フィルムカメラは難しそうなイメージ?そんな方へ向けた〜優しい初心者講座〜
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フィルムカメラは難しそうなイメージ?そんな方へ向けた〜優しい初心者講座〜

フィルムカメラで撮った写真は、まるで映画のワンシーンのようなエモエモな写りでとっても素敵ですよね。気になっているけど難しそうなイメージで手を出せない方や写ルンですしか使ったことがない方も多いのではないでしょうか。そんな方のためにフィルムカメラの種類から初めて聞く用語の説明、動画で説明するフィルムの入れ方など紹介します。

更新 2019.10.17 公開日 2019.10.17
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フィルムカメラに挑戦したい


まだまだブームが続くフィルムカメラ。
フィルムカメラに興味があるけど難しそうで手が出しづらい、一から始めるので何にもわからない。
デジタルカメラやスマホに慣れた私たちは、アナログの方が未知の世界で不安ですよね。

今回はそんな方のために書いたフィルムカメラの始め方の記事です。

カメラを選ぼう

フィルムカメラは大きく分けて
・使い捨てのインスタントカメラ
・持ち運びが便利なコンパクトフィルムカメラ
・レンズの付け替えなど本格的なフィルム一眼カメラ
などに分かれます。

インスタントカメラ

FUJIFILM 写ルンです シンプルエース 27枚撮り

¥1,245

写ルンですは初めからフィルムが入っており、初心者でも挑戦できる使い捨てのインスタントカメラです。
内臓のフラッシュがあるので暗闇の中でも撮れたり、フィルムカメラの楽しみであるフィルムの巻き上げ機能もついています。
本格的なフィルムカメラを試す前にこちらで練習してみるのも◎

フィルム一眼カメラ

OLYMPUS OM-1

¥26,220

本格的にフィルムカメラを始めたい方はフィルム一眼レフを。
レンズを付け替えたり、シャッターを切った後にフィルムを巻き上げたり、好みのシャッタースピードや露出の設定を見つけたり、これらの楽しみが味わえます。
何よりクラシックでレトロな見た目がとっても可愛いですね。

中古を買う

フィルムカメラは
・ネットで買う
・中古カメラ屋さんで買う
など手に入れる方法は様々あります。
ネットのオークションやフリマで安く購入できたり、中古カメラ屋さんで運命のカメラに出合ったり、出合うまでのストーリーも胸が高まりますね。

フィルムを選ぼう

カメラを手に入れた次はフィルムを選びましょう。
フィルムを買うときは
・ISO(ASA)感度
・何枚撮り
・そのフィルムが持つ色彩や質感
・フィルムのサイズ
を見ておくと◎

事前にそのフィルムがどんな色彩や質感になるか調べておく、または好きな質感の写真に使われているフィルムを調べておくと良いです。
フィルムの代表的なサイズは、35mmフィルム(36×24mm)です。

ISO感度ってなに?

「ISO(ASA)感度」とは、カメラが取り込んだ光の量をどれだけ増幅(パワーアップ)できるかのことをいいます。
ISO感度の基準であるISO100から200、400、800 と数値が倍になり、数値に応じて取り込んだ光の量以上に明るく写すことができます。

ISO感度を上げるメリットは
1.夜間や室内などで、少ない光量で明るく写すことができる。
2.シャッタースピード(光を取り込むためにシャッターが開いている時間)を上げて、手ブレ、被写体ブレを軽減する。
などがあります。

ISO/ASA 100 昼間や陽射しの強い晴れた日、ビーチで撮る日、雪山で撮る日。
ISO/ASA 200: どんよりと曇った日。 100 と 400 で迷ったときに。
ISO/ASA 400: 最も一般的。スポーツを撮る日や、雨の日。
ISO/ASA 800: 夕暮れ、日の沈む頃。室内でフラッシュをたくとき。

出典 www.lomography.jp

オススメのフィルム

FUJIFILM フジカラー 業務用フィルム ISO100 24枚撮り

¥390

フィルムは写りの質感や何枚撮りかなどのスペックによって値段が変わります。
あまり費用をかけたくない方はFUJIFILMの業務用フィルムを。
綺麗な写りの信頼できるフィルムです。

FUJIFILM フジカラー SUPERIA PREMIUM 400 27枚撮り

¥725

フィルムによって色味や質感が変わるのを楽しみたい!という方は値段が張ってもこだわりたいところですよね。
撮りたい対象や気分によってフィルムを変えてみましょう。

フィルムの入れ方

カメラとフィルムが用意できたらフィルムをカメラに入れてみましょう。
コンパクトフィルムカメラ・フィルム一眼レフへのフィルムの入れ方を動画で紹介します。

コンパクトフィルムカメラ編

コンパクトフィルムカメラはフィルムを入れて蓋を閉めると自動的に巻いてくれるものが多くとても便利です。

カメラの形が違ってよくわからないという方はカメラの商品名と型番で検索すると、企業が説明書を載せていたり同じカメラでフィルムの入れ方を説明している動画があるかもしれません。

フィルム一眼レフ(手巻き)編

手巻きのフィルム一眼レフはフィルムをセットしてから巻き上げるまで全て手動です。

フィルムを取り外すときの巻き戻しも手動なので、巻き戻しをせずに間違えて蓋を開けてしまわないように注意しましょう。

写真を撮ろう

カメラの準備が整ったら、シャッターを切って写真を撮ってみましょう。
何気ない日常や見慣れた景色も、フィルムに写すと特別なワンシーンに。
一体どんな写真が撮れたかは、全ての枚数を撮り終え現像に出してからのお楽しみです。

現像・データ化しよう

写真を枚数分撮り終えたら、カメラからフィルムを取り出してカメラ屋さんなどで現像しましょう。
現像とは写真をプリントすることではなく、撮影したフィルムを薬品で処理して映像をあらわし出すことです。
写真としてプリントしたり、画像としてデータ化するのは別のサービスなので気をつけましょう。
郵送で現像サービスを行っているネットショップもあるので、近くにお店がない場合でも大丈夫です。

あなたもカメラ女子

ボタンを押せば写真を撮れてしまう時代だからこそ、フィルムカメラで時間と手間をかけて写真を撮る。
きっとその写真一枚に対する思いは、デジタルの何倍も愛しいはずです。

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