語を通して、弱者に寄り添う著者たちの文章に、心が温かくなるはず。
短編集なので、本を一冊読むのが苦手だという方にも、オススメですよ。

こびとが打ち上げた小さなボール

¥2,090

【チョ・セヒ 著/出版社:河出書房新社/訳:斎藤真理子】

1970年代の首都、ソウルを舞台に描かれた作品。
都市開発が急進的に行われていく中で、その時代を生きた人々の姿をありありと表現した、悲しく、激しく、怒りに満ちた美しい小説です。

theme:自己啓発

あやうく一生懸命生きるところだった

¥1,595

【ハ・ワン 著/出版社:ダイヤモンド社/訳:岡崎暢子】

せわしない現代を生きる私たちの心にスッと溶け込んでいくような一冊。
韓国で25万部のベストセラーを達成した、自分らしい生き方を知るための作品です。
張り詰めた心の糸を緩めることで、見えてくるものがあるはずですよ。

すべての瞬間が君だった きらきら輝いていた僕たちの時間

¥1,540

【ハ・テワン 著/出版社:マガジンハウス/訳:呉 永雅】

こちらは、心に染み渡るような優しい詩を集めたエッセイ集。
その日の自分の気持ちに合ったエッセイを読むことで、ジワッと胸が暖かくなるはず。
どのページをめくっても、自分の物語のように入り込むことができるような作品です。

私が30代になった

¥1,430

【イ・ラン 著・訳/出版社:タバブックス】

独自の世界観で、韓国国内で注目を集めているアーティストのイ・ランによるコミックエッセイ。
30代女性として生きることをありのまま描いたほっこりするような内容なんです。
読書が苦手だという方にも、ぜひ手にとってほしい作品です。

怠けてるのではなく、充電中です。

¥1,650

【ダンシングスネイル 著/出版社:CCCメディアハウス/訳:生田美保】

理由があるわけじゃないけれど、疲れている。
無理して笑っている気がする。
そんな風に、生きる中で、誰でも味わったことのある不安や憂鬱、無気力とうまく付き合っていくための、心の充電法が示されている一冊です。

それでも、素敵な一日

¥1,650

【ク作家 著/出版社:ワニブックス/訳:生田美保】

著者の分身として、うさぎの「ペニー」が前を向いて生きることの大切さを教えてくれるイラストエッセイ。
幼少期から、耳が聞こえず、いずれ視力も失うと言われていた著者が伝える「前を向く」という想いが、スッと心に入り込んでくるような作品です。

theme:ジェンダー・セクシュアリティ

82年生まれ、キム・ジヨン

¥1,650

【チョ・ナムジュ他 著/出版社:筑摩書房/訳:斎藤真理子】

韓国文学ブームの火付け役となったといっても過言ではないくらい、日本でも注目を浴びている作品。
一人の女性の人生を振り返りながら、これまで普通として見過ごされてきた、女性として生きていくことの息苦しさ、不合理、間違いに気づかされるはずです。

ヒョンナムオッパへ

¥1,980

【チョ・ナムジュ他 著/出版社:白水社/訳:斎藤真理子】

7つの物語が集められた短編集。
まさにフェミニズム!というような本格的な作品から、優しいベールのように、気持ちを包み込んでくれるような作品まで幅広く楽しむことができます。

娘について

¥2,090

【キム・ヘジン 著/出版社:亜紀書房/訳:古川綾子】

ある日突然、親離れしたはずの娘が女性のパートナーを連れて、老人施設で働く母の元に転がり込んで来る。
愛の形や、家族関係、様々なテーマから「普通」の幸せに背を向けて生きていく人間の姿を描いた作品。
心に爪痕が残るような感覚を味わうことができるはずです。

私たちにはことばが必要だ フェミニストは黙らない

¥1,870

【イ・ミンギョン 著/出版社:タバブックス/訳:すんみ・小山内園子】

韓国フェミニズムムーブメントの代表作とも言えるこちらの作品。
女性差別問題を語る上で、大切な日常会話のマニュアル書という位置付けで、フェミニズムに関心のある方にはぜひとも手にとってほしいんです。
女性嫌悪やセクシストにどう対処していけばいいのか、生きる上で苦しく感じていた事柄への対処法を知ることができる一冊です。

フィフティ・ピープル

¥2,420

【チョン・セラン 著/出版社:亜紀書房/訳:斎藤真理子】

とある大学病院を接点に、人種・年齢・性別といったあらゆる要素を飛び越えて、50人の人生が交差していく様子を描いた物語。
人と人の自然なつながりの中にある、愛をじんわりと感じることができるから、やさしい気持ちで読み終えることができるはず。

どの一冊が気になりますか?

今回は、カテゴリ別に韓国文学15冊を紹介してみました。
日本でヒットしたメジャーなものだけでなく、様々な物語や想いに触れることのできる本を厳選したので、ぜひ手に取ってみてくださいね。
アナタはどの一冊が気になりますか?

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