感じるのは、昭和の人間史。ひっそりと残された昭和レトロな景色を探しに行こう

平成が終わり、令和への期待が高まる現代にひっそりと残された昭和の景色を見に行きませんか。今回は世界文化社出版、フリート横田さん著の『昭和トワイライト百景』の中で紹介されているエモい昭和レトロな景色をご紹介します。歴史の教科書では学べない“昭和の人間史”を感じに行きましょう。

平成でもなく、令和でもなく

平成でもなく、令和でもなく

聞き飽きるほど叫ばれた「平成最後の…」という謳い文句も消え、新しい令話という時代へ世の中の期待が移るその中で、ひっそりと、控えめに、息をし続ける景色があります。

昭和が終わってから約30年。
時代が移り変わるにつれて古い時代が塗り替えられ、忘れられてしまうのは仕方ないことです。

だからこそ、残された希少な古びた佇まいには本能的に惹かれるんですよね。

そんな現代に残る希少な“昭和の片鱗”を『昭和トワイライト百景』と共に探しに行きましょう。

心に残る魅惑のフォルム

心に残る魅惑のフォルム

「学校の校舎は四角」

そんな固定概念が覆されるような円形の校舎…こちらは江戸川区にある関東第一高等学校です。

この円形校舎、かつては日本中にたくさん造られていたのですが、現在では20数棟しか残っていない希少なものなんだそう。

終戦直後の昭和20年代中盤、少ない建築資材と狭い土地でも建てられる鉄筋コンクリート造の校舎として円柱校舎は設計されました。

この写真は桜丘中学・高等学校の円形校舎の体育館内部です。
まるで宇宙船のような神秘的な造形ですよね。

時代のニーズに合わせたモダニズム建築ながら、不思議な魅力のある円形校舎。
平成時代を生きた者にとっては馴染みの薄い建物なのに、なぜかノスタルジーすら感じます。

失われるばかりの希少な円形校舎ですが、その美しい姿を残そうと再生プロジェクトも進んでいるそうです。

小さなお店にそれぞれの歴史

小さなお店にそれぞれの歴史

鮮やかな短冊状の看板群がなんとも昭和っぽい、こちらは大森駅東口の線路沿いに佇む『大森飲食街ビル』です。

鉄筋コンクリート造の二階建てビルの中にこんなにも多くの飲食店が立ち並び、最小のコマは2坪ほどしかありません。

一歩足を踏み入れれば、薄暗い照明の空間に思わず「エモい…」という言葉が出てきそうです。

歴史を感じる老舗の飲食店にはそれぞれのお店にそれぞれのストーリーがある、本当の意味での大人の空間のような気がします。

都会の華やかなお店や人で賑わう大衆居酒屋もいいけど、たまにはこんなディープな空間に勇気を出して足を踏み入れてみると新しい世界が広がっていそうです。

“お酒”と“人間”を感じる一晩を過ごしてくださいね。

特別な出会いがありそうな小道

特別な出会いがありそうな小道

街をぶらぶら散歩していると「あ、この道なんか良さそう」と感じる小道ってありますよね。

こんな風に色んな字体の看板がひしめき合っていて、意思を持った人しか入らない特別な空間のような…。

東武東上線・東武練馬駅の南口を出て南進すると陸上自衛隊練馬駐屯地が見えてきます。

さらに少し進むと見える長屋が並ぶ袋小路の横丁が『北町楽天地』です。

ただの小路にも、色んな歴史があります。
長い間ここから昭和の変わりゆく東京北部を見守ってきた女将さんと出会えるのも、この「何だか特別な空間」に足を踏み入れてこそ。

歴史の教科書じゃ知り得ない、昭和の横丁歴史を肌で体感できそう。

多種多様を受け入れる、商人の街

多種多様を受け入れる、商人の街

JR御徒町駅から上野駅にかけてのガード下を歩くと、いつ行っても人があふれて活気のある声が飛び交う『アメヤ横丁(アメ横)』。

そこを歩くとひときわ存在感があって目が引かれる建物が『アメ横センタービル』です。

この露天のごとき雰囲気の食品売り場は今の日本ではあまり見られない光景ですよね。

今私たちがアメ横を通ると、非常に多くの外国人を見かけますよね。
こういった時代の変化に柔軟に対応し、日々変わり続けるパワーが今でも人があふれる秘密なんでしょう。

こうして多種多様な人間を受け入れる器量がこの街に惹かれる隠された魅力なのかもしれませんね。

大阪でイベント開催が決定

大阪でイベント開催が決定

筆者の記事で紹介している風景はすべてフリート横田さんの『昭和トワイライト百景』(世界文化社出版)に掲載されているものです。

そんな『昭和トワイライト百景』の刊行記念イベントが大阪で開催されます!
気になる人はぜひ詳細をチェックしてみてください。

『昭和トワイライト百景』

商品

『昭和トワイライト百景』

¥1,512

著者:フリート横田
発売日:2019年4月16日(火)
発行:株式会社世界文化社

イベント詳細はこちら

エモいの、その先とは

エモいの、その先とは

私たちの知らない昭和の世界を垣間見ることはできたでしょうか。

エモい、のその先の人間味を感じる昭和の景色を『昭和トワイライト百景』片手に探索してみてくださいね。

昭和トワイライト百景

※写真はすべて『昭和トワイライト百景』(世界文化社 刊)掲載のものです。

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