_ヘリオトロープ
夏目漱石の『三四郎』。
その中で、主人公三四郎が恋焦がれる、モダンな女性として描かれているのが、美禰子(みねこ)という女性。
彼女の結婚が決まり、最後に美禰子が三四郎に会うときに印象的なシーンがあるのです。
女は紙包みを懐へ入れた。その手を吾妻コートから出した時、白いハンケチを持っていた。鼻のところへあてて、三四郎を見ている。ハンケチをかぐ様子でもある。やがて、その手を不意に延ばした。ハンケチが三四郎の顔の前へ来た。鋭い香かおりがぷんとする。
出典 www.aozora.gr.jp
「ヘリオトロープ」と女が静かに言った。
夏目漱石『三四郎』とは
『三四郎』は、田舎から帝国大学に進学した主人公三四郎を中心とした、青春小説。
その中で三四郎が出会ったのは、美禰子という都会的な自由な雰囲気の女性なのです。
今まで触れたことのなかった洗練された女性に翻弄される三四郎が描かれています。
ちなみに、三四郎と美禰子が池のほとりで運命的な出会いをする場所は、現在の東京大学に『三四郎池』として残されています。
青空文庫に載っているので、物語が気になる人はぜひ読んでみてください↓
三四郎を魅了する美禰子について
美禰子は、主人公三四郎の憧れの人であり、美人で美しく、モダンな女性。
最後の印象的なシーンを彷彿とさせる美禰子のような女性に近づいてみましょう。
ヘリオトロープの香水
ヘリオトロープの花言葉は、「献身的な愛」・「愛よ永遠なれ」など。
ギリシャ神話に登場する、水の精クリュティエ、太陽神アポロン、そしてアポロンが恋した人間の女王レウトコエの三角関係の話からつけられているそう。
三四郎の物語の鍵となるような花言葉なのです。
そんなヘリオトロープの香水をあなたにも。
ヘリオトロープ オーデコロン
¥3,625
『DEMETER(ディアメータ)』のコロン。
柔らかくて、甘い香りがするというヘリオトロープ。
ボディ用にもお部屋用にもぴったり。
シーズンや時間帯もあまり問わない、使いやすい香水となっています。
白いハンカチ
次は白いハンカチ。
美禰子は白いハンカチにヘリオトロープの香水をつけていました。
上品で美しさがひきたつ白いハンカチで、印象深い女性になりましょう。
(こちらはandsun’s GALLERYさんの作品です。)
ヘリオトロープの色を取り入れる?
最後は、ヘリオトロープの色を取り入れてみて。
紫の美しい色を、アクセサリーにしたらきっともっと素敵な女性になれるはず。
スワロフスキーの「ヘリオトロープ」という石を使ったものに注目してみてください。
こちらは『Sol*Papilio's Gallery』さんの作品。
デザインが繊細な耳飾りはいかが?
色は、角度によって深い青をベースに紫、水色、ごく稀に緑に輝くのだそう。
他の作品やプロフィールはこちらから↓
_香りであなたを印象付けて
夏目漱石の『三四郎』に登場する、美禰子。
あなたも、誰かを翻弄する女性になってみませんか?