値段の違い以外、正直わからない?この冬、見直したいカシミヤニットの魅力とは
ウールのニットよりお値段がお高めな「カシミヤニット」ですが、実際どんな風に良いのでしょうか?この記事ではそもそもカシミヤとは?という基本から、カシミヤニットの魅力、カシミヤニットとの上手な付き合い方をまとめました。お高めだからこそきちんと良さを理解して、長く愛用できるように是非参考にしてみてください。
ニットが活躍する、この季節
冬といえばニットが大活躍。暖かくて可愛くて、ニットが着られるから冬のファッションが好きという人も多いのではないでしょうか。
そんなニットですが、素材にまで注目して選んだことはありますか?
今回は、ニットのなかでも少しお高めの「カシミヤ」について詳しく解説。
なんとなく良いモノなんだろうなという感覚のままではもったいない、カシミヤの魅力に迫ってみましょう〜!
■そもそもカシミヤとは?

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一般的なニットに多い「ウール」という表記はヒツジの毛を使っているものが多く、それに対して「カシミヤ」はインド北部のカシミール地方原産のカシミヤヤギからとれる産毛を使って作られています。

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カシミヤヤギの頭数はヒツジに比べてうんと少なく、1頭のカシミヤヤギから取れる産毛の量は150〜250gほどとごくわずか。
そのためウールと比べても生産量が少なく、高価なものとなっているんです。

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ウールもカシミヤも、どちらも保温性に優れていますがより細い繊維であるカシミヤは編んだ時に風を通しにくく、より暖かく感じられるんだとか。
カシミヤニットの良いところ
■見た目が美しく、高級感がある
カシミヤニットの魅力といえば、まずは見た目の美しさ。
セーターやストールなどの製品も、表面に光沢があるものが多く、高級感を感じさせるポイントになります。
カシミヤは獣毛繊維のなかでもとくにきれいなキューティクル形状をしているため、光がきれいに反射することが理由なんだそう。
■肌触りが良く、なめらか
カシミヤは見た目だけでなく、手触りの良さも格別なんです。カシミヤの繊維はとても細く、天然カシミヤに含まれている油脂分が繊維の表面を覆っていることで、カシミヤならではのなめらかな肌触りが楽しめるんです。
ウールに比べてチクチク感があまりないものが多いので、直接肌に触れるタートルネックのセーターやストールなどはとくにその魅力を感じることができます。
■とっても軽くて暖かい
カシミヤの繊維は非常に細く、複雑に絡み合うことで空気をたくさん抱き込むことができます。その糸を編みこんで作るカシミヤニットは、とても軽くて保温性に優れているんです。
肌着の上にニットを着て、その上からジャケットやアウターを重ね着する冬は、服の軽さも嬉しいポイントですよね。
カシミヤニットとの付き合い方
■着用したら休ませる

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続いては、上質な素材で作られたカシミヤニットを、長く愛用するための付き合い方をご紹介。
カシミヤニットは1度着用したら、1〜2日休ませてあげるのがおすすめ。
連日着用すると、毛玉ができたり型崩れの原因となってしまうことがあるのです。
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なかなか洗濯やクリーニングができない冬服は、衣類スプレーで消臭しながらアロマの香り付けを。
華やかで凛とした女性をイメージしたロイヤルローズアロマの香りで、次着る時も気持ちよく着られそうですね◎
■汚れやホコリはブラシでOFF
1日着用するとチリやホコリ、アウターや他の洋服の繊維などの汚れが付着して、そのままにしておくと毛玉の原因になってしまうことも…。
着用後は形を整えて、洋服用ブラシでブラッシングして表面についた汚れを落としてあげましょう!
■オフシーズンの虫食いに注意!
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タンスの引き出しに敷く、シートタイプの防虫剤。自宅のタンスのサイズに合わせてカットして使うことができるのが良いですよね。
防虫剤特有のいやな臭いがしないので、お気に入りの洋服も任せておくことができそう。
■水濡れで毛並みが悪くなることも

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雨や雪に濡れてしまうと、カシミヤの光沢や手触りとといった質感が失われてしまうことがあるのでそのまま放置はNG!
もし濡れてしまった時は、乾いたタオルでこすらずに優しくトントンとあてて水分をとってあげましょう。
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天気が心配な日のおでかけは、あらかじめ防水スプレーをかけておくのもあり。
衣類用の防水スプレーを20cmくらいの距離からムラなく全体にスプレーして、しっかり乾せば多少の雨なら守ってもらえます。
長〜く愛用したくなる、理由がある
カシミヤニットには、見た目の高級感や肌触りなど魅力がたっぷり。値段が高いのも頷けるくらいの上質なものであることがわかりました。
きちんと手入れをしてあげることで長く愛用できる素材なので、この冬のお買い物リストに入れてみては?