「にわかのくせに」って言葉にドキッ

最近、友達の影響で、あるアイドルのことが好きになり、コンサートに行くことに!
とっても楽しみなんだけど、まだ好きな期間が浅い自分が行っても良いものかと悩んだり…。
だって、「にわかのくせに」ってささやかれている気がするんだもん…。
何で「にわか」が嫌われるんだろう?

まずは、「にわかファン」の定義を少し。
「にわか」と略して呼ばれることが多いです。
簡単にまとめると、流行などにのって、急にファンになった人たちのことを言います。
「にわか」の対義語は「古参ファン」の「古参」。
それでは、何で「にわか」が「古参」に嫌われがちなのか、考えてみましょう!
「古参」の方が愛が深い?

古参の人達は、初期からその対象を応援してきています。なので、その対象の良い面も悪い面も何もかもを愛しているという場合が多いです。
だから、最新曲や話題になった部分だけに引き寄せられてきた「にわか」に違和感を持ってしまうのかも。

たしかに、古参の人達の方が、その対象への理解は深いかもしれません。
でも、それは圧倒的に時間をかけて培ってきたが故です。「にわか」には、まだそこまで掘り下げるには時間が足りません。
もし古参の人達が愛の深さを競い合うなら、
それは古参同士ですべきことだと思います!
古参の方が優先されるべき?

よく聞くのが、「にわかが増えたからチケットが当たらなくなった」という声。
たしかに母数が増えれば、倍率は上がりますよね。
ずーっと応援してきたのに、行きたいイベントやコンサートのチケットが取れないのは凄くショックです…。

これに関しては、もしかしたら「にわか」が増えたことによる影響かもしれません。
でも、最近は一人一名義しかチケットが取れなくなり、公平性も高まってきています。なので、倍率は上がっても、運があればちゃんと当たります。
昔はもっと良い席で見れることが多かったと不満を感じるかもしれませんが、遠くから見ることで何か新しい発見があるかも…!
「にわか」はマナーが悪い?

そして最後に、「にわか」が嫌われがちな理由が、
マナー問題です。
アイドル、スポーツ、お笑いetc.どんな分野にせよ、
ファンと運営側との間でルールがあることが多いです。
でも、「にわか」のようなファンになりたての人達は、これを知らないことが多く、古参ファンをイライラさせてしまっているかも…。

他のアイドルではOKだったことも、今好きになっているアイドルではNGの場合があります。
「郷に入っては郷に従え」という言葉があるように、周りに合わせてルールに従いましょう!
分からなければ、周りのファンに聞いたり、事前にリサーチしておくのが良いと思います。
自分も最初は「にわか」じゃなかった?

ここからは、主に古参の人達へのメッセージ。
好きな対象が活動を続けていく限り、新しいファンは増え続けます。
ずっと嫌だなと思っているのも、なんだか違うと思うんです。なので、古参と「にわか」で、仲良くする方法を考えてみました。
好きになった当時の自分を思い出して

まずは、その対象を好きになった当時の自分のことを思い出してみて下さい。
どんなきっかけだったでしょう?
もしかしたら、あなた自信も「にわか」から始まっていたりしませんか?

もしかしたら、好きになるきっかけなんてどうでもよくて、結果としてどれだけ好きになっているか、好きでい続けているかの方が重要なのかもしれませんね。
自分の初々しい気持ちを思い出すだけでも、「にわか」に対して優しい気持ちになれるかも!
知識を共有して、みんなで楽しもう

「にわか」はこんなことも知らない!とイライラするなら、あなたが知っていることを教えてあげれば良いんです。
そうすれば、同じ知識量を相手と共有でき、イライラも減ると思います。

「にわか」も知らないということに不安を感じていることだってあるんです。
聞きづらいから「にわかなんですけど…」と前置きを使ったり。そんな時は、優しく丁寧に知識を共有するのが古参の努めのはず!
同じ好きな対象を多くの人達と一緒に楽しめるって、きっと楽しいことだと思います。
「好き」に早いも遅いも関係ないよね!

「好き」という気持ちに、早いも遅いも、
年齢も性別も、何も関係ないはず。
純粋にその対象への愛を共有しているのがファンです。だから、本来、「にわか」や「古参」という言葉が無くたっていいはず。
もうこの2つの言葉に囚われないで!
「好き」を共有できるって良いことのはず

もし何か新しい言葉を作るとしたら、
同じ対象を好きな「同志」とか?
みんなで一緒に、「好き」を共有して、
仲良く推しを応援できる世界になりますように!