“いじられ”と“いじめ”の境目って?両者の視点から人間関係を築くヒントを探ろう
わかちゃんわかちゃん
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“いじられ”と“いじめ”の境目って?両者の視点から人間関係を築くヒントを探ろう

いじられキャラ、辛いときありませんか?一歩間違えたらいじめにもなる、“いじり”。人間関係を上手く築いていくためにも、いじられ側といじり側それぞれの視点に立って、どうすべきか考えてみませんか?傷つくことを言われ、人知れず泣くことも、周りの空気を読んで我慢することもやめましょう。また、いじり方の見直しもしてみませんか?

更新 2019.01.06 公開日 2019.01.06
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それは、いじり?いじめ?

(あ〜…なんか学校行きたくない…。嫌なこと言われても、場の空気を壊すのが怖くて何も言えないし…)

“愛されキャラ”とも言われる、いじられキャラ。
でも正直、言われて嫌なことも我慢していたりするんです。

『ねぇ、それっていじめじゃない?』

「本気で言ってるわけないでしょ?冗談だよ(笑)」
「いちいち真に受けたりして真面目だね」

なかなか分かり合えない、“いじられ側”と“いじり側”。
それぞれの視点に立って、どうすべきかちょっと考えてみませんか??

♡:“いじられ”側

自分の気持ちを大切に

突然ですが、あなたは自分の気持ちを大切にできていますか?
いじりとして酷いことを言われても、“いつものことだから”と知らず知らずのうちにストレスをためこんでいませんか?

あなたが嫌だと思ったなら、それはいじりではなく、立派ないじめです。

「いじられキャラってオイシイ立ち位置だよね」

そんなことはありません。
女の子はみんな、酷い言葉を言ってくる人たちのために生きている訳ではないはず。
嫌なものは嫌、意思表示をしっかりしましょう。

そんなことできたら悩んでないから!

とは言うものの、相手に「そういうのやめてほしいんだけど」なんて簡単に言えたら悩んでないですよね。

そこで考えてみましょう。
その相手は、自分のことをいじってくる点を除けば付き合っていたいと思える相手ですか?

そこが今後相手と友達を続けるか否かのカギです。

直してくれるなら付き合える、と思えるなら分かってくれるまで根気よく、真面目に話をしましょう。

もしそうでないなら、これを機に距離を取るのも一つの手です。

「今さら他のグループに入るなんてできない」という気持ちも分かりますが、このまま自分を傷つけ続けるほうが余程辛いことだと思いませんか?

そのまま返してみる

そもそも、相手が“いじりで人を傷つけている”という自覚がない可能性があります。

その場合は、自分が言われて嫌だったことをそのまま相手に返してみましょう。
そこで相手が怒ったら、気付いていない証拠。
または、自分がいじられるのは許せない、ということ。

「自分がされたらどう思うか?」ということを伝え、自覚させることも大事です。

♡:“いじり”側

笑っていても…

次に“いじり側”の立場から。

人をいじることも、やり方さえ間違えなければ周りの人を笑顔にすることができるはず。
何も全部が悪いわけではありません。

ですが、自分がいじったことにより、相手が傷ついている可能性があるかもしれないことを考えたことがありますか?

笑っていても、実は影で傷ついているかもしれません。

3つに分けて、客観的に見つめ直す

“いじり”側に回ることが多い人は、一度客観的に自分を見つめ直してみてください。

・デリカシーのない発言をしていないか?
・お笑い芸人のノリで酷い言葉を発していないか?
・いじった相手が“オイシイと思っている”と勘違いしていないか?

大きく3つに分けて、少し考えていきましょう!

デリカシーのない発言

まずは、デリカシーのない発言について。

例えば容姿のこと、成績のこと、家庭環境のこと…など。

デリケートな内容を面白おかしくいじっている場合は特に、自分が相手を傷つけていないか見直してみましょう。

いじられたことがトラウマとなり、コンプレックスに変わってしまう人もいます。
大切な友達のためにも、少し考え直してみて。

あなたはお笑い芸人ではない

次に、お笑い芸人のノリでいじっていないか?という点について。

お笑い芸人さんが誰かをいじって笑いを取っている場面、よくテレビで見ますよね。

このテンションで身近の友達をいじっていませんか?
ここで勘違いしてはいけないのが、
“あなたはお笑い芸人ではない”ということ。

芸人さんたちはプロです。
話術、信頼関係があったうえで、仕事として“いじり”をしています。

簡単に真似できることではありません。
そのノリはやめましょう。

本当に“オイシイ”?

最後に、自分のいじりによって相手が“オイシイ”と感じているかどうか?について。

例えば、飲み会での出来事。
イマイチ周りの人と打ち解けていない友達をいじったことで、その友達の殻が破れて、人間関係もいい方向へ進んだ…
これは“オイシイ”いじりのはず。
あなたのいじりによって、友達が増えた…なんて素晴らしいこと♡

でも…。

その飲み会で、友達の容姿のことをいじっていた場合は?
大勢の前で恥ずかしい思いをさせることになってしまいます。
全て相手が“オイシイ”と感じるいじりではありません。
良かれと思って、が逆に相手を傷つけてしまった…というオチにならないよう、ちょっと考え直してみましょう。

境目を忘れないで。

“いじり”と“いじめ”。
大きく違うように見えて、実は紙一重とも言えるほど近い関係なのです。

『これを言ったら相手がどう思うか?』をもう一度考え直してみませんか?
一生の友達、大事にしてくださいね♡

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