「なにこの気持ち...。」

私のことが大好きだった彼に彼女ができたらしい。タイムラインに流れてきた記念日を祝うケーキの写真を目にしてなんだか心がキュって苦しくなった。
私から振ったはずなのに、なんでこんな気持ちになるんだろう。
:心の痛みの原因は?:

私のことを好きだと伝えられた時には拒否をして、彼を傷つけたくせして、彼が幸せそうだと心のどこかが嫌って言っているだなんてものすごく理不尽なことだってことはわかっているのです。
でもこの私の心の痛みはなんで生まれるのでしょうか?
とられたっていう喪失感

小さい子供みたいに、私を好きだと言ってる彼を“自分のもの”なんていうカテゴリーに入れていたみたいです。
もちろん彼を物のようには思っていないけれど、自分を好きでいるという安心感を彼に抱いていたのは事実なのです。

だからおもちゃを取り上げられた子供のように、自分から彼が旅立った事実に心が駄々をこねているのです。
彼女ができて幸せそうだという事実が余計にもう二度と自分のものにはならないのだろうという感情に拍車をかけているように感じます。
想われている自分が好き
誰だって誰かに「可愛い」や「素敵」など褒められると悪い気はしないものです。
自分を認めてくれる存在って必要ですよね?
肯定してくれる存在は自分が想像しているよりも重要なのです。

だからこそ、自分を認めてくれる存在だった彼を失うと、自分を肯定してくれる存在が減った気がして切なくなるなんてこともあるかもしれませんね。
他人のものが羨ましい

これも心あたりがある方は多いのではないでしょうか?
自分のものになりそうな時にはそこまで魅力的には感じないのに、他人が持っているとなんだかそれがとっても価値のあるものに見えてくる。
恋愛においては特に起こりやすいので、なんだかギクってなった人も多いのではないでしょうか?
「隣の芝生は青い」なんてことわざもあるように、人間は他人のものがなんだか魅力的に見えてしまうものなのです。
きっと彼のことも、他人のものになったから前より素敵に見えているのかもしれませんね。
本当は好きだった。
自分では気が付いていなかったけど、本当は心のどこかで彼を好きだったみたいです。
恋愛ってタイミングが大事なんてよく言うけれど、それが身に沁みるのがこういった時なのではないでしょうか?
彼が私を好きだといってくれた時に、この気持ちに気がつけたらよかったのに、このタイミングで気がつきました。

だからこそ、あの時に気がつけなかった後悔ともう叶うことがないであろうこの気持ちに切ないって心が訴えているのかもしれません。
:この痛みをどうすればいい?:

抱いてしまったこの小さな痛みはどうやって治せばいいのでしょうか?
彼の幸せを壊すような真似は絶対にしたくないから、自分の中でうまく解決したいものですよね。
なんで振ったの?

私が彼と一緒に進む道を選ばなかったのには、きっと何かしら理由があるはずです。
今は喪失感から後悔の気持ちが押し寄せるかもしれないけれど、きっとその時の自分は、自分なりに考えて答えを出したはずだからその答えを思い出してあげましょう。
自己肯定感を強める

彼を失って自分を肯定してくれる要素が一つ消えたと感じるのなら”自分で自分を肯定する”努力をしましょう。
なかなか照れ臭くってできないことだけれど、ちょっといつもよりスキンケアなどに時間とお金をかけてみたりして「自分が満足できる自分」になれるようにすればきっと自然と心も落ち着いてきますよ。
同じことを繰り返さない努力

彼を本当は好きだったというその思いを大切にしてあげてください。
今回は、ちょっと気がつくのが遅くなってしまったけれど自分にはそういった傾向があるんだなって気づいただけでも次の恋がきた時に活かせるかもしれませんよね!
:私だって人間だもの:

初めてのこの痛みに少し驚いてしまったけれど、「私だって人間だからいろんなことを感じるよね。」なんて思ってきちんと自分の心に向き合ってあげましう。
そして、その気持ちに気づいた時改めて彼に「好きになってくれてありがとう。」そんな風に思えるのだと思いますよ。