夏の夜はなぜだか

夏の夜はなぜだかエモーショナルな感情になる。
そして何もできずにこの夏を失っていくのがとてつもなく寂しく感じてしまう。
そんな時は、普段はやらない小さな幸せを噛みしめるようなことをするの。
彼とコンビニアイス

うだるような暑さの中では、近所のコンビニに行くのさえ億劫になってしまう。
だから私は深夜に行くのが好きなのよ。
大好きな彼の手を引いて。

帰り道、片手には大好きなアイスクリーム。
また手を繋いで来た道を戻るの。
他愛もない会話をするこの時間がたまらなく愛しい。
本当は毎日でも行きたいけれど、このご褒美のような時間のために頑張れる私がいるから、たまにの方がいいの。
ベランダで一杯

今夜はベランダで一人で飲むことにした。
私も大人になったな。
この街に住んで何年になるんだっけ?

ベランダから見える景色は何てことない至って普通の街並みだけど、それさえも今夜はなぜかエモく感じる。
夜風に吹かれた私を包むのは、お気に入りのシャンプーの香り。とても心地良い空間。
窓際には風鈴を飾ってみたりしちゃう
ガラス風鈴
¥850
こちらの風鈴は一つずつ手作りだから、色や柄がそれぞれ違うんです。ガラス素材が鮮明なサウンドを奏で、涼しさを感じさせてくれます。窓やドアの近くに飾っておけば開くたびに風情を感じることができますよ。
ギターの音色に耳を傾けて

今日も一日頑張った自分を褒めてあげたい。
そんな帰り道、普段はスルーしてしまう駅前で弾き語りをする人のギターの音色に耳を傾けてみた。

初めて聴くけどどこか懐かしいような、心に染みる曲。
歌詞に出てきた“お祭りの金魚”で思い出した。
遠い夏の思い出。
帰ったら久々に家族に連絡してみようかな。
日頃の感謝は伝えられる時に伝えよう。
丸ごとフルーツポンチ

夏の風物詩といえばスイカでしょ!
一人で食べきれないしな…といつも買うのを辞めてしまうけれど、今夜はそんなこと気にしない。
丸ごと使ってフルーツポンチを作ろう。
注がれるサイダーのしゅわしゅわと、キラキラのビジュアルに心を踊らせていたあの頃のように無邪気に。
小玉スイカなら一人でも食べられそうじゃない?
スイカをジグザグに切ってちょっとお洒落感を出して見たりするのもいいかも。お好みのフルーツを、好きなだけ入れて。
※レシピの中にアレルギーを引き起こす食品が含まれている場合があります。ご注意ください。
材 料(3人分)
出典 recipe.rakuten.co.jp
小玉スイカ1/2 個
キュウイ1個
ナタデココ大匙 2程
パイナップル1枚
チェリー2粒
牛乳寒天お好みの量
レモン果汁入り炭酸ジュース適量
青春っていいものだ

そういえば、学園ものの映画やドラマって普段は絶対に選ばないけど、今日みたいな日は観てみてもいいかも。
グラウンドで感じたあの夏の匂いが一気に蘇ってくる。
私もこのくらいの年の頃は、まだ何でもできそうな気がしてたな。

見始めてみたら時間はあっという間に過ぎていき、ラストシーンでは柄にもなく感動の涙をこぼしてしまった。
汚れなき青春、高校生という日々にしかない煌めきを私も少しおすそわけしてもらった気分。
眠れない夜の先には

眠れない夜は、いっそのこと眠るのをやめて朝焼けを待ち望んでみることにした。
あと数時間、本でも読みながら待つことにしよう。
知ってる?
朝焼けって夕焼けとはまた違う美しさがあるの。
あの絶妙なピンク色が私の心を浄化してくれる気がしてたまに見たくなる。
一夜を過ごすお供に
クジラの彼
¥607
著者『有川浩』
出版社『角川文庫』
「元気ですか?浮上したら漁火がきれいだったので送ります」彼からの2ヶ月ぶりのメールはそれだけだった。__表題作は潜水艦乗りと付き合うそんな女性のお話。6つの恋のが収録された短編集です。
夏の夜が好きだ

言葉で表すことが難しいこの感情は、夏の夜にしか感じることができないもの。
今年の夏も忘れられないものになったよ。
夏の終わりは寂しいけれど、そう思いながらまた巡ってくる次の夏に思いを馳せてみることにする。