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どうして夏の終わりってこんなに切ないの。平成最後の夏のフィナーレを飾る映画

なぜか切なさを感じてしまう、夏の終わり。今年は平成最後の夏だからこそより切なさが掻き立てられる──。『時をかける少女』や『サマーウォーズ』、『WATER BOYS』そして『耳をすませば』や『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』まで夏のフィナーレを飾るにふさわしい映画5選をご紹介。

更新 2018.08.25 公開日 2018.08.25
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今年の夏が終わる

今年の夏が終わる

今年の夏が、平成最後の夏が、ついに幕を閉じる。

残暑の中吹く涼しい風。
うつむく向日葵。
物憂げに鳴くヒグラシ。
少し早く姿を見せるようになった夕暮れ。

どうして夏の終わりって、こうも切ない気持ちになるんだろう。

夏の終わりの切なさを抱かせてくれる映画をご用意いたしました。
今日の夜は切なさに浸りませんか?

時をかける少女

“Time waits for no one”

時をかける少女 DVD

¥1,618

『おおかみこどもの雨と雪』『バケモノの子』など数々のヒットを生み出した、細田守監督の原点とも言える作品。
原作の筒井康隆の同名小説『時をかける少女』を再構築した、SFアニメーション映画です。

高校2年生の紺野真琴は、時間を飛び越えて過去に戻る力「タイムリープ」を手に入れる。
真琴は何度もタイムリープして、何気ない日常を思う存分満喫していた。
何があっても大丈夫、また戻ればいい、何回でもリセットができる。
そんな楽しい毎日が続くはずだった。
そう、いつも一緒にいた友人の秘密を知るまでは。

一度きりの“今”を過ごす大切さ、失ってから気づく大事な人の存在。
映画中の“Time waits for no one(時は誰も待ってくれない)”というセリフが心に残ります。

かけがえのない瞬間である“今”を大事にしようと思える、そんな青春映画です。

サマーウォーズ

“よろしくお願いしまああああす!”

サマーウォーズ DVD

¥3,787

『時をかける少女』と同じく細田守監督の作品。
「これは新しい戦争だ」「つながりこそが、ボクらの武器」がキャッチコピーのSF青春アニメーション映画です。

数学が得意な高校2年生の小磯健二の平凡な夏休みは、憧れの篠原夏希先輩の婚約者役を頼まれ、実家に連れて行かれたことから急変した。
現実と密接に関連しているインターネット上の仮想世界「OZ」が乗っ取られ、健二は徹夜で解決策を探し出す。

まさかそれが「世界の終わり」への引き金になるとも知らずに──。

当初は自分に自信がないように見えた健二の成長が、「あきらめたら、解けない。答えは出ないままです」という台詞を通してうかがえます。
家族の団結や家族愛まで描かれた、そんな青春映画です。

WATER BOYS(ウォーターボーイズ)

“ここで恥をかく方が一生ダメなままよりいいだろ”

ウォーターボーイズ DVD

¥2,117

『スウィングガールズ』『ハッピーフライト』などの作品を手がけた、矢口史靖監督の作品。
唯野高校の水泳部の顧問に、美人な新任女教師がつき、その人気っぷりから部員は増加。
しかし彼女が指導するのはシンクロナイズドスイミング。
鈴木智達は男だらけのシンクロナイズド・スイミングをやらされる羽目に──。

見どころは最後のシンクロシーン。
数々の泳ぎのテクニックを見せるも、そこに至るまでの思春期特有の倦怠感などが描かれ、どこかノスタルジックな想いを彷彿とさせます。
スッキリとした爽快感が味わえる映画です。

耳をすませば

“雫、大好きだ!”

耳をすませば DVD

¥3,660

スタジオジブリの宮崎駿氏がプロデュースと脚本を努めた、近藤喜文監督による青春アニメーション映画。
明るく読書好きな月島雫は受験勉強が本格化する中学3年になっても図書館で本を読みふけっていた。
そして図書館の貸し出しカードに「天沢聖司」という名前を発見し、雫が読む本には必ずといっていいほどその名前があることに気づく。
雫は聖司の生き方に強く心を動かされ、聖司に惹かれていく──。

誰もが一度は体験したことがあるような悩みに一喜一憂する雫の姿と自分の思春期の思い出を、重ね合わせてしまいます。
淡い恋愛を通して、思春期の不安や乙女心、憧れが描かれた青春恋愛映画です。

打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?

“かけおち、しよ”

打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか? DVD

¥3,000

総監督を務めるのは社会現象化した『化物語』『魔法少女まどか☆マギカ』の新房昭之氏。
夏休みを迎えた、とある海辺の町。
島田典道は転校して離れてしまう及川なずなを助けられなかった。
そんな中、海で不思議な玉を見つけ投げつけた。
すると、いつのまにか連れ戻される前まで時間が巻き戻されていた。
繰り返す、夏のある一日。
花火が上がるとき、恋の奇跡が起きる――。

そしてラストは、本作のためのコラボレーション、“DAOKO×米津玄師"による切なくも美しいメロディの主題歌「打上花火」。
繰り返される夏の1日、少年と少女の瑞々しい恋と冒険を描いた恋愛青春映画です。

夏にお別れを告げて

私の夏のフィナーレを飾った2時間。
なんだか切なくて、涙が出てきそう。
ありがとう、またね。

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