詳しくはわからないンです
何気ない日常の一コマも、どこかエモーショナルな雰囲気の写りに仕上げてくれる“写ルンです”。
使い切りで人気があるってことは知っているけれど、詳しい使い方や機能までは、詳しくわからないんです。
__そもそもフィルムカメラとは
フィルムカメラ(銀塩カメラ)は、フィルムという媒体に写真を焼き付けて保存し、後から現像によって写真に像を映し出すカメラです。
フィルムは露光時間や光の入り方によって、色の出方が変化するため、独特の色合いの写真が仕上がるんです。
フィルム‐カメラ
銀塩フィルムを使って撮影する写真機。デジタルカメラに対していう。銀塩カメラ。
出典:デジタル大辞泉
写ルンですの機能と使い方
今回は、そんなフィルムカメラの中でも使い切りの手軽さが魅力的な“写ルンです”の基本的な機能と使い方をご紹介していきたいと思います。
既に使ったことのある人は復習を、まだ使ったことのない人はこれで予習をしてみてください。
□基本の機能
最初に“写ルンです”に搭載されている機能を見ていきましょう。
使い切りとはいえど、フラッシュ機能やストラップホルダーなど、撮影や持ち運びに便利な機能が搭載されています。
フィルムカウンター
右上のシャッターのすぐ左隣りの小さな小窓にある数字。
これが「フィルムカウンター」です。
1枚撮影をして巻き上げダイヤルを回すたびに、カウントダウン形式で「0」に近づいていきます。
これが「0」になると、撮影できるフィルムがなくなったことを表しています。
ストラップホルダー
カメラの右側面には、ストラップホルダーがついています。
ここにストラップを通しておけば、持ち運びも便利に。
持ち運びや撮影の際にカメラを落とすことの防止にもなりそうです。
フラッシュ
さらに、“写ルンです”にはフラッシュの機能がついています。
表側のフラッシュスイッチをオンにすると撮影時にフラッシュが焚かれます。
上面にある「パイロットランプ」の凹凸が凸になっていれば、フラッシュがオンになっています。
フラッシュは、撮影対象となるものとの距離で当たり方や写真の明るさが変化します。
(次の「使い方のコツ」でその差をご紹介します。)
□使い方のコツ
次に実際に撮影をする時のコツをご紹介していきたいと思います。
上手に使いこなせれば、撮影方法のレパートリーがぐぐっと増えそうです。
実際に撮影を重ねることでコツを掴んでいってください。
基本の撮影方法
①カメラの背面の巻き上げダイヤルを巻く
②ファインダーから撮りたいものを覗き見てシャッターを押す
これで写真を撮影することができます。
フラッシュを使うべき場面
【暗い場所】
夜・室内・日陰などでは、フラッシュを焚くようにしましょう。
そうすることで、明るく写るだけでなく被写体の色もきちんと浮かびあがりやすくなります。
【逆光】
逆光が入ってしまう場所でも、フラッシュを焚くことで綺麗に撮影をすることが可能になります。
フラッシュを使うことで暗い場所だけではなく、明るすぎる場所での撮影も上手にできるようになります。
(※画像はイメージです)
フラッシュの距離感
【被写体から約1㍍】
被写体から約1メートル以内の距離であれば、暗い場所でも人の顔がしっかりと認識できるくらいの仕上がりになるはず。
(※写真はイメージです。)
【被写体から約3㍍】
モヤっとした感じの霞み感がギリギリ出ないくらいの撮影具合が被写体から約3メートルくらいの距離感です。
人と風景を一緒に撮りたい時におすすめの距離感です。
(※写真はイメージです。)
【被写体から約5㍍】
暗い場所で、かすかに霞がかった雰囲気の写真を撮影するなら、被写体から約5メートルくらいの距離感がおすすめです。
フィルムカメラならではの独特の写りを楽しむことができそう。
(※写真はイメージです。)
自撮りのコツ
カメラのレンズを内側に向ければ、自撮りをすることも可能です。
上手に自撮りをするためには、
①ひじをぴーんと伸ばす
②中央のレンズが自分の正面を向くようにカメラを構える
ことがポイントです。
(※画像はイメージです。)
□現像の仕方
現像は、近くの電気屋さんや写真屋さんでできます。
撮影の終わった“写ルンです”をそのまま持っていってお店の人に渡せば、現像をしてくれます。
現像方法は「写真」「データ」などから選ぶことができます。
CDやSDカードへデータ化すると、スマートフォンやパソコンで見ることができます。
さらに詳しく使い方や撮影方法を知りたい人は、サイトをチェックしてみてください。
これで使いこなせそうなンです
以上、“写ルンです”の基本的な機能と使い方をご紹介してきました。
機能を知って、使い方を練習して…
“写ルンです”で自分らしい素敵な写真を撮ってみてくださいね。