いつまでも望みは「愛されたい」?フロムに学ぶ、誰かを愛するための技術とは

「愛されたい」。こんな望みを、誰もが一度は抱えたことがあるのではないでしょうか。愛の対象は恋人や結婚相手だけに限らず、家族や友達など様々なものがあると思います。今回ご紹介するのは、エーリッヒ・フロムの『愛するということ』という本。愛されるのではなく、愛するということについて考えてみませんか?

「愛されたい」

「愛されたい」

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「愛されたい。」

友達が、ふと、呟いた。
誰かから愛されるってとても幸せなことだし、
愛されている実感がない時には、そう願いたくなるのもよくわかります。

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特に今、恋人がいない人。
恋人がいるけれど何かしらの不満がある人。

誰かから愛されたい、恋人からもっと愛されたいと願ってしまうこともあるのではないでしょうか?

フロム『愛するということ』

フロム『愛するということ』

そんな時に読んでもらいたい本が、この『愛するということ』です。
愛について体系立てて説明しているのが本書。

「愛は技術である」と断言していますが、そういう風に思っている人は意外に少ないのでは?
普段愛について考えている人もそうではない人も、この本を一度読んでみるのはどうでしょう。

愛は技術であり、学ぶことができる――
私たち現代人は、愛に渇えつつも、現実にはエネルギーの大半を、
成功、威信、金、権力といった目標のために費やし、
愛する技術を学ぼうとはしない。

愛とは、孤独な人間が孤独を癒そうとする営みであり、
愛こそが現実の社会生活の中で、より幸福に生きるための最高の技術である。

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フロムってどんな人?

フロムってどんな人?

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本書の著者は、エーリッヒ・フロム。
ドイツ出身の社会心理学、精神分析、哲学の研究者です。

他に有名な作品としては『自由からの逃走』があります。
授業などでこの名前や作品名を耳にしたことがある人もいるのでは?

この本が教えてくれること

愛されるためではなく、愛するための本

愛されるためではなく、愛するための本

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では、この本ではどんなことを教えてくれるのでしょうか?

先ほど「愛されたい」と思っている人に読んでもらいたいと言いましたが、この本は愛されるためではなく、愛するための本なのです。

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わたしたちは、どうやったら人に愛されるのかとか、
愛され女子になるためには、とか
誰かから愛されることを待っている、受け身な状態でいることが多いかもしれません。

でも本書でフロムは、それは幼稚な愛だと言っています。
愛されるから愛するのではなく、愛するから愛される。
そんな順番の方が素敵だと思いませんか?

恋と愛って何が違うの?

恋と愛って何が違うの?

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恋と愛って何が違うの?
そんな質問に、あなただったらなんと答えますか?

なんとなく愛の方がすごそうな感じはするけれど、なんと説明したらいいのか難しく感じる質問ではないでしょうか。

ルミネの広告は、毎回コピーが秀逸すぎると話題ですが、その中に「恋は奇跡。愛は意思。」というものがあります。

そのコピーをもっと知りたい

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この広告と通ずるようなことをフロムは本の中で述べています。
それは、恋は落ちるものだけど、愛はとどまっている持続的な状態であるということ。
また、愛は恋と違って、落ちるのではなく、自ら踏み込むものだとも言っています。

愛にはいくつかの種類があること

愛にはいくつかの種類があること

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本の中で、フロムを愛をいくつかに分類しています。
愛といえば、恋人や結婚相手などの恋愛を想像する人が多いと思いますが、それだけでなく様々な愛の形を紹介しています。

それは、兄弟愛、母性愛、異性愛、自己愛、神への愛の5つです。

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例えば、兄弟愛は、あらゆる愛の最も根底にあるものとしています。
「隣人愛」という言葉の方がわかりやすい人もいるかもしれません。

排他的ではなく、たくさんの人を愛する。
「愛」という言葉を使うとなんとなく仰々しいイメージになりますが、どんな人に対しても分け隔てなく配慮をする。
そんな成熟した人格の人間になりたいものです。

愛は、対象の問題ではなく能力の問題だ

愛は、対象の問題ではなく能力の問題だ

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恋愛が成功する上で、自分の理想通りの人で、なおかつ自分のことが好きな人と出会うなんて本当に難しい話ですよね。

でも、ふさわしい相手を見つけられるかどうかという「対象」の問題として愛をとらえてしまうのは果たして本当に正しいのでしょうか?

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どんな人と出会えるかではなく、出会った人をどのように愛せるか。
いつまでも対象の問題と考えているのは、条件で人を見ている気がしてなかなか気持ちのいいものではないかもしれません。

出会いとか、人のせいにしないで、
まずは自分に人を愛する能力が備わっているのか考えてみませんか?

著名人も大絶賛

著名人も大絶賛

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こちらの本は、テレビで見るような著名人からも大絶賛されています。

以下に引用しているのはその一部ですが、他にもたくさんの素敵な感想が寄せられているので、ぜひ見てみて。


「愛」を、学術的に学ぶ本。
解剖・分解され、構築される愛のメソッド。
本能として持ち合わせた愛を、いったいどれだけ言葉で表せるのだろう。
愛されるのではなく、愛する技術とは? 生きるためのヒントがつまっている。

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辛酸なめ子(漫画家・コラムニスト)
愛に迷った時、求めても得られなくて絶望にかられた時、この本の愛についての理性みなぎる文章に触れるとたちまち精神が鎮静化します。

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松浦弥太郎(『暮しの手帖』編集長)
愛とは、自然と涙が流れること。愛するとは、すべてを信じることから学ぶ、工夫と発案に満ちた無償の生き方である。本書は現代人が欲望と引き換えに失った、人間らしさに立ち返るヒントに満ちた一冊といえよう。

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各界の方々からのメッセージ

「愛」がよくわからない人へ

「愛」がよくわからない人へ

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愛について、十分に理解している人はなかなか少ないと思います。
愛されたいなあと思うなら、まずは愛する技術について知見を広めてみてはいかがですか?

愛するということ 新訳版

商品

愛するということ 新訳版

¥1,362

エーリッヒ・フロム 著/鈴木晶 訳(紀伊國屋書店):
人間は孤独であることを苦手とする生き物。
そのため、愛することでこの世の中をより幸福に生きようとするのではないでしょうか?
世界的にもベストセラーの名著を、ぜひ一度読んでみて。

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