映画はいつだって

映画はいつだって、私たちをキラキラした憧れの世界に連れて行ってくれます。
絶世の美女が華やかに微笑み、それだけで世界がバラ色にきらめく。ロマンティックなシネマの世界はいつだって、お洒落のお手本です。
夢見る乙女のレトロスタイル

映画のヒロインたちが身につける衣装は、デザイナーが彼女たちをさらに美しく見せるために計算し尽くしてデザインしたものです。
清楚でクラシック、コケティッシュでエレガント…なんてロマンティック!

そんな綺麗なシルエットのお洋服を、自分で作る洋裁本『きれいなシルエットのワンピース シネマがお手本のソーイングBOOK』(野木陽子・著)が発売中です。
この記事ではこちらの本の内容を紹介します。
__歌う恋人たちのピンク

『ロシュフォールの恋人たち』は、1967年公開のフランス映画です。カラフルでロマンティックな映像と、実際の姉妹が演じた双子の息の揃った歌とダンスが魅力のミュージカル作品。

こちらの作品からは、女の子らしい華やかなピンクの生地を使ったボックスプリーツワンピースをピックアップ。
動くとふわっと広がるプリーツがかわいいですね。タートルネックと重ね着するのもおすすめです。
__縛られないヒロインの黒

カトリーヌ・ドヌーヴが昼は娼婦として働く美しき若妻を演じて話題となった『昼顔』。
こちらの作品はイヴ・サンローランが衣装を手がけたことでも知られています。

こちらの作品からは白襟がポイントのリトルブラックドレスを紹介しています。
クラシックな黒ワンピースは、きっと少女と大人の女性の中間で揺れるあなたにぴったりです。自分で作れば襟やカフスの付け替えも可能です。

こちらのブラックキャミソールドレスは、オードリー・ヘップバーンの代表作である『麗しのサブリナ』の衣装です。
洗練された美しいシルエットのワンピースは、使う生地によって印象が変わりそうです。サテン生地で作ればリュクスな雰囲気に。
__ピュアで自由な女の青

1960年代の古き良きアメリカを描いた『アメリカン・グラフィティ』は、のちにスターウォーズシリーズで知られるジョージ・ルーカス監督の作品です。

こちらは60年代の雰囲気を感じられる、フィット&フレアなシルエットのワンピースです。
おもちゃみたいなカラフルな車と、レトロでラブリーなダイナー。それらが生活の一部だった当時の若者気分で、華やかな生地で作りたい一枚。

こちらは戦争に引き裂かれた若者の悲恋を描いた『シェルブールの雨傘』でドヌーヴが着ていたマタニティードレスをワンピースにしたものです。
胸のリボンとウッドボタン、Iラインのすっきりとしたシルエットがポイントのワンピースです。
__ロマンティストの上品グレー

『タイピスト!』は、50年代のフランスでタイピストを目指す女の子のシンデレラストーリー。
50年代のフランスならではの、上品で女の子らしいファッションにも大注目の作品です。こちらのワンピースはバッグスタイルのボタンも可愛い。

胸元のスカラップがキュートなポイントのこちらのワンピース。控えめな大きさのリボンが可憐な雰囲気を演出してくれそうです。
重ね着も楽しめそうな一枚です。
作り方はこちらの本をチェック!
きれいなシルエットのワンピース シネマがお手本のソーイングBOOK
¥1,620
野木陽子(著)/世界文化社
シネマのなかの女優のスタイリングを参考にいしたレトロで綺麗なシルエットのワンピースの作り方を紹介している洋裁本です。S〜LLサイズの実物大パターンつき。作っても、眺めているだけでも胸がときめくかわいい一冊です。
憧れのヒロインみたいに

憧れのシネマのヒロインみたいに、世界にひとつだけ、たった一人自分のためだけのオリジナルなお洋服を作ってみてください。
きっとまだ知らないときめきに出合えるはず…♡