美しい言葉と写真に惚れる本。「東京 古民家カフェ日和」が綴る40軒のおはなし
築50年以上の建物をリノベーションし、カフェへと生まれ変わった場所には日常では味わえない異空間が広がっている。そんな40軒の古民家カフェを紹介した川口葉子著「東京古民家カフェ日和」が2019年3月20日に出版。本の中には美しい写真と言葉があふれています。今回はこの本の魅力やおすすめポイントを紹介します。
行きたいカフェはどう見つける?
時間を旅する40軒
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出版:世界文化社
著者:川口 葉子
価格:\1,620
■作者について
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川口 葉子(かわぐち ようこ)
ライター、喫茶写真家
Twitter:@Tokyo_Cafemania
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タイムトラベルするような
p2.「はじめに」より
“建てられた当時のゆるやかな時間の流れが
まだ音楽の残響のように漂っていて…”
ここど~こだ?
■特別なカフェには、よく素敵な偶然が降ってくるのである
コーヒー、スイーツ、音楽、丁寧な接客…
素敵なカフェたらしめる要素がそろったお店。
もともと押入れだった部分にオーディオ装置がぴったりはまったそうですよ。
古民家独特のノスタルジックな雰囲気あふれるここは、ど~こだ?
この方は店主の吉村健さん。
思い描く理想のカフェを体現するかのように、お客さま一人ひとりに合わせて丁寧に淹れるコーヒーはこのお店にきたら必ず注文したいものの一つ。
季節ごとの自家製ケーキも忘れずに。
非日常な空間と美味しい食べ物で悩みや疲れも吹き飛びそう。
■少し奇妙で、たまらなく愛おしい擬洋風建築
洋館のロマンティックな雰囲気は昔の人も憧れた。
こちらのお店は1875年(明治8年)の文明開化の時代に建てられたものなんです。
日本の伝統と洋風なインテリアが巧みに組み合わされた、美しい外観に一目惚れしそう♡
この螺旋階段はこのお店の擬洋風建築を象徴しているかのよう。
玄関をくぐってすぐのこの階段や絨毯など雰囲気たっぷりですね♡
関東大震災などを経験し、3度の大きな修繕をしながら受け継がれるこの建物は人や時間などいろいろなものを繋いでいるのかも。
■この家は現在の東京から見れば異空間
身近な古民家といえば“おばあちゃんの家”が思い浮かぶ。
このお店は店主の祖父母のお店を実際にリノベーションしたのだという。
子どものころに遊びに来ていた場所だからこその店主の愛がお店のいたるところに感じられるそう。
1階はカフェ&ギャラリー、2階は宿泊施設になっています。
こちらは2階の宿泊施設の写真。
1階のモダンな雰囲気から一転、昭和レトロを感じますね。
そのまま残した木枠のガラス窓や畳など、温かみのある和な空間は、国内外問わず訪れた人に好評みたい。
この奇跡を触れて、感じて
古民家カフェの魅力がぎゅ~っと詰まった一冊。
美しい写真と言葉から、目に見えるこの奇跡を感じて。
「東京 古民家カフェ日和」をあなたの家の本棚にお迎えしませんか?
*credit*
以下の見出しの写真はすべて『東京古民家カフェ日和』(photo by 川口葉子)掲載のものです。
・タイムトラベルするような
・特別なカフェには、よく素敵な偶然が降ってくるのである
・少し奇妙で、たまらなく愛おしい擬洋風建築
・この家は現在の東京から見れば異空間
・この奇跡を触れて、感じて