女性であることの自尊心を。ジェンダーに興味が湧いた時に読みたい初心者おすすめ本

SNSでも幾度となく取り上げられる「ジェンダー」に関する話題。どこか触れづらい話題というイメージもあるけれど、フェミニズムについて学ぶことは、今まで女性という理由だけで感じた理不尽なことなどをきちんと捉える上で助けになるはず。『82年生まれ、キム・ジヨン』など、初心者さんにもオススメな本をご紹介します。

身近なのに触れづらい敏感な話題

身近なのに触れづらい敏感な話題

出典: snapmart.jp

令和になってからますます「ジェンダー」に関する話題はホットだ。日に日に熱を帯びている。

避けては通れない問題で、誰しも身近な話であることには間違いない。なのに「どこか触れづらい」という感覚が正直どうしても拭えない。

(敬遠されてしまうのではないか)と不安になって、そういう話に踏み込めなくなってしまう。

出典: 17kg.shop

しかし「無知」こそ、最も恥ずかしいことではないだろうか。

世の中にはまだ、女性が女性であるというだけで自尊心を削がれてしまうような場面がある。
それに気付けるように、違和感を覚えられるように、知識をつけておくのはきっと糧になるはず。

ジェンダ―に興味が湧いた時に読みたい、初心者さんにオススメの本をご紹介します。

[初心者]分かりやすくて読みやすい本

『ジェンダーについて大学生が真剣に考えてみた』

『ジェンダーについて大学生が真剣に考えてみた』

大学生の視点からジェンダーを考える、超入門本。

ジェンダー研究のゼミに所属する大学生たちが、投げかけられた質問を丁寧に議論していくというスタイルです。専門家や学者でなく、大学生という立場だからこそ、気張らず読みやすいかもしれません。

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監修:佐藤 文香(さとう ふみか)
著:一橋大学社会学部佐藤文香ゼミ生一同
出版社: 明石書店

『クソ女の美学』

『クソ女の美学』

エッセイと漫画が合わさった、スラスラと読みやすい本。

著書は韓国人で、本国でも話題になった一冊だとか。理不尽だと感じたシチュエーションや、違和感を覚えた発言などが分かりやすく描かれており、「あの時感じたモヤモヤはこういうことか!」としっくりくるかもしれません。

出典: snapmart.jp

本の帯にもあるように「やっぱ男に注いでもらう酒はうまいわぁ」や「家にいるくせにお姉ちゃんのご飯の準備もせず何やってるんだ」などの発言が印象的。

男女が入れ替わった途端、抱いていた違和感の正体が明らかになるような感覚に。

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著者:ミン・ソヨン
訳者:岡崎 暢子(おかざき のぶこ)
出版社: ワニブックス

[韓国]お隣の国と共感できる本

『82年生まれ、キム・ジヨン』

『82年生まれ、キム・ジヨン』

韓国で社会現象を巻き起こしたベストセラー。

主人公の誕生から学生時代、受験、 就職、結婚、育児までを淡々と振り返った一冊。ただ、その淡々とした語り口の中に、今まで女性が我慢してきたことや葛藤してきたことなどが現れており、国を超えて幅広い世代の女性に共感を得ています。

出典: www.amazon.co.jp

また映画化もされており、韓国では2019年10月に公開され再び反響を集めました。主人公キム・ジヨンを演じるのはチョン・ユミ、その夫を演じるのはコン・ユです。

日本でも2020年10月9日から公開されています。興味がある方はぜひ映画も鑑賞してみて。

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著者:チョ・ナムジュ
訳者:斎藤 真理子(さいとう まりこ)
出版社:筑摩書房

『私たちにはことばが必要だ』

『私たちにはことばが必要だ』

女性である自分を守るために、どうしたら良いのかが分かる本。

韓国の「ソウル・江南駅女性刺殺事件」をきっかけに、女性たちは立ち上がりました。日常会話で、嫌なことを言われた時にどうすれば良いのかが書かれているマニュアル書と言っても良いかもしれません。

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著者:イ・ミンギョン
訳者:すんみ/小山内 園子(おさない そのこ)
出版社:タバブックス

[中級]視野を広げるための本

『おとめ六法』

『おとめ六法』

初心者さんにおすすめの本の中でも、もう一歩踏み込んだ本をご紹介します。

法律の観点から、自分を守れる術を知れる本。

小難しいイメージのある法律ですが、現役弁護士によって分かりやすく具体的に書かれています。「私が悪かったからだ」と自分を責めることなく、落ち着いて状況を把握できるようになれるかも。

出典: snapmart.jp

学校や職場、恋愛や結婚など様々なシーンでトラブルは起きがちですよね。

そんなトラブルから守ってくれる法律として、DV防止法・ストーカー規制法・著作権法・軽犯罪法・男女雇用機会均等法……などたくさんあります。

女性の一生に寄り添う法律集です。

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著者:上谷 さくら(かみや さくら)/岸本 学(きしもと まなぶ)
出版社:KADOKAWA

『「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を。』

『「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を。』

世の中でタブー視されている問題についてズバズバ切り込んだ本。

見ないふりもできるような事柄について、ハッとするような視点で語られています。日常に潜む、様々な種類のハラスメントをハラスメントと気付くことすらできず、スルーしてしまうような事態も今まできっとあったはず。

声を上げる時に支えとなるような一冊です。

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著者:小川 たまか(おがわ たまか)
出版社:タバブックス

『足をどかしてくれませんか』

『足をどかしてくれませんか』

メディアを通して違和感を訴える本。

男女問わず、みんなにとって心地よい表現とは何かを考えさせられる一冊です。
ジャーナリスト、研究者、エッセイストらが女性としての体験から、メディアのあるべき姿を考えさせてくれるきっかけになるかもしれません。

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著者:林 香里(はやし かおり)ほか
出版社:亜紀書房

少しずつ知っていこう

少しずつ知っていこう

出典: snapmart.jp

今までも女性だからということで様々な理不尽・違和感があったかもしれない。

その時はそのモヤモヤを、明確に言葉にすることができなかったけれど、少しずつ知識をつけていけば、その正体・理由が分かる日も近いかも。

少しずつでいい、焦らず学んでいこう。

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