白は何かと染まりやすい
生地が丈夫で、使い勝手が良くて、合わせると途端にお洒落にキマる「白いキャンバストート」。一つは持っておきたいマストアイテムですよね。
しかし、白いキャンバストートを使い続けていると多くの人が一度は直面する‘あるある’なお悩みがあるのではないでしょうか。
──裏側だけ青くない…?
デニムのボトムスを穿いている時に白いキャンバストートを合わせると、気付けばトートバッグの裏側がうっすら青く…なんて経験ありませんか?
清潔感のある綺麗な真っ白キャンバストートに、元通りにさせてみましょう。
さあ、キャンバストートを洗おう
そもそも「キャンバス地」とは

キャンバス地は「帆布(はんぷ)」と呼ばれることもある、厚手の粗布のことです。キャンバス地特有の、あのざらざらした手触りを思い出してみて。
耐水性にも優れているので、キャンバス地のアイテムは何かと使い勝手が良いのです。
使用する頻度も高くなるので、その分何かと汚れやすくなってしまいますよね。
STEP1:まずは部分洗いから

いきなり洗濯機で回しても、頑固なデニムの色移りは簡単には落ちてくれません。
まずは洗面器にぬるま湯をためてから、キャンバストートをぬらします。
そして特に色移りが激しい部分を固形石けんや中性洗剤を使って、洗濯用のブラシで擦ります。ある程度色が落ちるまで、その手順を繰り返してみて。
STEP2:気になる場合は数十分放置

それでもまだ色移りが気になる場合には、ぬるま湯をためた洗面器に漂白剤を混ぜて、数十分そのまま放置してみましょう。
元々の生地の色より白くなってしまったり、他の色部分が色落ちしてしまったりする可能性があるため、長く放置するよりも20~30分ぐらいがベスト。
その後はきちんとすすいで、漂白剤を落としましょう。
STEP3:いざ洗濯機に

キャンバストートはそのまま洗濯機に入れて回してしまうと、型崩れの原因に。
洗濯用ネットに入れて、手洗いコースで洗うのが◎。キャンバストートにデザインとしてプリント加工がされている場合は、裏返して洗濯することで綺麗に保ちやすくなることもあります。
STEP4:干し方にも気を付けて

脱水をすると、くしゃっと生地が崩れた状態になるためそのまま放置してしまうとシワが残ってしまいます。
シワを伸ばすように両手でパンパンと叩き、ピンと生地を伸ばすように干すのがベスト。ただ、生地を傷めないように優しく伸ばしてあげてください。
ハンガーを複数使用して、きちんとキャンバストートの中身が開くように干すと乾きやすさもUP。
汚れは「デニム」だけではない
持ち手:茶色い皮脂汚れ

キャンバストートが汚れてしまう原因は、デニムとの摩擦による色移りだけではありません。
特に持ち手部分に多いのが、茶色く汚れてしまう皮脂汚れ。人間なら誰しも皮脂が出るものなので、完璧に皮脂汚れを防ぐのはなかなか困難。
皮脂汚れは気になった時にすぐ洗うのが効果的。年季の入った皮脂汚れはなかなか落ちません。
全体:水分による黄ばみ

また雨や汗などによる水分が原因で、全体的に黄ばみが生じてしまうことも。
全体的に色が変化すると、なかなか汚れに気付きにくいかもしれませんが、長く愛用しているときっと汚れが溜まっているはずです。
またぬれた状態だと、より摩擦による色移りがしやすくなってしまいます。
色移りを防ぐためには
防水スプレーを使う

デニムとの摩擦はもちろん、全体的にキャンバストートの汚れを防ぐためには「防水スプレー」が効果的です。
全体に吹きかけましょう。
防水スプレーをかける際は、きちんとキャンバストートが乾いている時に。
普段からとにかく触れさせない
デニムボトムスを穿いている時に、白いキャンバストートを合わせないのが一番の予防策かもしれませんが「どうしても今日はこれを合わせたい!」という日だってありますよね。
そんな時は、とにかくデニムとキャンバストートが触れないように細心の注意を払って。
摩擦を起こさせないことが重要です。
コーデで摩擦を防ぐ
例えば今流行りの、デニムズボンの上にロングスカートを合わせるスタイル。こうすることでデニムとの摩擦を防ぐことができます。
周りから見るとファッショナブルなお洒落さんなので、色移りも防ぐことができて一石二鳥かも。