愛と依存は紙一重

恋人とはラブラブでいつも一緒。
これが愛というのでしょう。
…でもちょっと待って、それは本当に愛?それとも依存?
なんでそんなことを聞くのかって?
それは、愛と依存は紙一重だからなのです。
どんなカップルも陥る危険がある、‘やりすぎ愛’について学びましょう◎
:やりすぎ愛、とは

自分と相手の両方が、お互いの関係性に固執し、囚われている状態。
相手に依存されることに存在意義を見出したり、2人だけの世界にこだわります。
愛が行き過ぎてしまっているのです。
それの何がいけないの?

お互いがお互いをダメにしてしまうことが、この関係の危険なところです。
甲斐甲斐しく世話をすることで「この人は自分がいないとダメなんだ」と思い込み、そこに自分の価値を見出します。

しかし、これは他人を通して自分の評価をすることになるので、いつまでも自分一人で自分の心を満たすことができません。
また、相手も尽くしてくれる人に甘えきり、どんどんとお互いにダメになっていくのです。
やりすぎ愛の沼にハマってしまわないように、要注意ポイントをチェックしましょう◎
:自分か相手に当てはまったら要注意
☑世話好きな性格が強い

「誰かから必要とされたい」という思いは誰しもあります。
しかし、自己犠牲をも恐れずに誰かのお世話をしてしまう人は気をつけて。
自分を頼ってくれること、必要としてくれることに強い喜びを感じると、恋人にも過剰に尽くしてしまう可能性も。
☑常に恋人優先

常に恋人に時間を割く。
他の予定があったけど、恋人から会おうと言われたら先に入っていた予定を断ってしまう。
などなど、恋人ができた途端そっちばかり優先してしまうことも、依存の始まりなので要注意です。
☑何かしらの問題を抱えている

相手が何かしらの問題を抱えていると、その問題を解決するために、相手をお世話するべき対象として見てしまいます。
また、そういう状態にある人は、その問題が解決しないことを心の底では望んでしまっていることも。
☑離れていても恋人で頭がいっぱい

恋人が今どこで誰と何をしているか、常に気になって仕方がない。
そんな人も、相手に依存してしまっている可能性があるので要注意です。
また、恋人がいない場所でも話題は恋人のことばかりなど、頭の中が恋人でいっぱい、なんて状況も注意して。
☑傷つけられても我慢してしまう

相手に傷つけられても、相手ではなく自分が悪いと思ってしまう人も注意してください。
自己評価の低さに原因があるのかもしれません。
::どうしたら抜け出せる?
お互いに1人の時間を大切にする
自分1人の時間を満喫することが、なによりも大切なことです。
しかし、いきなりは難しいと思うので、友達や家族と一緒にいる時間を増やしたり、まずは恋人と一緒にいない時間を増やすことからはじめましょう◎
日記をつける

日記をつけることで、自分のことを客観的に見つめることができるようになります。
書いている時は気づけなくても、後から見返すことで、冷静に自分たちの状況を考えられることも。
紙ではなくSNSや携帯のメモ機能に日記をつけても問題ありませんが、自分だけが見られる場所がいいでしょう◎
自分で自分を褒める

「相手をお世話する自分」ではなく、ありのままの自分を認めることが、行き過ぎた愛の呪縛から逃れる方法かも。
他人を通して自分を評価するのではなく、自分で自分を評価できるようになることが大切です◎
自分の限界を認める

相手のために頑張れば頑張るほど、相手は自分で頑張ることをやめてしまいます。
「彼のためにもっと頑張る」「まだ大丈夫」なんて思わず、自分で自分の限界、キャパシティを理解し、認めてあげましょう◎
::本当に親密なカップルは、
___成熟し自立した1人の人間同士が一緒にいることを選ぶ関係。
依存で強く結びついた関係は、決して絆で結びついた関係とは言えません。
本当に親密な関係とは、しっかりと自立し、相手がいなくても生きていける、そんな状態の2人が一緒にいることを選ぶ関係かもしれません。
自立しているからこそ、相手のことも尊重できるのです◎
忘れない、別個の人間であることを

恋人のことが大好きすぎると、どうしても一心同体のような感覚に陥ってしまいますよね。
でも、それはやりすぎ愛の始まりかも。
お互いは別々の人間であることを常に忘れず、お互いを尊重しながら愛を育んでいきたいですね◎