儚くて、どこか危なっかしい高校生のあなたへ。今だから読んでほしい5冊の本
inminm

儚くて、どこか危なっかしい高校生のあなたへ。今だから読んでほしい5冊の本

3年間しかない高校生活。恋愛や友達関係、進路に部活と考える事が多すぎてパンクしそうになるときこそ、本を読んでみてはどうでしょうか?『女の子の人生で覚えていてほしいこと』、『少女は卒業しない』、『若草物語』、『愛を知らない』、『82年生まれ、キム・ジヨン』の5冊と、読んだ本の記録ノートにオススメアイテムを紹介します。

更新 2020.08.31 公開日 2020.08.31

一瞬で、儚くて、愛おしい時間

高校生活が終わってしまえば、もう大人の世界に仲間入り。
理不尽だからと目上の人に泣きながら抗議をしたり、友達と意見が合わなくて大喧嘩して1週間も口をきかないなんて事は、なかなか出来なくなるでしょう。
大人たちから言われる「今しかない時間を大切に過ごしなさい」なんて、耳にタコが出来るくらい聞いたのではないでしょうか。

ピアスを開けて、髪だって染めて、早く彼氏を作って、ドライブもサークルなどもやりたい事であふれている、高校生の皆さんに。
まだ、背伸びをすることしか出来なくて、もどかしい時間を過ごしている高校生の皆さんに。
お気に入りの本、ぜひ見つけてください。

『女の子の人生で覚えていてほしいこと』

「女だから」という定義

「結婚して子どもを産んだら専業主婦になる」、「彼氏はいたほうが良い」など、性別特有の考え方などが、実際まだ残っている時代を生きる女性として、疑問をもったり、「それは違う」と思ったことは、ありますか?

これから先、大学や社会に出たときに性別でカテゴライズされて、悔しい思いをすることもあると思います。

そんな時、この本を読んでみてください。
生まれ変わっても「女性がいい」と思える、悔いの残らない生き方に近づける1冊です。

最後の講義 女の子の人生で覚えていてほしいこと

¥1,210

NHK「最後の講義」で話題を呼んだ「毎日かあさん」の作者・西原理恵子さんの作品。
「どんなときでも人生の舵取りを人任せにしない」の一言に気づかされます。
先生や親が良いと言ったから、友達がみんなやってるから、と周りに流されていたら、それは自分の人生の舵を他人に任せっきりにしてしまっている、ということ。
自分の人生は一度きりだからこそ、性格悪くたってワガママだっていいんだと思える、そんなお話です。

著者:西原理恵子
出版社:主婦の友社

『少女は卒業しない』

儚くて切なくて、どこか危なっかしい。
高校生の3年間は、まだ高校生になってない人からしたら、とても輝いて見えて、高校生が終わった人からしても、輝きを放っている時間。

一生に一回だからこそ、思い切り恋をして、喧嘩をして、理不尽なことには理不尽だと立ち向かえる、そんな全力の時間。

もう高校を卒業してしまった人も、本気で楽しめるあの長いようで短い3年間を再び、存分に吸収できる1冊です。

少女は卒業しない

¥1,430

『桐島、部活やめるってよ』の作者、朝井リョウさんの作品。
廃校が決まった高校の最後の卒業式に少女7人が恋愛、友情、将来の夢、後悔…全てに対して奮闘するお話です。
少女7人それぞれの頑張りが、自分と重なる部分があったりするので、親近感とワクワク感が止まらないと思います。

著者:朝井リョウ
出版社:集英社

『若草物語』

「あのときは楽しかった」と浸れるくらいの過去はありますか?
高校生の人は、もしかしたら今が1番楽しいのかもしれません。

人生は、その時の自分の選択で出来上がっています。
後に振り返った時、その選択を後悔したりするかもしれませんが、当時の自分にはその選択が最善だったのです。

人生にたくさんの選択肢があるなか、今迷っている人や今までの選択に後悔をしている人にこそ、読んでほしい1冊です。

グレタ・ガーウィグの世界 ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語

¥6,200

原作であるルイザ・メイ・オルコットさんの作品『若草物語』を、現代版にして生まれ変わらせた『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』。
個性豊かな4人姉妹の成人や結婚など、それぞれの人生の葛藤が描かれていて、人生は上手くいかないから、楽しいのかもしれないと思わせてくれるお話です。

著者:グレタ・ガーヴィグ
出版社:DU BOOKS

『愛を知らない』

「普通こそが幸せ」と思わなくていい

親、先生、先輩などからの「支配」に違和感を感じている人はいますか?
もしかしたら、これが「普通だから」と自分の感情を殺してしまったりする事もあるかもしれません。

そんな「普通という固定概念」に縛られなくたっていいんです。
少しでも違和感を感じたり、善意でやっていたことが、いつの間にか義務になっていて、おかしいな…と思い始めた人に読んでほしい1冊です。

愛を知らない

¥1,650

デビュー作『1ミリの後悔もない、はずがない』が大ヒットした作者一木けいさんの作品。
クラス全員の団結力が試される合唱コンクールを背景に、今までクラスから浮いていた女の子の、秘密が解き明かされていくお話です。
「支配」は目に見えないものだからこそ、結果として良いことも悪いことも、起こるのかもしれません。

著者:一木けい
出版社:ポプラ社

『82年生まれ、キム・ジヨン』

他人事じゃない答えの無い問題

これ!という決定的な正解のない「ジェンダー」という問題。
この問題について、小説という形態でわかりやすく理解を深めてくれるのが、『82年生まれ、キム・ジヨン』という作品です。

高校生の今だからこそ、これから自分達が社会に出る準備のために、読んでおいてほしい1冊です。

82年生まれ、キム・ジヨン

¥1,650

日本でも10月に映画公開が決まった『82年生まれ、キム・ジヨン』。
韓国のどこにでもいる「ジヨン」という名前で、ソウルのマンションに夫と子ども3人で住んでいる、いわゆるどこにでもいる普通の女性が、ある日を境に他人の人格が憑依したかのように振る舞い始める。
その事から、彼女が過去に受けてきた理不尽なジェンダー差別や、女性特有の問題が露わになるお話です。
物語の最後の一言に愕然とし、ジェンダーのことに興味を持つきっかけになれるかもしれない作品。

著者:チョ・ナムジュ
訳:斎藤真理子
出版社:筑摩書房

わたしだけの読んだ本記録

読んだ本の感想を、タイトルや作者名と一緒に、記録しておくのもオススメ。
後で見返すことができるし、同じ本を何回も読んだときに感想が変わったり、視点が変わるかもしれませんよね。
ペンやメモ、付箋やシールを使って「わたしだけの読んだ本記録」してみませんか?

ポケット付きメモ

¥528

かわいさも使いやすさも『Rollbahn(ロルバーン)』に勝るものはありません。
なんといっても、表紙の種類が豊富だから、1冊に絞れなくて何冊も欲しくなってしまうほど。
カラー展開が豊富な『Rollbahn』のトリコになること間違いなし!

ボールペン

¥521

間違えたら消す事も出来て、尚かつ消しカスも出ない『FRIXION(フリクション)』のボールペンは愛用している人も多いのでは?
感想を書いたり、自分だけのデコレーションを施すとなったら間違いはつき物なので、消せるボールペンが役立ちそう。

本からたくさんの吸収を

SNSから情報を得ることが主流の今、読書すること自体が新鮮かもしれません。
集中して文字を追うことで得られる事や、感情移入から広がる名前がつけられない感情を感じられるのが、読書の醍醐味。

大丈夫、そこで得たものを忘れたとしても、ふとしたときに思い出して、本を読んだときに胸をよぎった、あの名前のない感想が、あなたの感受性や表現力をより奥深くしてくれることでしょう。

3年間という限りある時間、永遠じゃないからこそ、小さな事でも積み重ね吸収して、キラキラした時間の一部にしましょう。

spacer

RELATED